2013年1月12日土曜日

Skin Tight

ファンクはベースが命。
サウンドで言うなら1にドラム、2にベース、3にその他
というのが自分の持論。
中でもベースラインがどんなリフを弾くかで曲の印象が決まる。

ロックとかだと、例えばストーンズの「Satisfaction」とか
ディープ・パープルの「Smoke On The Water」とか
ギターリフを口ずさめるように、ギターがグルーブの要になる事が多い。

でもファンクは違う。
ベースリフが重要。
スライの「Thank You」然り
パーラメントの「Flashlight」然り。
曲を説明するときに、きっと皆ベースラインを口ずさめるはず。

そんなファンクの名ベースフレーズで、
あまり語られないが重要なのが
オハイオ・プレイヤーズの「Skin Tight」だ。
この曲も見事にベースとドラムが曲の根幹を作っている。



そして、なぜこの曲が重要かというと、実に多くの著名アーティストが
このベースラインに「インスパイア」された曲を残しているからだ。

例えば、ボビー・ウーマック。
「Standing In The Safety Zone」という曲。
歌が入ると同時に聞こえるベースライン、それは....。



自分にとって重要なソングライターでもある、ドン・コヴェイのこの曲。
「Rumble In The Jungle」。
70年代の曲で、モハメッド・アリの応援歌?な”ボンバイエ”コールもかかる。



極めつけ(?)はFred Wesley & The J.B'sの「Makin' Love」



フレッドはこの後、JBに「アンタはアンタのコピーをしている連中のコピーをしている」と言ってJBの元を離れたとか。。。

いやいや、どれもかっこいいし、自分たちのスタイルにうまく取り入れている。
パクリなんて野暮な事言っちゃダメ。
今風に言うなら「オハイオ家系」「インスパイア」??

そういうわけで、もっともっとオハイオ・プレイヤーズは評価されるべきだし、
ベースを弾いていたマーシャル・ジョーンズももっと評価されるべき。




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