2016年3月31日木曜日

Purple Rain

先日のORITO SOUL REVIEWで歌ったPrinceの名曲「Purple Rain」。
少しMCでも触れたけど、ORITOさんと曲を作っている時に盛んに彼が話したのがPrinceだった。
たぶん「Our Beat」にファンクのニュアンスを入れる時にヒントにしてほしかったのかなと思う。

自分がPrinceの「Purple Rain」を知ったのはリアルタイムで1984年あたりだった。
たぶんMTVとかベストヒットUSAとか、当時多かった洋楽のミュージックビデオの番組だったと思う。
正直、最初は何が良いのかさっぱり分からなかった。
チョビひげの変な格好の人がなよなよ歌っている。。。。そんなイメージだった。

当時中学校の同級生だった女の子で早映ちゃんという、なかなかぶっ飛んでて面白い子がいたのだが、
確か当時となりの席だったんだけど、
彼女が下敷き代わりに使っていたA4サイズのクリアファイルに入れてたピンナップがアルバム「Purple Rain」のジャケットだったのだ。
紫のコートを着てバイクにまたがったへんな人の写真で、何でこの子はこんな人をカッコイイと思ってるのだろう!?
とますます理解不能に陥ったものだった。

その後ロックからブルース、R&B、ソウルやがてファンクが好きになり
JBやSly & The Family Stone、P-Funkなど一通り好きになった後にもう一度Princeを聴いて、ようやくその凄さや存在に気が付いたものだった。
その時期と少し前後してしまうけどPrinceのアルバム「Sign Of The Times」は改めて聴いても最高のファンクアルバムだったと思う。

そういえば、先日ライブをみたD'Angeloも異端なアーティストだが、Princeの影響が色濃いと改めて感じたのだった。






2016年3月29日火曜日

ORITO SOUL REVIEW 2016 ありがとう!

昨夜はORITO SOUL REVIEW 2016、
たくさんの皆さんに見ていただき感謝!

昨年のこの航海日誌にも書いたけれど、年々パワーアップ、クオリティが上がっていると実感。

今年はFREEFUNKではなくソロとして参加だったけれど、
シバケンやESPも参加したので3/8 FREEFUNKだったね。

自分は「OUR BEAT」とPRINCEのカバー「PURPLE RAIN」を歌いました。
OUR BEATはなんにしても盛り上がるなあ。
「PURPLE RAIN」はPRINCEのヒット曲だけど実に異端な曲で、
そういうのもまたORITOさんらしいかな、と思った。


今年の見どころは色々あったけど

まずはなんといっても星中村トリオの練り歩きオープニングアクト!
豪華すぎる前座!そして村上隊長のティンホイッスルの音色!



そして初参加、露崎春女さん!
2曲を歌ってくれたが1曲はORITOさんの「TGIF」。
この曲をライブで聴けるときが来るとは思っていなかった!
村上隊長のラップパートの歌詞カンペはステージのMCでも話題になってたね。
本人許可いただきアップさせてもらいましたが反響大きかった。
まあ、なんかなぞの暗号文みたいだよね。

しかし素晴らしい完成度のパフォーマンスだった!



露崎さんが歌ったもう1曲「And I'm Telling You I'm Not Going」は映画DREAMGIRLSでも歌われた名曲。
ミュージカル的なドラマティックな曲を見事に”演じきった”露崎さん、グレイト!
女性に使う言葉じゃないかもしれないけど、かっこよかった!
またご一緒したいなあ。

CHAKAさんの参加も本当に嬉しかった。
やはりCHAKAさんが入ってくださるとなんか締まる感じとユーモアとがあってよいのだ。
個人的なORITO TRIBUTEアルバム・ベストトラックはCHAKAさんが歌う「Afraid Of Losing You」なんだけど、
また生で聴けて幸せだった。本当にこれは名曲だ。
そしてもう1曲はまさかのオーティス・レディング「I Can't Turn You Loose」!

セット中盤の”ソウル紅白歌合戦”も面白かった。
かっこいい紅組レディ・シンガーズによる「Lady Marmalade」に続く、白組のまさかのキングトーンズ「グッドナイト・ベイビー」。
でもちゃんとあの曲を選んだ理由はステージでも話されたとおり。
ORITOさんも昭和なギャグを挟みながら楽し気にアカペラで歌っている映像があるのでぜひ見てほしい。

最後は「感謝の歌」で締めくくり。
何度歌っても、聴いても、この曲は心に沁みる。
本当に名曲をありがとうORITOさん。
みんなで歌い継ぐので、時々こうして一緒に歌いに来てくださいね。

という事で今年も笑いあり涙あり、歌って踊ってかけがえのない夜なのでした。

また来年、さらにさらにパワーアップしたライブをお届けできるよう頑張ります!
THANK YOU!




2016年3月27日日曜日

ORITO SOUL REVIEW 2016で会いましょう!

明日というかもう今日、ORITO SOUL REVIEW 2016が開催!
渋谷Duoにて皆さんと逢えるのを楽しみにしています!

いつものパターンで前日にゲネプロ・リハをやってきたのだけど、
このイベントは本当にこのタイミングから「ファミリー」感がすごく出てくるのが特徴的。
勿論普段からお会いしていたり一緒になる人もいるのだけど、
やはりORITOさんを通じて繋がった”仲間”の感覚が強くなる。

リハも本当にあたたかい雰囲気で、自分の出番終わっても最後まで残って、
一さん、シバケンと「決起集会」と称してカレー食べにいっちゃったり。

さて、明日ですがネタバレしない程度に見どころを!

まずは是非開演時刻までには入場されることを強くオススメします!
それに、ありがたいことに今年も多くのお客さんが来られるので、入場に少し時間かかるかも?
是非お早めの到着を。

今回初登場の露崎春女さんの選曲、素晴らしい!
新しい風が吹く、そんな印象。

そしてまさか?の新企画コーナーもあり。
これも非常に楽しみ。

ということで渋谷Duoにて逢いましょう!
当日券もあるようなので、まだ迷ってる人は是非!!

ORITO SOUL REVIEW rehearsal! 良い感じ!明日お楽しみに! #oritosoul

FREEFUNK艦長 Captain Freefunkさん(@freefunk)が投稿した写真 -



2016年3月11日金曜日

5年

震災から5年。
忘れようのない衝撃は今でも残っている。

まず最初に必要なものは安全な場所、そして水や食べ物など空腹を満たしてくれるものだった。
そして必要になったものが音楽や映画、本など心を満たしてくれるものだった。

そうそう、震災のちょうど半年前、仙台の定禅寺ジャズフェスで演奏したのは楽しい想い出だが、
とりわけ思い出すことがある。
「犬になれ!」でお客さんを踊らせようとしても、東北の人たちは皆シャイだから、
なかなか踊らない。
でも少しずつ、踊りだしてくれて最後には皆ものすごく盛り上がってくれた。
地元発のwebニュースでも我々の演奏風景が取り上げられていて嬉しかったなあ。

来月4月には田口プロデューサーにご指名いただき、3回目となる石巻でのOre-fesライブパーティーFREEFUNKで参加させていただく。
ささやかでも我々の演奏で、自由に、踊りだしてくれれば最高だ!
エロスとファンクが届くといいな!

Let's Dance To The Music!



2016年3月4日金曜日

Input & Output

一昨日も書いたのだけど、
1〜2月は少しばかり落ち着いて色々見聞きする時間が多かった。

いつも本は読んでいるのだけど、
とりわけ面白かったのはこちらの作家さん。
葉真中 顕という若手の人の小説で
介護をテーマにした「ロストケア」と
まさに90年代〜現代を貫く”棄民”をテーマにした「絶叫」。



両方ともめちゃくちゃ面白かった。
「面白い」というより社会派ミステリーなのでゾクっと来るようなかんじ。
文体や話の運び方も良かった。まだ2冊しか出してない作家さんなので今後が楽しみ。

意外や今はまってるのがガンダムのコミック「機動戦士ガンダム サンダーボルト」。
これは数年前にビッグコミックに連載されてたみたい。今もされているのかな?
我々のようなファーストガンダム世代なら絶対はまるはず。
もっとも此処で描かれている宇宙世紀の時代は暗く絶望的にも思えてしまう。
戦争の中で生きるとは?というテーマなのかな。
公式サイトはこちら

それにしても大人っていいよね。こういう時に「大人買い」出来る。

映画はそれほど行けてないんだが「オデッセイ」は面白かった。
宇宙版ロビンソン・クルーソー?
小説も読んでみたくなった。
春から観たい映画もいっぱいある。

音楽は、まあ相変わらずな部分もあるけれど、ラテンやキューバの音楽がとても気になって色々聞いてみたり。
古い音楽、たとえばアルセニオ・ロドリゲスなんかめちゃくちゃ面白い。
少し前にサム・クックのアルバムBOXが出たときにも同じ感想を書いたかもしれないけど、
音作りや楽器のチョイス、使い方がすごく斬新に感じてしまう。
キューバの音楽には、アフリカ的な要素が今も色濃く残っているように思う。
アメリカは色々な要素や音楽がミックスされて産業化が進んでしまっているから、逆にそういう部分が薄れてしまったのかもしれないけど、
国交断絶とか情報が限られているとかで、かえっていい具合に保存されているのかもしれないと思った。
昨年末にミミさんが来てくれて話した時にも、どんどんそういうものやミュージシャンが失われていってしまう、ということを言われていて、
ますます早く訪れなくてはと思う次第。
ストーンズもフリーライブやるらしいから、いっそ観にいこうかしら!?

そんなわけでインプットいろいろ。
刺激をうける。

2016年3月2日水曜日

3月がやってきた

時々みかける「冬生まれの人は冬が好き、夏生まれは夏が好き」という定説。
あれは自分に限っていえば全く当たっていない。
2月生まれだが、冬は本当に苦手だ。というか寒いのがキライだ・・・。
冬の食べ物は好きだけど。

夏が圧倒的に好き。
そして夏に向かって少しずつ季節が変わっていく春も、花粉症を除けば好き。

3月がやってきた。
少し暖かくなったかと思えば、また寒さが戻ったりだけど、
確実に春はそこにやってきている。

2月まではライブもお休みだったので、
本を読んだり、あまり聞いてなかった音楽を聞いてみたり。
今月のORITO SOUL REVIEWに始まり、
来月はヨースケの誕生日ライブ、石巻、久々のGolden Eggと色々続く。
その後はツアーだ。
したためている新曲もある。

春にむけて、少しずつ色々な事が動き始めている。

ところで、春っていえばこの曲?
ここでいうSPRINGは春じゃなさそうな気もするけど、
なんか陽気な曲調は春が似合ってると思う。