2025年12月31日水曜日

Thank You, 2025

2025年も今日で最後。
今年はどんな一年だっただろうかと振り返る。

とにかく忙しかった、というのが正直な気持ち。
こんなに忙しい一年は、これまででもなかった気がする。
その反面、やりたいと思っていたことは出来なかったことも多く、 それがとても反省だったりする。

良かったことももちろんあった。
FREEFUNKのライブは2月に自分のBD、バンドの29周年というタイミングで
開催。
誕生日を祝ってもらい、とても良かった。



4月にはヨースケ主催のビリー・プレストン・トリビュートライブにも参加。
ビリーの曲をちゃんとまとめて演奏に取り組んだのは初めてだったけど、
どれも好きな曲ばかりで、すごく良いライブだった。
メンバーも素晴らしかった。



連休の頃には岐阜に帰省。
久しぶりに同級生の友人たちとゆっくりと話すことも出来て、
これも楽しかった。
みんな年齢相応になりつつも、元気でなにより。



毎年恒例となったプリンス・トリビュートライブも大盛況。
サイモンガー・モバイルのお二人とここで共演出来なかったのは残念だが、
お二人が豊橋に移住をする決断を迫られる時期でもあったし、
致し方ない。またきっと一緒にライブできると思う。



秋にはジョージ・クリントン率いるP-FUNKが来日ライブ。
同世代のミュージシャンが亡くなったり、引退をする中、変わらず元気なジョージの姿に
心から感動をした。
そして、我がギターヒーロー、マイケル・ハンプトンとも再会。



11月にはFREEFUNKの年内最後のライブだったが、
ここでサイモンガー・モバイルとも共演出来たので、良かった!



今年は、年末まで多くのミュージシャンを見送る年だった。
ロバータ・フラック、ロイ・エアーズ、スライ・ストーン、スティーブ・クロッパー・・・。
マリアンヌ・フェイスフル、クリス・ジャスパーや他にも多くいる。
世代的なことを思えば仕方ないのかもしれないが、寂しい。
嘆いてばかりいても仕方ないので、”pass it on" の精神、
受け継いで次に渡す、を自分なりにできれば良いなと思っている。

年末のライブ後に少し体調を崩してしまい、風邪っぽかったけれど、 ゆっくり寝ることで少し回復出来た気がする。

来年は良い一年にしたいし、
忙しかったとしても、自分の時間をしっかりと確保して、
したいことや行きたいところに出かけたい。
来年こそは旅行にも行きたい。

FREEFUNKはバンド結成30周年になる。
記念すべきこのタイミングをお祝いできればと思っている。

2025年12月30日火曜日

2025年ライブは全て終了!

28日の渋谷WOODSTOCKでのライブでもって、年内のライブは全て終了。
締めくくりのライブは、ファンカデリックからディアンジェロを繋ぐような選曲コンセプトで、
2ステージを演奏した。

P.Funkの曲は普段からFREEFUNKで演奏することも多いが、
今回はファンカデリックに特化し、初めてライブ演奏する曲も交えてみた。
個人的に手応えを感じたのは、「I'll Stay」あたり。
RH Factorでロイ・ハーグローヴが演奏したファンカデリックの1974年の隠れた名曲だ。
歌にディアンジェロを迎え、新たな時代のファンク・ソウルを奏でたのが印象的だった。

ディアンジェロの楽曲はヨースケが歌ってくれて、初めて演奏をしたのが、
「Lady」。
「Brown Sugar」はセッションでやったことはあったけれど、ちゃんと取り組んだのは今回が初めて。
「Feel Like Makin' Love」はFREEFUNKでもよく演奏をした曲だけど、
やっぱりかっこいい。

フレッシュなバンドメンバーと一緒に演奏を出来て本当に良かった。
WOODSTOCKは残念ながら年内で休業とのことなので、
また来年、違う場所で今回のようなファンクから90's R&Bを繋ぐライブをやれたらと思う。

DEC 28, 2025
FUNK & SOUL LIVE
venue: WOODSTOCK Shibuya, Tokyo

BAND:
Captain Freefunk (FREEFUNK) ...vocal & guitar
YoSUKEKID (Ebony-B) …vocal & keyboard
Sista Maki …vocal
Captain Nagisa …bass & vocal
Keiji Matsuo (Ebony-B) …drums
Taiki “Taikiri” Iwakiri… keyboard, vocal

set1
01. Thinking Of You [Tony Toni Tone]  02. Family Affair [Sly & The Family Stone] 
03. Heaven Must Be Like This [Ohio Players] 
04. Lady [D’Angelo] 
05. All Night Long [Erykah Badu] 
06. Good To Earhole [Funkadelic] 

set2
07. Cosmic Slop [Funkadelic] 
08. Funky Dollar Bill [Funkadelic] 
09. I’ll Stay [RH Factor, original by Funkadelic] 
10. Soul Mate [Funkadelic] 
11. Feel Like Makin’ Love [D’Angelo version] 
12. One Nation Under A Groove [Funkadelic] 
-encore-
13. Brown Sugar ※Band Introduction [D’Angelo] 


2025年12月23日火曜日

Japan Is The 51st State Of America (2025 mix)

昨日から、FREEFUNKの楽曲「Japan Is The 51st State Of America (2025 MIX)」を配信スタート。
この曲は新曲ではなく、もともと2000年にライブ会場限定で無料配布をした「Sampler CD」に
収録していた曲だ。
インディーズで1st CDアルバムを出す前に告知として、4曲入りの無料CDを作ったのだが、
1stアルバムには収録せず、その「Sampler CD」だけに収録をしていた。
楽曲の雰囲気が1stとはちょっと違う感じだし、曲自体も1998年ぐらいに作ったもので、
バンドのサウンドや音楽がちょっと変化をしていた時期だったから。

でも、ずっと眠らせたままにしているのは勿体無いというか、
自分の作った曲を録音までしたのに、なんとかしたいと考えていた。
ちょうどその「Sampler CD」からも25年経ち、すっかり忘れ去られているのなら、
FREEFUNKが30周年を迎える来年に向けて、いっちょ再発・再発掘をやろう!と思った次第だ。

タイトルからしても、結構ストレートに攻撃的な歌詞だと思う。
”日本はアメリカの51番目の州だ!”なんていうことだから。
でも、今の時代においてもその状況は対して変わってないんじゃないだろうか。
トランプに気に入られるかどうかで、日本の総理大臣の任期が長くなるだなんて、
なんとも馬鹿げた話だけど、今の総理大臣を見ても、そんなことになっている。

サウンド的には、今のFREEFUNKより、ずっと”フリー”なファンク志向。
この頃はアート・アンサンブル・オブ・シカゴとか、オーネット・コールマンとか、
いわゆるフリージャズを経由した音楽に夢中になっていた。
ファンクのグルーヴを作りながら、フリーにアヴァンギャルドに、という方向性だ。
ギターは差し詰め、「BODY META」の頃のオーネットのバンドだろうか。
ロスコー・ミッチェルとかも好きだったので、その影響も大きい。
楽曲のカバーに使ったのは、1999年あたりの西荻窪Bin Sparkでのライブ写真。
モノクロだけど、すごくいい写真だと思う! (photo by Ayako Sakuratani)
当たり前だけど、今よりずっと若い。
FREEFUNKまだ3年目。初々しさもちょっとあるかな。

メンバーは
Toshi "Captain Freefunk" (vocal, guitar)
Gonzo (bass, vocal)
Uratch (drums)
Heigo Toyoshima (percussions, vocal)
Atchi Toyoshima (trumpet, vocal)
Akira Takagi (sax, vocal)
という布陣だ。

主要な配信サイト(Spotify、Apple Music、Amazon Music、YouTubeなどなど)で聴けるので、
是非聴いてもらいたい。

配信リンク一覧はこちら

2025年12月18日木曜日

Happy Birthday, Keith!

今日12月18日は、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズ、
82回目の誕生日。
これほどご長寿なロックンローラーになるとは、
1970年代には誰も思ってなかったはず。
自分がファンになった1980年代にはすでに初老の雰囲気だったが、
先日映画館で観たライブ「At The Max」の頃は、キース47歳。
現在の自分よりも若い。
いわば働き盛りの時期だった。

そしてつい数日前にSNSで流れてきたニュース。

ローリング・ストーンズ、2026年にUK&ヨーロッパでスタジアム・ツアーを行う計画を断念したことが明らかに

キースが長期のツアーには出れない、とのこと。
どうも関節炎を患っているようだ。
今のところ公式アナウンスではなく、関係者語るという類のニュースだけど、
キースの年齢を考えれば「そうなのかも」と納得してしまう。
公式なアナウンスが出るのかよくわからないけれど、
このことが一番辛いのは何より本人だろうと思う。

同時に、多くのファンが思うことは
「本当にご苦労さん、今までたくさんのライブをありがとう」
ということではないだろうか。
自分も、真っ先にそう思った。

自分の両親と同じような年代の人に、
何ヶ月も世界中を旅して、何万人という観客の前で2時間演奏をして、
稼いでこい!なんてとても言えない。
もう十分すぎるほど、我々は楽しませてもらったはず。

そうは言うものの、寂しいと言うのも事実。
できれば、録音物はまだ作ってほしいし、
叶うならば1回1時間、いや1960年代みたいに1回30分のショーでもいいから、
スポットでもやってもらえないだろうか。
元気な姿を観たいのだ・・・。

などと勝手な希望を書いたり言えるのも、
彼らが現役を続けてくれたから。
今年も多くの同世代ミュージシャンを見送った。
スライ・ストーン、ブライアン・ウィルソン、スティーブ・クロッパー、ジミー・クリフ・・・。
確かにそういう潮時なのかもしれない。

そんなふうに、少しばかり複雑な気持ち(Mixed Emotions)ではあるが、
心から言いたい、「Happy Birthday, Keith!」
いつまでも元気で、健康で!

2025年12月17日水曜日

祝!マザーシップ・コネクション50周年

今年の12月15日は、パーラメントの大名盤「マザーシップ・コネクション」発売から50周年!
なんとめでたい、記念すべきタイミングだろうか。
その割に、ジョージ本人達もあまり盛り上げてないような気がするので、
ちょっと残念ではあるが、もしかするとシングルヒット「Give Up The Funk」は
1976年に入ってからだし、いよいよ76年からは怒涛のP-Funk黄金期なので、
そこに向けて溜めているのかも、と期待。

「マザーシップ・コネクション」については色々なところで語られているし、
ファンクの名盤特集には必ずといって入ってくるので、
解説的なことは不要かと思う。

個人的な思い出を語ると、初めてこのアルバムを聴いたのが18歳の時。
JBやスライからファンクにのめり込み、音楽雑誌やレコード店で、
次なるファンクの名作を探して入手したのが、このアルバムだった。
UFOに乗った怪しげなブラック・エイリアン?のような出たち。
そして内容はというと、ミディアムテンポでじわじわと盛り上げていく、
そういうクールさがあった。
正直いうと最初は良さが今ひとつわからなかった。
ラジオDJ風に喋り出す1曲目はタイトルからして「P.Funk」とあり、
彼らの代名詞なのだということは理解したが、
何を喋っているのかよくわからない・・・。
でも途中でドゥービーがどうだとか、デヴィッド・ボウイがなんだとか言っている・・・。

でも、ベースのサウンドは既に1988年のキース・リチャーズのソロアルバムで、
ブーツィーが参加していたので聴いていて、これなんだ!と理解した。
ワウをかけたような不思議なサウンド。
せっかく入手したアルバムだからと繰り返し聴くうちに病みつきになる、
そんな感染力の強い音楽だった。

今では自分の音楽観や、人生すらをも変えた最重要の1枚だと断言できる。
そして「Give Up The Funk」は今だってバンドで演奏し続ける重要レパートリーだ。

P.Funkの歴史は確実にここから開花したのだと思う。
もちろん、ファンカデリックも自分にとっては重要で、
優れたプレイヤー主体のファンカデリックと、
コンセプチュアルで歌とホーンが主体のパーラメントは、
表裏一体、陰と陽のようなものだと思っている。

12月28日には渋谷のウッドストックで、ファンカデリックやディアンジェロの曲をたくさん演奏する。
今でもP.Funkは、自分にとってのど真ん中の音楽だ。
若い人にも、まだ聴いたことないという人にも、
全人類におすすめしたい音楽であり、
その最初の入り口としてこれ以上なく最適なのが、
この「マザーシップ・コネクション」だと断言する。

2025年12月10日水曜日

感激!偉大なるライブ1991 - Rolling Stones At The Max-

ローリング・ストーンズの1991年のライブ映画「At The Max」が
2日間限定上映されるというので、日比谷のTOHOシネマズで鑑賞をしてきた。

1989年から1990年にかけてストーンズは、久しぶりのワールドツアーを行い、
日本にも初来日。18歳で受験生だった自分は、受験の合間に3公演、
東京ドームに通った。
今でも忘れることのない、人生に多大な影響を与えてくれた今や”伝説”のライブだ。

そのツアーをIMAXで撮影した映画があることは当時、音楽雑誌で知ったが、
IMAXが何なのかよく知らなかったし、当時日本で上映されたのかどうかも、
よくわからないままだった。
ライブ映像はVHSか何かで観たと思うし、なにせ3日間通っただけに、
ミックやキースのステージアクション、派手なライブ演出はしっかりと記憶の中にあるつもりだった。

しかし、こうして35年越しの体験をすると全く新しい体験のように錯覚してしまう。
まるで自分がステージの上にいるかのような没入感は、さすがIMAXだし、
スクリーンの中のミックもキースも、ロンもビルも、そして亡きチャーリーも若い。
当時はすごく歳を重ねたように見えたが、今やこの映像の中のストーンズは、
今の自分よりも若いのだ。

適度にステージの裏側やスタッフ達も映り込むのも良い。
1981年のツアーを収録した映画「Let's Spend The Night Together」も
そういったシーンが多くあり、かっこよかったけれど、
「At The Max」のストーンズはむしろ健康的になり、唯一無二のロックバンドの貫禄を
見せつける圧倒的なパワーがあると思った。

35年越しの体感は、3日間通っても見れなかったことの答え合わせのようだったし、
自分の中に残る記憶や経験を、刺激してくれた。
本当に最高のライブ体験だった。
明日までの公開ということなので、本当にこれはおすすめしたい。

2025年12月7日日曜日

R.I.P. Steve Cropper、Phil Upchurch

今年はなんとも悲しい訃報が続く。
世代や、時の流れを思えば致し方ないのかもだけど、
やっぱり悲しいし心が痛む。

ソウルミュージックのギター奏者といえばこの人!
という代表的プレイヤーが同じタイミングで亡くなった。

一人はSteve Cropper。そしてもう一人はPhil Upchurch。
スティーヴ・クロッパーといえばスタックスの黄金期を支え、
映画「ブルース・ブラザーズ」でもバンドメンバーとして出演をしており、
多くの音楽ファンに愛される存在だった。
自分も、最初に知ったのは高校生の時にレンタルのビデオテープで観た、
オーティス・レディングやサム&デイヴのライブ映像。
バンドメンバーが変わらず、しかもギターとベースが白人プレイヤーで、
このバンドがMG'sということを知った。
同じ頃にビデオで観た、ジミヘンやクリーム時代のクラプトンのような
派手さはなかったが、グイグイとバンドの演奏が歌と一緒に盛り上がっていくのは、
これこそがソウルやR&Bの演奏なんだな、と理解できた。

映画「ブルース・ブラザーズ」はいったい何回観たことだろうか。
少し前に劇場で観る機会があったので、映画館でも楽しんだ。
人生のベスト3映画に確実に入る1本だ。
ちなみにベスト1は「ワッツタックス」なんだけど、これは70年代のスタックスで、
残念ながらクロッパーはここには出演していない。

2012年、まだ東日本震災から1年少しという時期に、
盟友ダック・ダンと共に素晴らしいバンドでブルーノート東京でライヴを観ることができた。
終演後にはご本人もいらして、サインをブルーノート東京の
コースターに書いてもらった。
そんな機会が無いと思っていたので、CDやレコードを持っていかなかったのだ。
気前よく、しかも日本語!で書いてくれた。
写真も撮らせてもらった気がするが、手元にはない。

英国のロックバンドをきっかけに、60年代のR&Bやソウルミュージックに夢中になり、
ファンクへのめり込んでいった自分にとって、クロッパー先生(と呼びたい)の
ギタープレイは、まさに学ぶべきスタイルであり、スタンダードそのものだった。
キヨシローの作品への参加も忘れられない。
メンフィスと日本を繋ぐ、重要人物と言えるかも。

フィル・アップチャーチもまた、ソウル・R&Bを支えた重要ギタープレイヤーだ。
元々はチェスレコードのハウスプレイヤーとして活躍をしていていて、
その後は自身のリーダー作品も多いが、やはり僕らにとってはダニー・ハサウェイの名盤「LIVE」で
ギターを弾いていることが大きい気がする。
オープニングの「What'S Goin' On」や「The Ghetto」など、
一体何度カバーしたことだろうか。
手数少なく、でも歌うように奏でるスタイルは素晴らしかった。

素晴らしいプレイは、これからも聴き続けられることだろう。
少なくとも、自分もこの先もずっとクロッパー先生やアップチャーチ先生の遺したものを、
ずっと聴いていくと思う。

↓クロッパー先生から貰ったサイン。大事にします。