2013年2月27日水曜日

RH Factorライブ

昨夜はブルーノートにてロイ・ハーグローヴ率いる
RH Factorのライブを観てきた。
ジャズ編成でのライブは観ていたけど、
RH Factorでのライブは初めて。
アルバムはいずれも素晴らしかったので期待をして観にいった。
内容は、期待どおりの素晴らしいものだった。

銀の上下の衣装をまとい、
クールにトランペットを吹くハーグローヴ。
ホーン編成アルトサックス、バリトンサックス、そしてハーグローヴのトランペットと
いい感じだ。

ワウをかけたトランペットとかになると、
どうしてもマイルスっぽくなるのは致し方ないというか、
大好きなんだろうなと思った。

ライブの中盤からはキーボードの女性が歌い、これまたいい感じ。
ドラムの人とハーグローヴが時折コーラスを入れるが、ユニゾンコーラスで
これまたP-FUNKぽい。

ライブの後半にはファンクジャム的な流れになり、
ファンカの「One Nation Under A Groove」〜パーラメント「Give Up The Funk」
そしてバーケイズの「Let's Have Some Fun」の冒頭のコーラスフレーズから
キャミオの「I Just Want To Be」へ、というめちゃ濃厚なファンクナンバー。

しかし客席の反応はイマイチであった(笑)。
これがNYあたりのライブなら、大盛り上がり間違いないのだろう。
実際、ハーグローヴとかこのあたりのシンガー、ミュージシャンは皆
P-FUNK大好きなんだろうな。

客席が普段からクリントンやブーツィーのライブを観ている人たちなら、
ここで大盛り上がりなんだろうけどね。

その後にはRH Factorのアルバムでディアンジェロをフィーチャーしてた、
やはりファンカデリックの「I'll Stay」のカバー。
これも素晴らしかった。

という事で、RH Factorの素晴らしさを満喫しつつも、
いかに若い世代にもP-FUNKの素晴らしさを伝えていくのが
FREEFUNKの役目の一つだな、と再認識した夜だった。

2013年2月19日火曜日

ありがとう!

今日は自分の誕生日ということで、
沢山の皆さんからお祝いのメッセージを戴きました。
本当にありがとうございます。
厄年まっただ中ですが、よき1年になるよう
前向きに進んでいこうと思っています。

皆さんへのお礼というわけではないですが、
近々FREEFUNKの新曲をネットにて公開する予定です。
2013年現在の我々が歌いたいこと、伝えたいことを曲にしたので
是非聴いてね。

昨夜はSammy兄、ふーちゃん、いけ君とブルーノートで
ラムゼイ・ルイスを観てきました。
77歳という年を感じさせない素晴らしいライブ。
ライブの音量もいい具合で、大音量のライブじゃない醍醐味もあり、
途中でフィリップ・ベイリーが出てきてからは
お約束のアースメドレー。
でもやはり最期は「Sun Goddess」で締めくくり。
楽しい夜でした。

今日はなんとか9時過ぎには家に帰り、家族と
美味しいシャンパンとご飯でお祝いしてもらいました。

なんだか充実した今日このごろです。

さて、新曲の最終マスタリングを仕上げなくちゃね。

ご期待下さい!
次回3/23のライブでも披露をする予定です。

2013年2月13日水曜日

Angel Winbushは素晴らしかった

日曜のことだが、ビルボードライブで
アレクサンダー・オニールを中心としたライブを観てきた。
ゲストにはシェレル、そして目当てのアンジェラ・ウィンブッシュ。
メインはアレックスの名義だったので、事前には何となく
アレックスを中心にゲストでそれぞれが2、3曲歌うのかなという想定をしていた。

しかし、意外なまでに良い意味で裏切られた。
のっけからアンジェラ姐さんが登場し、5〜6曲は演奏したのではないだろうか。
このまま、アンジェラのショーでも十分ではないかという気持ちにすらなった。
観客をいじりながら、緩急つけて盛り上げていく。
曲をしっかり知らなかったとしても
アンジェラの見事な歌唱とライブ運びでもって
皆がその場の空気の中にぐいぐい引き込まれていく。
そういう濃厚なライブだった。

最前列の男性を二人ばかし目星を付け、一人をステージに引っ張り上げ、
ひざまつかせたり、とにかく客席をいじる(笑)。
自分だったらあんな最前列でアンジェラ姐さんと対峙する自信が無い(笑)。
次回は是非アンジェラの単独ライブを観たいと思った。

アンジェラの後にはシェレルが登場。
さっそうとした歌いこなしで、80年代の懐かしいあの雰囲気がよみがえってくる。
きらびやかなサウンド、DX7やRoland D50のようなデジタルシンセの音だな、と思った。
そういうサウンドを生バンドで駆使しながらライブをする今回のバンドもなかなか良い。

シェレルが数曲しっかり歌っていよいよ最後にアレックス登場。
さすがに歳をとったな、と思てしまったが、歌声は最後のソウルミュージック世代ともいうべき感じで、
良かった。
正直、熱烈なファンと言うわけじゃなかったのだけど、
聴いた事のあるヒット曲があるというのはやはり強い。
ただ、卓でのミックスの感じなのか、やや声がこもっているようにも思えてしまった。
ハイもローもしっかり聞こえるアンジェラと比較すると、
音の帯域が少し狭い印象。

最後にはシェレル、アンジェラも一緒に登場して盛り上がった。
正味90分以上のショーだったので、いつものビルボードライブのボリュームから言えば、
大満足だったと思う。

きらびやかな80年代後半の、
ちょっとバブルの匂いのする音楽を六本木で聴く。
そんな感じで客席もどことなく、その世代の人が点在していたように思う。
「バブル世代」はややネガティブな響きがあるが、
あの頃の音楽にはちっともネガティブな響きは無くて、
むしろとってもポジティブで華やかな気分にさせてくれる音楽だ。

今回みたいな企画性の高いライブを是非またやってほしい。
もう少し時代を後にすれば、今度はネオクラシックソウル世代にヒットするものもあるだろうし、
もう少し時代を前にすれば、80年代初頭、まだギリギリファンクバンドやコーラスグループが
活躍をしていた頃のイベントも出来るのかもしれない。

アンジェラ姐さんの単独再来日も強く要望!

2013年2月10日日曜日

新曲の歌入れ録音

今日は先日から制作を進めている新曲の
歌入れ録音をしてきた。
ここが肝心。
皆良い演奏をしてくれたのだから、気持ちよく歌えるし
演奏に応えなくてはね。

という事で2曲の新曲を無事歌入れ終えました。
今回の曲はもともと、とてもシンプルな曲とアレンジで考えていたので、
時間もそれほどかからなかったというのはあるけどね。

今回は初めて、桃花との歌入れ作業という事で
とても新鮮だった。
彼女の歌の良い部分がちゃんと出てると思う。

それにしてもありがたいのは、
僕のテキトーな(笑)歌メロにちゃんと乗せてくれてること。
芽芽ちゃんの時もそうでしたが、一緒に歌を合わせてくれる皆さんのおかげです。

まだまだ、どのキーだと一番桃花の歌声を活かせるか、とか
わかっていない部分も多いので、その辺は今後の課題だけど
最初に録音した曲としては十分いい感じになっていると思う。

さて、この後は少しギターを録音し直したりして
いよいよミックスへ。
そこで本当に曲が完成になるので、
まだ皆さんにお聴かせできるまではあと少し。

でも早ければ2月の終わり頃までには1曲はお聴かせできると思います。
お楽しみに!

2013年2月6日水曜日

ホーンレコーディング

先週の土曜はホーンセクションとの録音作業だった。
トランペットのエスパーが休業中につき、
前任者の横山パパに急遽参加してもらい、
タイラー、シバケンと作業。

今回のノルマは2曲で、
あと1曲は時間があればという事だったが、
無事に2曲のノルマはこなせました!

午後の15時から22時まで7時間。
途中準備もあるし、アレンジをしながらの録音だったので
少し時間かかった部分はあるけれど、
いいホーンアレンジと演奏だったので
バッチリ!

作曲者が欲しい感じのアレンジを持ってきてくれたので
アレンジ面で煮詰まるということが無くてよかった。

今回は初めて、MacBook Airを使っての録音だった。
これまでずっと、外での録音にはコルグのハードディスクレコーダだったけど、
作業効率や音質、移動など考えて待望(?)のDAW環境に移行。
自宅での録音ではすでに使っていたけど、
外での作業に問題ないか、ぶっつけ本番で不安な気持ちもあったけど、
かなり快適に進めることができたと思う。


録音日直前に届いたオーディオインターフェイスも
何ら問題なかったので良かった。
ハードディスクレコーダーのいい点は、専用機だから
OSの不具合だとか、機械の相性だとか、
そういう細かい点は気にしなくていいことなんだけど、
何度も同じ箇所を録りなおしたり、
気軽にエフェクトをかけて仕上がりを確認したり、
他のトラックの波形を見て、リズムが揺れてないかを確認するとか
そういう作業はやはりDAWのほうが良い。

ホーンチームからも録音はやりやすかったという評価だったので、
今度の歌入れは勿論のこと、
暫くはDAWをベースにした録音作業になりそう。

歌入れが今度の土曜日にあるので、
それが完成したらいよいよミックスダウン。

この2曲はおそらく、春の訪れの頃には皆さんに
お聴かせ出来ると思います。
そのために作っている曲なので、どうぞお楽しみに!

写真はホーン録音中にシバケンがさぼって
スタジオの外から撮影したもの。


2013年2月4日月曜日

The Meters Experience!

金曜の夜は、タイラー、エスパーと3人でビルボードライブにて
「The Meters Experience」のライブを観てきた。
元ミーターズのレオ・ノセンテリが中心となったセッションバンドという趣で、
ドラムにはGalacticのスタントン・ムーア。
ベースはビル・ディケンスという人でジャズ/フュージョン界隈で活躍する人らしく、
7弦ベースを多才に操っていた。

ミーターズといえばやはり、ベースのジョージ・ポーターJrに、
ドラムのジガブー、そしてアート・ネヴィルのオルガンあってだから、
いかにスタントン.ムーアを従えていようとも、
これをそのままミーターズと受け止めるわけにはいかないのだが、
レオ・ノセンテリがギターをつま弾けば、確かにあのフィーリングを感じさせてくれるのだった。

ゲストには、元JB〜P.Funkのフレッド・ウェズリー。
そしてやはりP.Funkの中心人物バーニー・ウォーレル。
この二人が参加するとなっては、見逃すわけにはいかないライブだと思ったし、
実際素晴らしかった!

ミーターズの曲、JB'sの曲、そしてP.Funkの曲をほどよくチョイスし
ファンクセッションな感じで演奏をしていた。

まずはミーターズの曲からは
「Stay Away」「Cissy Strut」あたりからスタートし、
会場内も盛り上がっていく。

そして途中、フレッドとバーニーが呼びこまれ、
まずはフレッドのカウントでJB'sの「Pass The Peas」から。
ホーンがフレッドのトロンボーンだけというのが惜しい。
よかったらエスパーとタイラーをそのままお貸ししたい気分だった(笑)。

そして、フレッドの持ち歌といえばコレ「House Party」。
メイシオ・パーカーがリズミカルな歌い方をするのとは対象的に、
フレッドは、ちょっと粘っこい歌い方をするのが面白い。
コール&レスポンスもバッチリ。

で、その後にバーニーが紹介され、オルガンソロからのシンセソロ。
シンセでは「Flashlight」のベースラインも披露してくれた。
最近使っているMoogの音だとおもうが、やはりバーニーがあのフレーズを弾けば
テンション上がってしまう。

で、何をいくかと思いきや、「Red Hot Momma」!
バーニーはソロのライブでも度々この曲を歌っていたからだと思うが、
まさかこの曲を演奏するとは思っていなかったので、
我々FREEFUNK一行は大盛り上がりだった。
痛快きわまりない選曲と演奏。

そして「We Want The Funk」のコールをして、
やはり「Give Up The Funk」になだれこむ。
会場内も最高の盛り上がりとなった。

いずれもエンディングはちょっと危うかったし、
スタントンはこの手のP.Funkが苦手に違いない(笑)。
P.Funkのドラムって基本ハネてなくてフィルでスイングするからね。
ミーターズの曲と比べるとスタントン、ちょっと地味だったかも。

最期に「Hey Pockyaway」でクロージング。
これもまた大合唱でとても素晴らしかった。
ハンカチを降るのを忘れてしまったのが反省点かな。

カチッと決まったライブも悪くないが、
こういうファンクセッションライブを観れるのも楽しい。
何より本家本元の人達が自分たちの曲でセッションをするのだから、
悪かろうはずがない。
是非こういう企画でまたライブをやってほしい。

ミーターズは是非オリジナルメンバーで再結成してほしいけどね。
バーニーも、ソロライブで来てくれないかな。
サイドメンのバーニーは勿論素晴らしいけれど、
こんなにバーニーのオルガンやシンセなど演奏を堪能出来たのは久しぶりだ。
是非またやってもらいたい。






終演後は、普段はあまりそういうことしないのだけど、
さすがにこの夜はサインのおねだりをしてしまった。




















さらに、
マイギターヒーローであるレオ・ノセンテリと。
20年前にクアトロで観た頃より、だいぶ体が大きくなった(笑)。


























そして、やはりこのお方と。
バーニー・ウォーレル!The Wizard Of Woo!!