2011年4月25日月曜日

ZAPPライブ@Billboard Live Tokyo

昨夜は六本木ビルボードライブにてZAPPのライブを堪能してきた。
前回もビルボードライブでの来日公演だったので、定番公演になりつつあるという事かな。

今回は、ボビー・グローヴァー同行という告知があり、
「まだ歌っているのか?」と、期待と不安が入り混じった思いだった。
それに加えて、先の震災~原発の状況もあり他の多くの海外アーティストが来日キャンセルとなる中、果たしてZAPPは来てくれるのかというのもみんなが気になっていたと思う。

結果こうして日本に来てくれて、元気いっぱいのライブを見せてくれた事は、
先日のナイル・ロジャースに続き多くのソウル/ファンク/R&Bファンを勇気を与えてくれた。
自分が行ったのは東京最終日のセカンドショーという事もあり、
終演後もしばらく場内にとどまり、ファンと交流をする彼らの姿はとても印象的だった。

ロジャー亡き現在、ZAPPのライブは「全員野球」スタイルだ。
ロジャーがほぼ一人で担っていた役割を、皆でこなしていく。
トークボックスも、歌も、ギターやハーモニカも。

欲を言うなら、もう少しオケ(トラック)に頼らないライブをやってもいいのでは、
と思った。
ロジャー不在のZAPPになってから、オケに依存したライブの比重が高くなっている。
逆にステージパフォーマンスに力量を置いているのだろうが、
元々彼らは腕も確かなミュージシャン集団だ。
もっと生の演奏をしていいと思う。
実際、ライブの中でも「California Love」とか、完全に生楽器での演奏になる場面があり、
自分はそういう所で盛り上がってしまった。

ちなみにボビーはさすがに老けたようだったけど、
それでも「Come On」「Do You Really Want An Answer?」と、ZAPPのセカンドアルバムの中の名曲を立て続けに歌ってくれたのでとてもうれしかった。
セカンドからは「Dancefloor」「Doo Wa Ditty」も演奏されたので、やはりZAPPのアルバムでも一番の傑作なんだなと実感した。
シャーリー・マードックは冒頭1曲のみと、ちょっとさびしかった。
本編にも少し絡んでくれると嬉しかったなあ。
いわば「ZAPPファミリー・レビューショー」みたいな構成だったので、
元オハイオプレイヤーズというか元HUMAN BODYのビリー・ベックとかも一緒に来てくれたら楽しいかもしれない。
なんて妄想は膨らむが、かつてのように定期的に日本に来てくれたら嬉しいし、
今回も思ったが、新しいお客さん(若いダンサーやヒップホップ経由のファンと思われる)が来るようになっており、もっともっと彼らの音楽やライブが世間に広まれば、世の中もっと楽しくなるはずだ。

終演後はDAYTON PROJECTの面々と話したりしてた。
Akiheeさんはなんとかボビーのサインをゲット。良かったね(笑)。

DAYTON PROJECTとは6/18(土)に久々に一緒にやります。しかも「Tokyo Chitlin' Circuit」で。
そちらもお楽しみに!

0 件のコメント:

コメントを投稿