2018年6月27日水曜日

New Songs

先日の新宿ゴールデンエッグでのFunk Explosionライブで、
2曲、新曲を演奏した。
1曲はずいぶん前、それこそ4枚目のアルバム「The Return Of Funkaphonics」を制作していたときに作ったデモで、
ベースは遊佐っち、鍵盤(クラビ)はSammyが録音というところまでやったものだ。
歌詞もなく、イメージをそのまま保存していたような状態だったが、気に入っている曲だったので
いつか形にしたいとおもっていた。
そして最近、歌詞が閃いて出来たのが
「P-Funkって・・・何だ!?」という曲。

わかる人にはわかるが、このタイトルはロジャー・トラウトマンのソロアルバムの邦題からだ。
原題は「MANY FACETS OF ROGER」。
最高のファンクアルバムなのだが、この「P-Funkって・・・何だ!?」という根源的な問いかけに、
答えを用意した、そんな曲になった。

もう1曲は「レコード」って曲。
ストレートなタイトルだけど、十代の頃、初めてレコードを買ったり探したりしたときの
ドキドキ感を歌いたかった。
また曲中には大好きなミュージシャンの名前も色々と出てくる(ここにもP-Funkは登場する)。
インターネットもSNSもなかった時代。
ラジオや雑誌のわずかな情報と、レコードの帯に書かれた売り文句。
それぐらいが頼りだった中で、1枚数千円のレコードを買うというスリル。
今じゃApple MusicやSpotifyで何でも聴き放題だけど、
そうやってレコード屋で音楽を探すのも、また楽しいよって歌だ。

はっきり言って先日の演奏はまだまだ。
理想には程遠い。
デモはしっかり作り込むが、バンドメンバーがこれらの曲を腑に落ちるまで演奏しないことには、
自分たちの曲を演奏してる感覚になれないだろう。
でも演奏するごとにものにできるよう、しっかり練習とライブをやろうと思う。

さて、まだ演奏をしていない新曲が色々ある。
次回の7月のFREEFUNKライブでも、新曲を投入しようと思っている。
1曲明確にデモを完成させているのは、毎年訪れている石巻でのOre-Fesのことを歌った曲だ。
これは秋に石巻に行くまでにはクオリティをあげていきたいし、できれば録音までこぎつけたいところだ。。。

【次回FREEFUNKライブ】
7月21日
新宿GOLDEN EGG
FREEFUNK / サイモンガー・モバイル Live

Door Open 19:00
Show Start 19:30
Charge 2,000yen +order

2018年6月20日水曜日

ここ最近のこと

先日の関西の地震は驚いたし、とても心配だ。
早朝の大地震。まだ阪神淡路大震災の記憶は生々しいし、
関西に住んでいる皆さんにとっては、忘れられない記憶だと思う。

この10年ぐらいで、大阪ではたくさんの方達と友人、音楽仲間になることができ、
とても身近に感じている。
また仕事でもよく行くことが多いし、仕事の後輩たちも当然ながら住んでいるので、
とても他人事じゃない。
余震がまだあるかもしれないので、皆さん無事だったが警戒はしつつも、
日常を取り戻してくれたらと思う。

今日はたまの休みで、雨の中だったが立川に映画「万引き家族」を観に行った。
カンヌでパルムドール受賞で話題となっているからか、場内はかなりのお客さん。
ちなみに自分が観に行った回は「日本語字幕」なるものがあり、何だろう?と思って観てみたら
文字通り日本語セリフに字幕、さらには「ものが割れる音」とか「電話の音」など
耳の不自由な人向けだった。
そのせいか、ご老人が非常に多かった気がする。
日本語字幕は初体験だった。

映画のほうは素晴らしく、
わかりやすい勧善懲悪や劇的な結末や展開があるわけではなく、
観客に考えさせる、余韻を残す良い映画だった。
最近の胸を痛めるような幼児虐待のニュースとリンクする部分もあり、
色々と考えさせられるものだった。
出演していたリリー・フランキーは素晴らしい俳優だなと思ったし、
もう一人安藤サクラがとりわけ素晴らしかった。

最近、あまり映画館で映画を見ることができてなかったので、
それも良かった。


2018年6月5日火曜日

Parliament New Album "Medicaid Fraud Dog”

以前から話は会ったように思うが、ジョージ・クリントンがParliament パーラメント名義で
アルバムを発表した。
パーラメントとしては1980年の「Trombipulation」以来38年ぶりだ。
数年前にもファンカデリック名義で3枚組の大作をリリースしていたのだが、
このパーラメント名義のアルバムがなかなか面白い。

もちろん、往年のパーラメントの感じを期待すると肩透かしどころか、
あれ?って感じになっちゃうんだけど、それでもP-Funkならではのワサワサ感は健在だし、
ゆるい感じのグルーヴに乗せてラップしたりってのはジョージがもっとも得意としてるファンクだと思う。

いろんなアイデアや出来た曲を全部ぶっこんだ感もあったファンカデリックの最新アルバムと比べると、
時代性を意識しつつも、現代に通用する音楽を作る意識がかなりあったんじゃないかな?
デジタルでリリースというのも今の時代らしい流れだ。
でも、自分はディスクで欲しいけどね。

それにしてもPVも作られたこの曲「I'm Gonna Make U Sick O'Me」は最高!
曲も素晴らしい。マッドボーンがリード取るところとか、思わずジューニーを思い浮かべちゃうメロウネス。
そして内容はというと、薬を簡単に調合して、結果人々が病に苦しんだり、死に至ってしまうという
今のアメリカ社会の問題を風刺している内容のようで、歳を重ねても相変わらず鋭いジョージ御大、
ほんとかっこいい。
というか明らかに一時期より若返ったように思う。

とはいえ来年の5月にツアーから引退するというジョージ。
P-Funkは永遠だが、ジョージのステージを見ることができるのはもうわずかだ。
見逃さないようにしなくちゃね!