2018年6月5日火曜日

Parliament New Album "Medicaid Fraud Dog”

以前から話は会ったように思うが、ジョージ・クリントンがParliament パーラメント名義で
アルバムを発表した。
パーラメントとしては1980年の「Trombipulation」以来38年ぶりだ。
数年前にもファンカデリック名義で3枚組の大作をリリースしていたのだが、
このパーラメント名義のアルバムがなかなか面白い。

もちろん、往年のパーラメントの感じを期待すると肩透かしどころか、
あれ?って感じになっちゃうんだけど、それでもP-Funkならではのワサワサ感は健在だし、
ゆるい感じのグルーヴに乗せてラップしたりってのはジョージがもっとも得意としてるファンクだと思う。

いろんなアイデアや出来た曲を全部ぶっこんだ感もあったファンカデリックの最新アルバムと比べると、
時代性を意識しつつも、現代に通用する音楽を作る意識がかなりあったんじゃないかな?
デジタルでリリースというのも今の時代らしい流れだ。
でも、自分はディスクで欲しいけどね。

それにしてもPVも作られたこの曲「I'm Gonna Make U Sick O'Me」は最高!
曲も素晴らしい。マッドボーンがリード取るところとか、思わずジューニーを思い浮かべちゃうメロウネス。
そして内容はというと、薬を簡単に調合して、結果人々が病に苦しんだり、死に至ってしまうという
今のアメリカ社会の問題を風刺している内容のようで、歳を重ねても相変わらず鋭いジョージ御大、
ほんとかっこいい。
というか明らかに一時期より若返ったように思う。

とはいえ来年の5月にツアーから引退するというジョージ。
P-Funkは永遠だが、ジョージのステージを見ることができるのはもうわずかだ。
見逃さないようにしなくちゃね!



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