2019年7月25日木曜日

R.I.P. Poppa Funk, Art Neville

つい先日、ニューオリンズミュージックの巨匠Dr.Johnを送り出したばかりなのに、
また一人偉大なニューオリンズの巨匠、アート・ネヴィルまでが逝ってしまった。

大好きなミーターズの創始者であり、ネヴィル・ブラザーズの中核だったアート・ネヴィル。
歌声も素晴らしくて好きだった。

90年代の再結成ミーターズライブを渋谷クワトロで、
その後はビルボードライブで何度か見ることができた。
最後に見たのは数年前のビルボードライブでのミーターズだったが、
かなり歳をとった感じはあったがひとたびオルガンの前に座れば素晴らしいプレイを聴かせてくれた。

ミーターズというグループは成熟したアートを支える若い血気溢れるレオやジョージ・ポーターJrたちという感じで、
それがまた個性として強烈で面白かった。
いつかニューオリンズでオリジナル・ミーターズのライブを見るのが願いだったが、
それも叶わなくなってしまった。
だからこそ、早くニューオリンズは訪ねてみなくては、と一層感じている。

ミーターズ、ネヴィルで好きな曲はたくさんあるしどれもが名演だが、
少し前に自分もカバーしたこの曲を。
元はブレッドという白人グループの曲だが、ソウル、ジャズでも多くカバーされ定番となっている1曲。



Thank you Art Neville, Fly on.

2019年7月22日月曜日

秋に向けて

まだ夏も始まっちゃいないが、FREEFUNKは秋に向けてライブの準備。
まずは9月21日、ゴールデンエッグ。
ファンクラ大臣、YoSUKEKIDを迎えてのライブ。
このメンバー迎えてなので、なんかジャム的なこともやってみたいね。

そして9月23日。
今度は渋谷nobでPurple Night GenerationとしてPrinceトリビュート&セッション。
4月に開催したPurple Nightのアンコールということで要請いただき実現。
今回はシバケンも参加で、よりFREEFUNK+Ebony-B感出るかな。
もちろんライブだけじゃなくセッションもやるのでミュージシャンの皆さんも是非来て欲しい。
これだけのフルメンバー揃ってのセッションって、すごい豪華だと思う。

そのあとは10月22日、Jirokichi 高円寺でEBony-BとFREEFUNKの2マンライブ!
遂に実現というか、久しぶりのこの組み合わせ。
今からワクワクしてしまう。
YoSUKEとはもう20年近い付き合いで、その頃からお互いのバンドが続いていることが嬉しい。
近年は時折手伝ったり、一緒に別のユニットやライブをやることも増えた。
でも、やはりFREEFUNKとEbony-Bで一緒にやるってのが一番刺激を受けるし最高だ。
Ebony-Bはメンバー皆忙しくてなかなか実現できなかったライブなので、
本当にお見逃しなく!

ということで、秋に向けて一気に色々動き出していく。

2019年7月12日金曜日

Jesse Johnson Live: ファンクギターの伝承者

先週あたりからずっと体調を崩していて咳が止まらず、なかなかしんどかった。
が、金曜の夜は待望のJesse Johnsonのライブをビルボードライブで見ることができ、
たくさんのパワーをもらった。

先月はMorris Day & The Timeが来たばかりで、なんだか日本はミネアポリス・ファンクの定番ライブコースに入れてもらえたのか?
ビルボードが頑張ってブッキングしてくれたおかげで、これは本当に快挙だと思う。

ソロといえば数年前に出た2枚組のアルバムは素晴らしかったが、久しくソロアルバムを聴いていなかったので、
予習しようと思ったが持っているのはほぼアナログレコード。
CDはほぼ廃盤、ストリーミングもされていないというやや寂しい状況だが、
反してライブはめちゃくちゃ盛り上がったし、一言で言ってかっこよかった!

D'Angeloのライブの時に使っているスパンコールをたくさんつけたリバースヘッドのストラトキャスターで、
これでもかというぐらいジミヘンなフレーズが出てくる出てくる。
途中で演奏したスローなブルースはおそらくジミの「Red House」をベースにしていると思うが、
明らかにジミのライブアルバムのフレーズをそのまんま弾いているところもあり、
相当影響を受けてるのがよくわかった。
The Time時代からもジミヘン・フリークぶりはビシビシ出していたけど、ソロになると一層その特徴が出てくるんだろう。

途中プリンスの「Controversy」を演奏したりと、どんな想いなのかなと感じた。
彼(プリンス)には嫌な思いもいっぱいさせられた、と語っていたから。

ハイライトの一つはJesseのソロ曲でスライ・ストーンと共演した「Crazay」だった。
スライが好きでこの曲の12インチを購入したのがもう27、8年ぐらい前?
今でも好きな曲だ。



エンディング近くで急にやることにしたのか、プリンスの「Feel For You」だがキーボードの姉ちゃんがあきらかに曲を知らないか、
シンセのフレーズを忘れてるのか、ってのはちょっと残念だったけど、
しっかりやろうとしつつも荒削りなライブで、Jesseのギターで強引に持っていく感じ、
個人的には大好物だ。

ジミヘン直径ファンクギターの伝承者。
そんな姿を目の当たりにすることができてよかった。
また日本に是非来て欲しい!