2023年10月7日土曜日

Jon Batisteライブに感激

昨夜はKANDA SQUARE HALLという初めて訪れる会場で、
Jon Batisiteのライブを鑑賞。
ここ最近のお気に入りアーティストだが、想像よりはるかにライブが素晴らしくて感激だった。
バンドメンバーは最小限でドラム、パーカッションの女性(かなりいい感じだった!)、ステージ袖のキーボード、
そしてジョン自身。
ジョンは歌だけになったりして、そういうときはオケで歌っているかんじだったけど、
素晴らしいパフォーマンスだった。
でもやはりピアノを弾きながら歌う時が一番かっこいい。
他にもギターやサックス、そして鍵盤ハーモニカも演奏してマルチプレイヤーっぷりを見せてくれた。

鍵盤ハーモニカを吹きながら客席を練り歩いたり、
ファンサービスもバッチリなんだけど、
アメリカ南部の音楽をベースに、カリブやアフリカをも連想させてくれるようなサウンドで、
まさに現代のガンボミュージック。
途中弾いていたギターの音色はデルタブルースのようでもあり、
少しアリ・ファルカ・トゥレなんかも連想してしまった。
ピアノではクラシックの曲のフレーズも織り交ぜたりするが、
強いタッチは打楽器的で、これもまたアフリカやカリブの音楽を連想した。
かと思えばスティービー・ワンダーの曲が織り交ぜられたり。
ジャンルを超えて融合していくのがなんとも心地よいライブだった。
1,000人程度の規模のホールでこんなに充実したライブを観れたことは、
本当に最高だし、是非また次も観たい。
願わくば次回はフルバンドでの完全なライブショーでお願いしたい。
ジョンの演奏力、アーティストパワーなら十分可能だ。

それにしても、最近のライブってスマホ撮影OKだから、
客席の多く、みんなずーっと撮影している。
自分もまったく撮らないわけじゃないし、記録したい気持ちもよくわかるから撮影自体を否定はしないけど、
さすがに目の前の人が、ずっと頭上に掲げて録画しているのが邪魔だったので、
何人かにスマホを下げてくれって注意した。
貴方が撮影したくなるその瞬間は、後ろにいる人もじっくりと観たい瞬間なのだよ。

良いライブはスマホに記録するんじゃない、
自分の目と耳と体で感じて、脳に記憶させるものだ。
その方がスマホのデータの何百倍も貴重だし、他に替え難い価値だと思うけどなあ。

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