2015年10月25日日曜日

アルバム曲紹介その2「陸橋」

最新アルバム「The Return Of Funkaphonics」の曲紹介第2弾。
今回はかなり異色な1曲となった「陸橋」を紹介。

今回のアルバム聞いてくれた人たちが多分一番意外性を感じたのがこの曲じゃないかと思う。
実際、「衝撃でした」とか「えー!」という声をいただいていて。
確かにFREEFUNKらしからぬ曲といえばそうかもしれない。
アルバムの中に1曲ポップなヤツを入れたいと思っていたから、それでよいのだ。
ポップといっても、どこか懐かしい雰囲気を出したかった。

この曲はズバリ、自分の故郷の岐阜の事をうたっている。
岐阜を舞台にした曲って
「柳ヶ瀬ブルース」「長良川艶歌」あたりが有名だ。
飛騨の方まで目を向ければ「奥飛騨慕情」もね。
どれも名曲なんだけど、そろそろアップデートしたいと思うので自分なりに作ってみたのが今回の「陸橋」というわけ。

でも、この曲のタイトルになっている陸橋は現在はもう岐阜市内には無い。

自分が東京に進学で岐阜を出て暫くのあとに高架工事がすっかり終わり、陸橋は撤去されてどちらかといえばモダンな岐阜駅に生まれ変わった。
高校生の頃によく見た、陸橋の上から眺める岐阜駅や市内の風景が今も自分の中にある岐阜の風景だ。

赤い路面電車も廃線となり、今はもう見られない。
少し前に仕事で訪れた広島の街は、路面電車がとても活用されていて少しうらやましかった。



※参照サイト「岐阜の路面電車

「駅前のファッションビル」とは、かつてあった岐阜のPARCOのこと。
今は駅前にはLOFTなんかも出来ているけど、自分にとっての駅前のビルはPARCOだったなあ。
中高生の頃は何の用事もなくてもとりあえずPARCOにいって立ち読みしたりCDやレコードみたり。。。
そんな毎日だったようにおもう。



※参照サイト「多摩地区そして日本各地の画像集

いずれも自分がまだ十代で岐阜に居た頃の景色だ。
自分と同年代で岐阜に居た人なら、一つ一つのキーワードにピンと来てくれるんじゃないかな。
勿論、岐阜の事を知らない人たちにも、どこか懐かしい曲調と小さな街の景色が伝わっていけばいいなと思う。


陸橋
words & music by Toshifumi Sakuratani

憶えてるかい?
この街の景色
陸橋の上から見える
なつかしい景色

憶えてるかい?
路面電車
鮮やかな赤が眩しい
小さな路面電車

オレンジ色に染まる街を
眺めていると
山の上のお城を照らす月が
微笑みかけるんだ

Baby, Baby, Baby,
I'll Be There

憶えてるかい?
この街の景色
あてもなく うろついた
繁華街のことを

憶えてるかい?
駅前のファッションビル
待ち合わせはいつだって
そこと決めていたよね

ありふれた街並の中を
歩くだけなのに
不思議と楽しく思えてくる
それはかけがえのない時さ

Baby, Baby, Baby,
I'll Be There

色褪せることの無い日々を
重ねてきたのさ
新しいことを始めようよ
今 共に駆け抜けよう

Baby, 思い出してごらん
この街の景色
Baby, 思い出してごらん
過ごした日々

Baby, Baby, Baby
I'll Be There
I'll Be There


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