2015年4月29日水曜日

JIMI HENDRIXの映画を観てきた

今年の春はやたらと我がヒーローの伝記映画が公開となる。
ジミヘン、JB、スライ。。。。
「マスルショールズ」などドキュメンタリー的な良作も多い。

という事で今日はジミヘンの映画を観てきた。
既に観た人たちの感想も聞いたり見たので、賛否両論という印象だったけど、
実際自分で見た感想としては、割と良い印象。

ジミの遺族が運営している「Experience Hendrix」に認められなかったとか、
楽曲が使えないから代表曲などが入っていないとか、ネックになった部分はあるけど、
イギリスでのデビューからモンタレー・ポップフェスティバルに出演して本国アメリカへの凱旋をするところまでを描いていて、
いわゆる下積時代からの流れはなかなか面白い。
先日正式に再発されたカーティス・ナイトとの録音集もこの映画のタイミングに便乗したのかな?

細かい事を言うとフェンダーの公認やサポートも受けられなかったのか、
ギターのヘッドにはフェンダーのロゴが入ってなかったり(アコギのギブソンはしっかりロゴ出てた)。

主演のアンドレはかなりいい演技してたと思う。
ジミのしぐさや喋り方をかなり研究した成果が見えて良かった。

音楽監督をワディ・ワクテルがやっていたのも新鮮な発見。
ジミヘンの曲を使えないなかで、かなり健闘したと思う。

残念というわけじゃないけど、ビヨンセが主演した「キャデラック・レコード」でも思った事がひとつ。
この手のアメリカ製音楽映画におけるイギリス人の描き方が雑かも。
この映画の中にもキース・リチャーズ役やエリック・クラプトン役なんかが出てくるが、まあ似ていない。
というか中途半端に似てる人を探した感じが出ちゃうのだ。
劇中とりわけ重要な役割を果たすチャス・チャンドラーは割と似てた気もするが、そういえばチャスってアニマルズでも地味な存在だから、
顔をそんなすぐには思い出せないよね。
「キャデラック・レコード」でも劇中チェスレコードを訪ねてくるストーンズの面々が出てくるところで、
思わずずっこけそうになったのを憶えている。

生憎こちらの映画はもうそろそろ公開終了らしいので、観たい!という人は明日あたりにでも行く事をお勧めします。

さて、次はJBの映画かな。
こちらは雑に描かれるイギリス人代表(?)ミック・ジャガーがプロダクションに参加しているので
ある程度細かな点もしっかりしている事を期待。



JBの映画のトレイラーはこっち。
オフィシャルな音源も使えたようだし、映画シーンの歌はなんとリー・フィールズがやってるらしい!
色々と楽しみだ。






0 件のコメント:

コメントを投稿