2010年8月21日土曜日

SHOCK

今日はとてもお気に入りの80'sファンクグループのCDをゲット。
店頭で見かけて即購入しました。
「SHOCK/AFTER SHOCK
」がその1枚。

内容はスバラシイの一言。最近流行の80'sブギーファンク路線がお好きな方にはたまらん1枚。
18曲収録で、彼らの幻のインディー・デビューアルバムの音源に加え、未発表音源、ライブ音源、最新の楽曲を収録しています。

SHOCKはRoger Sauceが中心となって結成された黒人白人混合ファンクバンドで、LAを拠点に活動をしていました。
(Roger Sauceは白人)
おそらく結成されたのは1979年とかその辺りではないかと。
1980年には上記のCDに収録された幻のデビューアルバムを発売するが、これは完全ある自主制作で、1000枚しかプレスされなかったのだそう。
僕も今まで現物見た事ない・・・。

で、1981年にFantasy Recordsからデビューアルバム『SHOCK』を(つまり実質はセカンドアルバム)発売するのですが、
これが世紀の名盤。80年代ファンクでもとびきり好きな1枚です。


なかでもここに収録された彼らのヒット曲「Let's Get Crackin'」はヘヴィなエレクトリックファンク。
PファンクやZappが好きだったら絶対にハマるはず。
他も捨て曲一切なしで最初から最後までテンションの高いファンクが連発です。

1982年にはアルバム『WAVES』をリリース。こいつも重量級のファンクボム連発。
ヒット曲こそないものの、前作と並ぶ80'sファンクの名盤といっていいでしょう。
Rick Jamesあたりの影響を感じさせる曲もあります。

1983年にはアルバム『NITE LIFE』をリリースしており、これもなかなかの傑作。
しかしアルバムのリリースはここで一度途絶えてしまいます。
まあFantasy Recordsから3枚もアルバムをリリースしたのだから、この時代のファンクバンドとしては続いたほうなのかも。
実際1984年以降、デジタル化の波が押し寄せ、彼らのように生の演奏力を持ったファンクバンドは軒並み淘汰されてしまうので・・・。
ちなみにこのアルバムにはトッド・ラングレンのカバーなども収録されています。白人のRoger Sauceらしいチョイスというべきなのか。

で、1984年には1枚12インチをリリース。その名も「Slum Dunk」。Racal Recordsというインディからの発売です。
僕はこのプロモ盤を持っているのですが、まあ1984年とは思えぬ(コレばっか)、重量級ファンク。サウンドが多少デジタル臭さが出て来ているとはいえ、
ぶっといシンセベースとか、ビンタみたいなハンドクラップとか、まさに彼らの真骨頂。
途中ベースラインがパーラメントの「Flashlight」になり、テンション嫌でも上がりますよ。
でもサビは♪スラームダンク!って(笑)。

その後どういう流れなのか(Fantasy Recordsという事の影響かな)、Roger Sauceさん、Kenny Gのプロデュースなどに関わったりしています。
全然違う方向にいったな、と。
で『After Shock』のライナーノーツによれば1989年に再びSHOCKとしてアルバムを作るため先行でシングル「Talk About Love」を発売したのだが、
結局アルバムは流れてしまったとの事。
あいにくその「Talk About Love」は未聴。

そんなSHOCKだけど、1994年に突如アルバムをリリースしています。
題して『RETROMAN
』。
ものすごくチープなジャケットでしたが、出た当時にディスクユニオンでゲットして興奮しました。
そして内容も最高!とても90年代半ばとは思えぬ80's路線まっしぐら。
こちらもあわせて再発されたので、是非聞いてほしいです。

Roger Sauceは今も健在で、『AFTER SHOCK』には最新のライブ音源も収録されているし、
是非一度インタビューとかしてみたい。たぶん熱狂的なファンクマニアの白人さんてかんじなんじゃないかな。
ちなみにRoger Sauceの個人ホームページは無いのだけど、こちらが彼の運営しているプロダクションらしい。
http://www.perfectworldentertainment.com/
何コレ、懐メロコピーバンドの事務所じゃん(笑)、という事で、興味津々です。
ちなみにファンク系のバンドは其の名もDr. Funkenstein。そのまんまやんけ!

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