2日間限定上映されるというので、日比谷のTOHOシネマズで鑑賞をしてきた。
1989年から1990年にかけてストーンズは、久しぶりのワールドツアーを行い、
日本にも初来日。18歳で受験生だった自分は、受験の合間に3公演、
東京ドームに通った。
今でも忘れることのない、人生に多大な影響を与えてくれた今や”伝説”のライブだ。
そのツアーをIMAXで撮影した映画があることは当時、音楽雑誌で知ったが、
IMAXが何なのかよく知らなかったし、当時日本で上映されたのかどうかも、
よくわからないままだった。
ライブ映像はVHSか何かで観たと思うし、なにせ3日間通っただけに、
ミックやキースのステージアクション、派手なライブ演出はしっかりと記憶の中にあるつもりだった。
しかし、こうして35年越しの体験をすると全く新しい体験のように錯覚してしまう。
まるで自分がステージの上にいるかのような没入感は、さすがIMAXだし、
スクリーンの中のミックもキースも、ロンもビルも、そして亡きチャーリーも若い。
当時はすごく歳を重ねたように見えたが、今やこの映像の中のストーンズは、
今の自分よりも若いのだ。
適度にステージの裏側やスタッフ達も映り込むのも良い。
1981年のツアーを収録した映画「Let's Spend The Night Together」も
そういったシーンが多くあり、かっこよかったけれど、
「At The Max」のストーンズはむしろ健康的になり、唯一無二のロックバンドの貫禄を
見せつける圧倒的なパワーがあると思った。
35年越しの体感は、3日間通っても見れなかったことの答え合わせのようだったし、
自分の中に残る記憶や経験を、刺激してくれた。
本当に最高のライブ体験だった。
明日までの公開ということなので、本当にこれはおすすめしたい。
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