2010年4月30日金曜日

フレッシュマン・ブルーズ

街を歩けば、フレッシュ!な人々が目立つ季節になった。
真新しいスーツで新人研修に向かうと思われる新入社員一行。
こないだは新人歓迎コンパの集団を新宿でいっぱい見かけたなあ。
小学校や幼稚園に新しく入る子供たちも勿論。

自分もちょうど20年前の今頃、東京に出てきて大学生活をはじめたんだよな。
入学前の間、初めて自分で稼いだアルバイト代(親戚の家業の手伝いをした)で、エピフォンのカジノというギターを買ったのをよく覚えている。

嬉しかったなあ。
それまで持ってたのは中学生のときにお年玉で買った1万5千円の安いストラト。確かスクワイア・ブランドの中古で、まあ夢中で触ってたけど、やっぱりボロいし、なんか自分でペインティングしはじめたらきったない色になっちゃったりで。

カジノを選んだのは、ジョン・レノンや60年代のキース・リチャーズが使っていたし、セミアコならブルースやR&Bをやるにも適しているだろう!と思ったから。
ナチュラルカラーだとジョン・レノン寄りすぎるし、サンバーストはありきたりかな、と思って、チェリーレッドにしました。目立つし、マジックサムの「West Side Soul」が好きだったので、ジャケでサムが持っているイメージがとてもカッコよかったのだ。

実際生でもそこそこ大きい音が出るし、弾いていて心地よいギターだった。
はじめてスタジオに入り、大きなアンプで鳴らしてブルーズを弾いたときは、自分がちょっと上手になったと勘違いさせてくれたなあ。

その後色々なギターを手にし、最終的にたどり着いたのが、一番最初に買ったストラトモデルだった。フェンダーUSA、70年代ビンテージと、カスタムショップにグレードアップはできたけれど。

カジノはずいぶん前に手放してしまったけれど、もう一度弾いてみたいギターではある。もう一度あのときのようにブルーズを弾いたら、今はどう響くのだろうか。

2010年4月26日月曜日

次回FREEFUNK発射は5/30/2010(日)、新宿より!

Ustreamもなんとか終わり、次はいよいよライブ、そしてレコーディングの続きへ。

次回のライブは5/30(日)、新宿のゴールデンエッグ。
イベント名、というほどではないけれど『本日モ晴天ナリ』、とつけてみました。
この日の出演者がサイモンガー・モバイルさん、ニヒルブラザーズさんと、なんだかとても快晴!日本晴れのような楽しい音楽なのでイメージに合うかなと思いまして。

あと、ちょうど梅雨入り目前ということもあり、いい天気、いい音楽を愉しみましょうよ、という意味です。それ以上の深い意味は・・・・無い。

サイモンガー・モバイルは、大型ファンクバンド「サイモンガー&ファンク」の中心人物たるサイモンガーさんの独自プロジェクトで、名前のとおりモバイルできるガジェット(ニンテンドーDS)などを使ってライブをやるというもの。
YouTubeにいくつか映像が上がっていますので、是非見てください。とにかく楽しい!
楽曲はサイモンガー&ファンクで演奏される曲も多いので、アレンジの違いが楽しめます。
サイモンガーさんの歌詞はすごくツボでして、タイトルだけでもうクスっと笑いたくなる独自の世界観。

今回のライブではしかも、サイモンガーさんの曲「シェフ脱帽」をわれわれがバンドアレンジで参加(逆?FFにサイモンガーーさん参加?)させていただく企画もやることになりました。
事の経緯は以下に詳しいです。先日書いたリミックスが事の発端ですね。


http://togetter.com/li/14852

もう1組のニューオリンズピアノトリオ、ニヒルブラザーズさんも面白いです。
ピアノ&ボーカルの木村さんが、なんかいいんだよなあ。個人的には木村さんがマラカス振りはじめる瞬間が最高にスキです。
ベースレスなのもこのグループの特徴で、あえてそこにこだわってるんでしょうね!って木村さんに聞いたら「いやあ、いいベースがなかなかいないもんで」って答えてました(笑)。
でも完成度非常に高いアンサンブルです。バンドのキャラクターが確立されていてすばらしい。

そんな2組の強力な共演者と一緒に盛り上がりますので、是非遊びに来てください。
我々FREEFUNKも、新曲(オリジナル)を投入予定です。
前回不在だったSammy、芽芽の二人ももちろん参加しますので。
あ、タイラー部長だけあいにく不在です。シバケン&エスパーでホーンはがんばってくれると思います!

5/30/2010(Sun) Live@Golden Egg, Shinjuku
『本日モ晴天ナリ』
open 19:00 / start 19:30
live: FREEFUNK / サイモンガー・モバイル/The Nihil Brothers
charge 2000yen+オーダー

梅雨直前!当分遊びに行けないかも!?
そんな春の最後を締めくくるべく、年中アタマの中が快晴(?)な3組でお届けするライブパーティ!
ココロが土砂降りモンスーン気候なアナタにも、フトコロに北風が吹いている不景気なアナタにも
とことんハッピーで楽しい音楽をお届けします!

サイモンガー・モバイル official website
The Nihil Brothers official website

Golden Egg Websiteはコチラ

2010年4月25日日曜日

Ustreamしてみた

Dayton ProjectのAkiHee氏と一緒に、今夜(昨夜か)Ustreamしてみました。
例年やってきた「ロジャー追悼」のトークライブを今回はUstreamで生放送、という事でトライしてみました。
なにせはじめての試みでややグダグダなところもありましたが、楽しんでいただけたなら幸いです。

印象としては、ネットにつながったPCとカメラ、もしくは最悪iPhone1台あれば出来ちゃうという事で、非常に可能性を感じました。
以下再放送的にご覧いただけるので、見逃した方も是非!
今後も時々やりたいと思います。
是非ご意見要望もお聴かせください。

http://www.ustream.tv/recorded/6404483

2010年4月22日木曜日

P.Funkよもやま話:ブーツィーがP.Funkに参加するまでのヒストリー

たまにはP.FUNK話を。

ブーツィー・コリンズとジョージ・クリントンの邂逅はP.FUNKのみならずファンク全般の歴史の中でもハイライトの一つだと思う。出会ったのは1972年、先日亡くなってしまったマリア・フランクリンがブーツィーをジョージに紹介したというのが定説だ。(本人たちもそう語っていると思う)

その後、ブーツィーは1972年のファンカデリックのアルバム「America Eats Its Young」に参加し・・・、というところまでは自然な流れなのだけど、その次にブーツィーが参加するのは1974年のパーラメントの「Up For Down Stroke」まで2年ほどブランクが空いているのだ。

この辺の経緯については数年前に出たパーラメントのCD BOXセットのライナー(河地
依子さんの渾身の執筆!)にも書かれており近年ようやくそのブランクが何であったのかは判明したのだけど、10代後半のころにP.FUNKにハマッった時に最初にぶつかった疑問がこのブランクだった。
さらに言えば、「ブーツィーはアルバムでベースは弾いているけど、ツアーメンバーとして一緒には行動をしていない」という事実。
そのあたりは当時まだ海賊版でしかなかったアースツアーのヴィデオなどで判明するのだが、ブーツィーは1976年にはソロデビューをし、ツアーはあくまで自身のグループでP.FUNKに参加という事だったのだが、あの2年間にブーツィーが何をしていたのか、はP.FUNKヒストリーにおけるちょっとした”ミッシング・リンク”だと思う。

その前後も含めてP.FUNKとブーツィーの関わりを軸に、彼の足取りを簡単にまとめるとこんな感じ。

1970
春 James Brownのバンドに兄Phelpsと共に加入

1971
James Brownの元を離れ、House Guests結成
Phelps Collins(g), Rufus Allen, Clayton "Chicken" Gunnels(tp), Frank "Kash" Waddy(ds), Ronnie Greenaway and Robert McCullough(sax)

"What So Never The Dance" pt. 1 /"What So Never The Dance" pt. 2 (1971)
"My Mind Set Me Free" pt. 1 / "My Mind Set Me Free" pt. 2 (1971)
2枚のEPをリリース

1972
・Bootsey Phelps and the Complete Strangers / Fun In Your Thing (pt1 & pt2)

・Funkadelic「America Eats Its Young」発売
ブーツィーによる曲”Philmore”収録

1973
・Funkadelixアルバム「Cosmic Slop」発売
ブーツィーは不参加だが、タイトル曲は一説によればブーツィーのグループがライブのオープニングで演奏していたとも

1974
・Bootsy Phelps And Gary / Together In Heaven (part1) b/w Together In Heaven (part2)リリースWilliam Collins Music BMI 740536 Philmore Sound
keyboardのS.Talbert=Sonny Talbert、Sunのメンバーだったこともある。Bootsyの1stソロアルバムにもクレジットあり

・Parliamentアルバム「Up For The Downstroke」発売
パーラメント名義では4年ぶり、カサブランカとの契約
タイトル曲にベース、曲つくりで参加、Parliamentとしては初めてのヒットとなる(Billboard R&Bチャート10位)

1975
・Funkadelic / Let's Take It To The Stageに「Be My Beach」収録
ジミヘンの物まねをルーツとするBootsyの歌い方がはじめて披露されている
アルバムには"Alumni Funkadelic"=ファンカデリック同窓会としてEddie HazeやBilly Bassらと共にクレジットされている

・Parliament / Chocolate City発売
上記の「Together In Heaven」をリアレンジの上収録

1976
・Parliament / Mothership Connection発売
ジョージ/ブーツィー/バーニーの黄金体制の確立、ヒット曲「Give Up The Funk」収録

・Bootsy's Rubber Bandとしてワーナーよりソロデビュー
(同時期にFunkadelicもワーナーに移籍)

こうしてみてみると、おぼろげながらブーツィーが試行錯誤、いろいろと手探りをしながらP.FUNKに合流していく状況がわかる。

つまりこういうことだと思う。
一度はジョージと知り合い、意気投合をしたものの自分自身のグループで活躍したいという希望を捨てきれないブーツィーは、一度はオハイオに戻りマイナーレーベルからEPをリリースしたりして試行錯誤を繰り返していた。

水面下ではジョージたちとの交流は続いていたものの、ブーツィーにとってはジョージのバンドメンバーになる事が希望ではなかった。しかし1974年、ジョージはパーラメント名義でカサブランカとの契約を獲得するにあたり、状況は変わる。

ジョージはヒットソングを作るべく、ブーツィーの才能を必要としていた。
そしてジョージとブーツィーは”ソングライティングチーム”として協力しあい、
ブーツィーは音楽センスをジョージに貢献し、
ジョージはヒット曲を出すことによってブーツィーにソロ契約のチャンスをもたらした。

お互いの利害が一致し、協力体制をとっていくに至った流れが見えてくる。
クレイジーなアイデアは溢れるほどにあるのだが、未だ音楽性がまとまりきらないジョージ。
プレイヤーとしての才能は溢れるほどにあるのだが、個性を確立できず契約を獲得できないブーツィー。
この二人がこうして出会ってくれたこと、あるいは二人を結び付けてくれたマリア・フランクリンにはただ感謝、というのがすべてのP.FUNKファンの気持ちではないだろうか。

幸いなこと(?)に、YouTubeにこの時期の曲(いずれもEPのみのリリース)が多くアップされているので、聴いてみるとサウンドスタイルや音楽性をどんどん確立していっているのがわかるはずだ。
JBのバンドを抜けた直後はまだ、JBマナーのスタイルが色濃く出ているが、1974年の本格合流直前にリリースした「Together In Heaven」ではベースプレイも、ほぼ完成されている。ボーカルにはゲイリー・マッドボーン・クーパーも加わり、これでホーンセクションが入ってくれば、ラバーバンドのアウトテイクといわれても信じてしまうと思う。
そしてこの「Together In Heaven」はシンプルに「Together」とタイトルを改め、1975年のパーラメントの名アルバム「Chocolate City」に収録されたのだった。
個人的にはこの曲を含め、「Chocolate City」というアルバムは、爆発寸前の凄まじいエネルギーを感じる。





2010年4月21日水曜日

何とかなるさ

こういうご時世もあるのだろう、身近な人も含めて皆悩んだり、考えている。
自分だって、これまでも色々な荒波をヒョイと潜りぬけて「航海」してきた自身はあるが、
今程タフでないとやっていけない時代もないかな、と思ってしまう事もある。

くよくよするなよ、皆。
何とかなるさ。

昨日書いた憂歌団の大好きな1曲に「嫌んなった」ってのがあるのだけど、

嫌んなった
もうダメさ
だけどクサるのはやめとこう
陽の目をみるかももこの俺だって

って歌詞があった。
それがきっとブルーズを抱え続けるってことの意味なんだろうな。

2010年4月20日火曜日

ハイスクール・ブルーズ

友人のハーモニカプレイヤー、Hirokingのブログを観て、ちょっと妬けたー!
元憂歌団、という説明はもはや不要だと思うけど、木村充揮さんとの2ショットが載っているのだ。
http://hiroking-harp.jugem.jp/?eid=55

木村さんと言えば、高校生の頃の「アイドル」の一人。
当時、憂歌団はテレビなんかも良く出ていて、渋い歌声と最高にブルージーなサウンドに釘付けになったものだった。
あの頃に憂歌団を知る事ができたのは、本当に良かった。

教えてくれたのは当時の悪友のS。
「あんな風に歌えるようになるには、相当酒飲まないとね」
なんて酒も飲めない高校生が、土曜の午後に奴の自宅で、ギター弾きながら語り合ってたなあ。
♪イヤんなったーっ、て歌ったりね。

大体まだオンナの子とまともにつきあった事もないくせに、
「オンナに逃げられちまった」みたいなブルースを歌おうとする矛盾(笑)。
青春はなんて酸っぱいんだろう。
「甘酸っぱい」んじゃないんですよ、「酸っぱい」の。

夏の部室のロッカーのような匂い。
生えたての脇毛からする匂い。
はちみつレモンのような味(これは甘酸っぱいのか)。

それがハイスクールブルーズだった、と書けば話も多少、まとまるかな?

お笑い芸人の、品川庄司のよくシャベる方が作った映画みたいな青春とは対極だった。
というかああいうのを青春と思う人とは、ちょっと仲良くなれないかも知れない。
文科系男子帰宅部は、陰鬱な学生時代を過ごしたのです。そして音楽だけが癒してくれたのです。

久々に憂歌団を聴きたくなってきた。
いつかオレも木村さんとガッチリ握手して、感謝の意を伝えたい。

2010年4月19日月曜日

スタジオリハ

昨夜は久々のバンドリハ。
全員久々に!と思いきやシバケン、タイラーが欠席。6人となってしまいました。

予定していた曲全部は着手できなかったけど、オリジナルの新曲2曲がいい感じに仕上がりそうなところまで漕ぎ着けられたのは良かったかな。やはりオリジナル曲がしっかり演奏できないことには、いくらカバーを増やしてもちょっと、って感じです、フリーファンクについては。

新曲2曲は次の作品として録音をしたものなので、音源をお聞かせできるのはまだ先ですが、ライブでは先行して演奏することになりそうです。

1曲は「Night Flight」というタイトルの曲。
フリーファンクシャトルが夜間飛行をするイメージで作りました。歌詞の中にも「Second Coming Of Freefunk Shuttle」という一節があるので、ライブで定番となっている「Freefunk Shuttle」の続編的な曲です。
但し、あれほどアッパーな曲ではありません。
もっとクールというか、セクシーな曲です。夜間飛行ってのも、そういうコトのメタファーと思ってもらえれば。

ホーンリフがとてもクールで気に入っているアレンジなので、ライブではぐっとメリハリを効かせてホーンリフを聴かせる流れを作ってみました。Sammy兄さんの自由にのた打ち回るようなピアノやソロも素敵です。

もう1曲は、前の日記でも書いた芽芽ちゃんによる「Attention Please」
これは思っている以上にライブアレンジがよくなりました。
録音したものは、ハッキリ言えばLogicを使って「打ち込んだ」ものなので、ドラムやシンセベースなど、全てMacの中のソフト音源で作っています。
そういう曲をライブで演奏する場合、プロアマ問わず多いのは、
音源を鳴らしながら、生楽器で差換えるものは差換えるというパターンかな。
ベーシックなトラックは卓から流しておいて、コーラスとか、ギターソロとか、生でないとフィーリングが出せないものは合わせて演奏する、そういうの。

それはそれで否定はしませんが、フリーファンクには似合わないし、あくまで全て生楽器に置き換えるというのが好きです。ダイナミクスや音色、構成なんかも含めてライブアレンジに置き換えていくのが一番好きなのです。
自分ではこの「Attention Please」は、なんとなくライブアレンジにしてもいい雰囲気にできるのではないか、という期待をしていました。
もともと曲を作り始めた時点から、ライブでも演奏できることを想定して作っていたというのもあります。
音色選びやミックスをする上では、あくまで録音物としての完成度に重点を置いて作業を進めてきましたが、そういう傍ら、アタマの中で「ライブでやるなら、きっとホーンはこうなるな」とか、「シンセベースだけど、こういうフレーズなら生ベースに置き換えてもいけるな」とか、考えていました。
で、実際に昨夜トライしてみてその考えが間違っていなかったなあと実感できたわけです。

この曲はきっとライブでも盛り上がる1曲になるんじゃないかと期待しています。

という事で、まだ曲をどこにもアップしていないのにツラツラと書いてしまいましたが、いずれの曲も自身を持って演奏できる手ごたえがありますので、早くライブでお披露目したい!
次回ライブ(5/30)にはきっと演奏することになると思います。
それまでに、いっそう完成度を高めたいと思います。

2010年4月18日日曜日

ミックスダウン中!

昨夜はフリーファンクスタジオa.k.a.オレん家にて、芽芽ちゃんとミックスダウンおよび曲作りをしていました。

ミックスをしたのは昨年から手がけている芽芽ちゃんリードボーカルのエレクトロ・ファンクの曲。
初めてLogicで全面的に曲作りを進めたのですが、いい感じです。
最初はちょっと現代風な要素もあったのだけど、アレンジを進めるうちにフリーファンク色が出てきました。
ミックスでもファンク特有の「大団円!」な感じに仕上がり、ライブでの演奏も楽しみです。

もう1曲は、打って変わって、ラフな感じが似合いそうな曲。
これも芽芽ちゃんが中心となる曲です。ピアノ1本で皆で歌うのがハマりそうな感じ。
この曲とあと1曲仕上げたいものが終れば、いよいよ録音作業も完了。

上記のミックスでも、いいアイデアが出てきましたので、どんどん進めなくちゃね!

写真はミックス作業の様子。

送信者 FREEFUNK艦長の航海日誌

2010年4月17日土曜日

シェフ脱帽

今度5/30のライブにも共演していただくサイモンガーさんの曲を、皆でリミックスしよう!という企画がありまして、Twitterで局地的に盛り上がってます。

原曲は「シェフ脱帽」という曲で、サイモンガーさんはこんな感じでライブされてます。
エレクトロファンク!
http://www.youtube.com/watch?v=VYyoDW_Yfw0

(ちなみに元ネタはコーミ ケチャップソースCMらしい)

皆さん色々なアレンジでやっていて、凄く面白かったので参加させてもらいました!
FREEFUNK版(っても私一人ですが)は、サイモンガーさんの破壊的なまでのファンクネス溢れるボーカルを活かすべく、ヘヴィファンク路線でやってみました。ファットバックとザップの要素を交えつつ。

以下から聴けます(ダウンロードも可能)なので、良かったら是非!
http://twaud.io/RyC

しかし、このボーカルの存在感はハンパないなあ。凄いです。
今度のライブでも是非このアレンジも使ってもらいたい(笑)。

他の皆さんのリミックスも含めてこちらからご覧になれます。何か楽しいですよー。
http://togetter.com/li/14852

2010年4月15日木曜日

リニューアルしました!

ご覧いただければもうお分かりかと思いますが、FREEFUNKのofficial websiteを全面リニューアルしました。
まだ更新作業をやらなくてはいけないところも残ってるのですが、段階的にリニューアルすれば良いところまでは完成したので、いったんこれでリリースしちゃいます。

更新をするのは、工事中になっている「Gallery」と、動画やライブ音源などを聴いていただけるページの追加かな。
かつての「Gallery」は非常に写真が充実していたので、段階的にこちらも移していきたいと思います。

全体的にはhtmlベースのものにしました。
スティーブ・ジョブスがFLASHを目の敵にしてるんで(笑)。
というのは冗談ですが、iPhoneで見れないのがネックだなと思っていましたので、Flashベースからhtmlベースに移行した次第です。まだ一部Flashベースのページも残ってますが、これも段階的にリニューアルします。

Diaryもこちらの航海日誌に移行して、外からでも更新できるようになったし、長文も読みやすくなりました。
Twitter全盛ですが自分の考えをまとめたり、出来事をまとめてお伝えするのはblogの方が適していると思います。
なので両方いいとこ取りをしていきます。

色々ご要望や意見もくださいね。

2010年4月12日月曜日

Get Ready For The Funk

新曲や、新しいカバー曲の準備をこの土日はしていた。
新曲は既に録音を終えたもので、順次ライブでも披露したいと思う。
いずれも早くライブで演奏したくてたまらないなあ。

カバー曲は、今までやってそうでやってなかったような曲も含めて選んだ。
昨日のBlogにも書きましたが、ちゃんと意味のある、我々ならではの選曲になっていると思う。
それにしても、何も考えてないようでしっかりアレンジされている曲はすごい。
いや、もしかすると何も考えず、気持ちいいかどうかを判断基準にアレンジをしたらこうなった!というものなのかもしれない。
そんな良い勉強にもなりますな。
「そっか!この2小節だけはどうしても、このサビの後に入れたかったんだ!」
みたいな感じで、もうずいぶん聴いてきたはずの曲も新鮮に響いて来る。

譜面や音源の準備は整った。
さあ、後はフィーリングだ。
これが一番肝心!
どんなに譜面を丁寧に作ったとしても書き表せないもの、それがフィーリング。
そいつはスタジオであわせよう。

2010年4月10日土曜日

As One!

次回5月のライブに向けて、新曲のリハや、新たなカバー曲を準備中。
フリーファンクにしか出来ない事、をやりたいと思う。
カバー曲は、ある意味バンドの力量とセンスを試される。
コピーじゃなくて、カバーであるという事が大事。

それはつまり、カタチだけを真似するのではなく、その曲の本質や、
オリジネイターが表現したかったメッセージ、世界感をしっかり自分たちなりに消化するという事だろう。つまり、物真似なんかしないよっていう気概が必要という事だ。

Pファンクを演奏するには、彼らのあの独特の世界感をしっかり把握していないと、ホント中途半端なディスコバンドみたいになってしまう。
世界中にPファンクのカバーをするバンドはあるが、YouTubeで観ても、正直あまりクオリティが高いと思えないものも多い。「お! やるな!」と思ったら実はオリジナルの人達の別プロジェクトバンドだったりする事もあるぐらいだ(笑)。
だからこそ、やりがいがあるというものだ。どうせカバーするなら、日本でナンバーワン、いや世界でも5本の指に入るぐらいの所は目指したい。

2010年4月5日月曜日

What's Going OnじゃなくてSuperfly

いきなり告白をしてしまうが、17、8年前の若い頃、僕はマーヴィン・ゲイの「What's Going On」がキライでした。名曲なのは勿論わかっていたし、マーヴィンは大好きなのだけど・・・。
もっとハッキリ書くなら、ド定番となっているあの曲を得意げに演奏するヤツらがキライだったのだ(笑)。
そこそこいい感じにやれてるソウル系のバンドが大抵「What's Going On」をしたり顔でアンコール辺りで演奏をする、あの感じがどうにもキライだった。
これはとてもひねくれた感覚だし、ある意味アンビバレンツな思いですね。
曲は好きなのに、そういう位置づけがキライということ。

あの頃はマービンの曲でいうなら「What's Going On」のような社会的なメッセージより、もっと大胆に”エッチしようぜ”っていう「Let 's Get It On」や「Sexual Healing」、パーティチューンな「Got To Give It Up」のほうがずっとかっこいいと思っていたし、ファンクだと思っていた。
今ではFREEFUNKでも「What's Going On」は何度となく演奏しているし、やはり名曲です。間違いなく代表曲です。
でも、実は今でもちょっとあの頃のような気持ちが捨てきれていない。


2月に高円寺のジロキチで、村上さんと一緒に演奏をさせていただいたカーティス・メイフィールドの「Superfly」。
実はこちらから村上さんにオファーしたのは「What's Going On」か「Superfly」あたり、というチョイスだった。

ご本人にメールでオファーしたのだが、非常に忙しいだろうしリハも出来ないだろうから、定番の「What's Going On」あたりですかね、というような事を書いたのだです。
ただ!上記のような思いが今でもどこか心の中にあって
「こういうときって大体ブナンにWhat's Going On選んでおけば、皆すぐ出来るもんな、でも・・・」
という気持ちがありダメもとで「Superfly」も選んでみたのです。セッション向けにこの曲をやる、というのは全く聞いた事がない。でもこの曲はフリーファンクの良いところを凄く活かせる曲だし、実際にORITOさんとも何回もやったし、村上さんのボーカルにも絶対はまる!と確信してました。

しばらくして、表参道でスライを見た後に飲んでいると、村上さんから電話。
「Superflyやります!」の一言。
感動しましたよ!リハもあまり出来ない中で、あえてこの曲を選んでいただけて本当に嬉しかったです。

そして、本番はもうご覧いただけたとおり。素晴らしいものとなりました。
ゴスペラーズの時とはまた違う、ソウルの野性味、官能美を持ち合わせた凄いボーカルで、バンドもグイグイ引っ張られました。

ジロキチライブ終演後にも、
”こういう時に「What's Going On」とかじゃないよね、やっぱ”
という話をさせてもらった。
そう、定番でお茶を濁しちゃいけないんです。そういう思いを村上さんも持っているという事が何か凄く嬉しかった。
ハードルを自ら高く掲げ、超えていくそのプロ魂に感動しました。

そんなわけで、What's Going OnじゃなくてSuperfly。
でも、次はまた違う事を一緒にやるのだろうなあ(笑)。

2010年4月4日日曜日

4/3(土)新宿Golden Egg発射完了!

フリーファンク・シャトル発射@新宿Golden Egg、無事完了しました!
共演の皆様、ご来場の皆様ありがとうございました!

フリーファンクは今回はSammy(key)、芽芽(vo)の2名を欠いた編成でしたが、ゲスト参加してくれた星川薫さん(g)、ヨースケ君(key&vo)のおかげでバッチリな感じでいけたのではないかと思います!
セットリストはこんな感じでした。

FREEFUNK
04/03/2010(Sat)

1.Cosmic Slop
2. Freefunk Shuttle
3. One Plus One Is One
4. In Time (w/斉藤ヨースケ keyboard & vocal)
5. 犬になれ(w/斉藤ヨースケ keyboard & vocal)
6. Plain Ol' Funky Song (w/星川薫 guitar)
7. Let The Music Take Your Mind (w/星川薫 guitar)
8. If You Wante Me To Stay (w/斉藤ヨースケ & 星川薫)
9. Thank You (Falettine Be Mice Elf Agin) ) (w/斉藤ヨースケ & 星川薫)

show started 21:20
shoe ended 22:22

ヨースケ君とは、前回の共演と同じく、スライの「In Time」を演奏しました。
この曲はとても難しいグルーブ感なのですが、前回はEbony-Bにフリーファンクのホーンとギター(自分)が加わる形でしたが、今回はフリーファンクにヨースケ君が加わる編成でした。いかがでしたか?
ヨースケ君にはフリーファンクの「犬になれ!」も参加してもらいました。
彼のオルガンが活きる曲だと思い、参加してもらったのです。

星川さんとは2曲やらせて貰いました。
1曲目は星川さんご自身のアルバムタイトル曲で、インストのカッコイイファンクナンバー。僕はとても気に入っています。
今後もまた演奏させてもらおうかな。

もう1曲は、まさしく星川さんのブルージーでファンキーなギターが炸裂した、「Let The Music Take Your Mind」。
元はKool & The Gangの曲ですが、Grant Greenによるカバーが有名です。
我々も今回はGrant Greenのアレンジをベースに演奏しました。
こういうねちっこいインストファンク、大好きです。

最後に2曲、お二人にも加わってもらいスライを立て続けにやりました。
今夜のライブはそういう訳でスライ3曲と、ちょっとしたスライ特集だったかも。
「Thank You」はフリーファンクでいつでも出来るように準備している曲だったのですが、実際にちゃんとやるのは初めてでした。意外なことですが。

お二人とは今後もちょくちょく一緒にやらせていただくと思います!
あー、楽しかった!