2024年4月16日火曜日

FREEFUNK LIVE -久々の曲-

日曜は新宿Golden EggでのFREEFUNKライブ。
久しぶりの曲をいくつか演奏した。

オリジナルでは「陸橋」、「Untitled Jam」。
「陸橋」は自分の故郷、岐阜のことを歌った曲だ。
演奏するのは8、9年ぶりぐらい?
4枚目のアルバムに収録した曲なので、その頃のツアーではよく演奏をした。
ここ最近、仕事やプライベートで帰省することもあり、
岐阜駅で東海道線に乗るたびに、この曲のことを思い浮かべていた。
FREEFUNKぽくない、ちょっとポップな曲調だけど自分の作ったものだから気に入っている。
今はもう失われてしまった、岐阜の市内中心地の光景だ。

もうひとつの「Untitled Jam」はさらに古い曲で、演奏をするのは12、3年ぶりぐらいだろうか?
オリジナルのスタジオ録音は何かの時に発表したかと思うけど、
今はどこでも聴けない。
インストのファンクナンバーで、勢いで演奏したファンクジャムという感じ。
エディ・ヘイゼルとかファンカデリックの雰囲気ぷんぷんの曲だと思う。
ライブでは後半にエスパーのトランペットソロを入れて、ちょっと70年代マイルスのような雰囲気になったり。

カバー曲では、追悼マリーナ・ショーということで「Street Walking Woman」を久しぶりに演奏した。
桃花がFREEFUNKに加わった最初のツアーの頃はよく演奏をした。
今じゃスタンダードの1曲だけど、やはり演奏するのは楽しいし、あのグルーブ感を出すのはとても難しい曲だ。

そんなわけで、最近はレアな曲も色々入れたりとして、
面白い選曲、内容になっていると思う。

次回FREEFUNKライブは同じく新宿Golden Eggで、
5月12日!
また何かネタを仕込みたいところだ。

FREEFUNK Live at Golden Egg
14 April 2024

Set1
01. Freefunk Shuttle
02. Baby I Love You
03. 陸橋
04. レコード
05. Street Walking Woman [Marlena Shaw]
06. Super Duper Love [Sugar Billy]
07. Untitled Jam
08. 真夜中のドア [松原みき]
09, お前は本当に幸せかい

Set2
10. Electric Lady (She's Foxy)
11. Jump &Shoot
12. 日常
13. The Spirit [inst]
14. カセットテープ
15. Nothing Compares 2 U [Prince]
16. Not Just Hot But Spicy
17. Midnight Jam
18. Flashlight [Parliament]

2024年4月6日土曜日

5月3日はMimiさんとライブ!

今年の連休はどうしようかな、と考えていた頃に、
Mimiさんから帰国のお知らせ。
ライブまたやりましょう!ということで5月3日、連休中盤あたりに

渋谷nobでMimiさんとのライブが決まったので告知。

年に一度のライブだけど、
演奏するほうも、観るほうも毎回新鮮な気持ちになるべく、
新しい曲、はじめて演奏する曲を入れるつもりだ。
Mimiさんの70年代80年代のオリジナル曲を演奏するのが楽しい。
ふだんの自分のバンドで演奏するような曲とは違う雰囲気や、
スタイルがあるので、刺激を受けることが多い。

Mimiさんは精力的で色々なイベント、ライブを連休前後で予定されているようだけど、
バンドスタイルでMimiさんのオリジナルからカバーまでをやるのは、
こちらの"Root Down Session Live"がメインになると思うので、
是非みなさん遊びに来てください。

Izumi “Mimi” Kobayashi & Root Down Session Band Live 2024
5/3/2024 (Fri)

小林"Mimi"泉美 帰国にあわせライブセッション急遽開催決定!
70年代より高中正義バンド、フライング・ミミ・バンド、80年代にはソロを中心に活躍をしたMimiさんのルーツとなるSoul, Funkからオリジナル曲までを演奏!
70〜80年代の日本のポピュラー・ミュージックがシティ・ポップとして再評価される中、必見!

doors open 6:30pm
show start 7:30pm
charge 3,000yen + 1ドリンクオーダー

live:
Izumi "Mimi" Kobayashi

Band musicians
YoSUKEKID (vocal, keyboard) from Ebony-B
Captain Freefunk (guitar, vocal) from FREEFUNK
Endy (bass)
Keiji Matsuo (drums) from Ebony-B
Kenji "Shibaken" Koshiba (sax) from FREEFUNK

Ayana (vocal)
Yoko Masayama (vocal)

food: sue's cafe


nob Shibuya website

2024年4月4日木曜日

オッペンハイマー

クリストファー・ノーラン監督の最新作品「オッペンハイマー」を鑑賞した。
ノーラン作品は必ず映画館で観るようにしている大ファンだが、
今作はアメリカでの上映よりかなり遅れ、ようやく日本公開された。
題材が題材だけに、大手配給会社は見送ってしまったのだろう。

しかし、内容は素晴らしく、日本人が多く観るべき映画だと感じた。
映画は決して分かりやすくはない。
政治劇であったり、オッペンハイマー自身の内面的な話だったり、
時系列も複雑に作られていて、捉えるのに少し時間がかかる。
でも難解ということではなく、仕掛けが非常に多い映画だったと思う。

ノーラン監督がテレビで「オッペンハイマー」のことを語る時に、
その名前をしったきっかけはスティングの曲だと言っていた。
「Russians」という曲だ。
自分もノーラン監督と同世代で、同じような音楽を聴いてきたので、
この曲で同じく「オッペンハイマー」の名前を知った。
アルバム「ブルータートルの夢」は1985年発売で、
当時よく聴いた。ポリスではなく、ソロでは凄腕ミュージシャンを集めて、
ジャズやAORの雰囲気があるアルバムだった。

あれから40年近く経ったが、
世界は別の構造の冷戦状態にある。
ソ連は崩壊したが、ロシアには独裁者が君臨している。
中国も独裁政権色が強くなり、ずいぶんと傲慢な国になった。
いっぽう日本は経済的には衰退し、弱ったままでいる。
アメリカもなんだか不安定だ。かつての強大な国のイメージは薄い。

核開発は今も着々と進み、北朝鮮は物騒なミサイル発射を繰り返している。
オッペンハイマーが開けてしまったパンドラの箱は、もう戻らない。
映画でも出てくるが、まさしくプロメテウスのごとく、
功績と悪名とが入り混じる存在になってしまった。

映画「オッペンハイマー」は直接的な反戦映画とかではないが、
監督が放ったこの映画のメッセージは、
とても重たいものだ。

あと、監督の過去作品とも連なる部分は感じた。
「インターステラー」の物理学や、「TENET」あるいは「ダークナイト」にも通じるテーマがあると思う。

重厚で、見応えのある作品だった。

2024年3月3日日曜日

映画「リトル・リチャード:アイ・アム・エブリシング」を観た

昨日は映画「リトル・リチャード:アイ・アム・エブリシング」を観た。
ロックンロールのパイオニアの1人、リトル・リチャードの伝記ドキュメンタリー映画だ。
映画では、過去のライブやインタビュー映像をを中心に、現在の視点からリトル・リチャードを語る形式となっていて、
これがとても良かった。
リサ・コルテス監督の力量が素晴らしいと思う。
リチャードはロックンロールを作り出した創始者でありながら、正当な評価をされていたとは言い難い。
そしてLGBTQ、性的マイノリティに対する社会の問題もしっかりと取り上げている映画で、
そうした点が”現在の視点”となり、リチャードをできるだけ正確に捉えようとする姿勢を感じた。

ライブやインタビューのいくつかは、これまでもロックの伝記ドキュメンタリーで見かけたものだったが、
そういう意味でもとても新鮮に感じることができるので、名前とヒット曲のいつくかは知っているけど、
という人も是非観た方が良い。

僕がリトル・リチャードを知ったのは、ロックに夢中になり初めてすぐのこと。
1986年のことだったが、1956年プレスリーの時代から、1年ずつロックの歴史を綴る名曲を特集するという
ラジオ番組があったんだけど、これが最高の教科書だった。
もちろんリトル・リチャードは1956年の特集で「のっぽのサリー」で紹介をされた。
ビートルズがカバーしていたのはもちろん聴き齧りはじめていたが、
リトル・リチャードの強烈なシャウトに、一発でノックアウトされた。
ロックンロールを作ったのは、リトル・リチャードやチャック・ベリーたちなんだ、と痛感した。
今もこの時代のロックンロールを聴けば、体が自然に動き出してしまう。
スイングするブギウギのリズム、強烈なシャウト・・・。
自分が生まれる15年以上前の時代の音楽なのに、今となってはすっかり自分の体を流れる血液のような、
そんな感覚を持っている。

今回のこの映画が素晴らしいと思った点だが、
リトル・リチャードの原点、ルーツともなった先駆者にも脚光を当てていることだ。
シスター・ロゼッタ・サープやエスケリータなんて、なかなか陽の目を見ない人たちたが、
こうした先駆者がいなければリトル・リチャードは居なかったのかもしれない。
ビリー・ライトも僕は詳しく知らないシンガーだったが、リトル・リチャードに影響をあたえた1人ということで、
とても興味を持ったので、早速聴いてみようと思う。

映画の中でもハイライトだったのは、長年の功績をようやく認められた、アメリカンミュージックアワードの場面だろう。
この場面はもらい涙してしまった。
是非映画館で観てもらいたい。

映画を観た後に改めて痛感したのは、リトル・リチャードはヒット曲のほとんどを自分で作り、
歌っているということ。
エキセントリックなステージアクションやファッションだけでなく、
しっかりとロックンロールの原点の名曲を作り出している点はすごいことだ。
まさしく、ロックンロールのパイオニアであり、”解放者”なのだと感じた。

映画でも登場するが、グラミーでのこの場面も強烈だ。
音楽業界、とりわけへ白人優位主義、正当な評価をしない連中への、
強烈なカウンターパンチであり、抵抗だったのだと思う。
もしもロックンロールに興味を持ったなら、リトル・リチャードをたっぷりと聴くべきだ。


リトル・リチャードの50年代のライブ映像

2024年2月24日土曜日

Thank you for 52nd BD wishes

2月19日は52回目の誕生日。
家族に仲間、そして多くの友人に祝福のメッセージをもらい、
本当に嬉しかった。
お祝いメッセージに、心より感謝!!
ここ最近、いつも思うことだけど、
とにかく健康で平和に過ごせたことが嬉しい。
まだ終わったわけじゃないがパンデミックを生き残り、
こうして美味しく祝いの食事をしたり、家族と過ごせることが
かけがえのない事なのだと思う。

世界はなんだか不安定で、物騒だ。
日本も政治の世界はなんとも心許なく、腹も立つ事がおおい。
でも日々の暮らしの中で大事なことは、
自分と、関わりのある大事な人たち、つまり家族や仲間、友人たちと
楽しくポジティブに生きていくことだ。
52歳ともなると、人生後半であることを意識する。
そうしたときに、本当に大事なことはなんなのかと考えれば、
自ずと行動や生き方は決まってくる。

暖かくなったり、寒さが戻ったり、
季節のほうもこの時期は不安定だが、
春はもうそこまでやってきている。
動き出すそのときに向けて、ちょうどこの誕生日から
自分の1年は動きはじめる。



毎年同じように手作りのケーキをいただく。
繰り返すこと、それが大事でかけがえがない。

2024年2月13日火曜日

映画「カラー・パープル」

昨夜は、映画「カラー・パープル」を鑑賞してきた。
スピルバーグ監督作品版は、30年近く前にレンタルビデオで観たのだが、
それ以来30年ぶり、今回はミュージカル版をベースに作られた内容だった。

冒頭、のっけからミュージカル調の入り方で、
しかも映画の最初の舞台となる1900年代初頭にはまだ存在していないような音楽で、
正直「大丈夫かな・・・」という思いから始まってしまった。
でも、内容はよかったと思った。
少しご都合主義的な展開も感じた部分があり、
その辺りは2020年代のハリウッド映画の作風なのかもしれない。

主演のファンテイジアは素晴らしい歌唱力と演技力だった。
客演的なポジションとは思うが、大好きなH.E.R.が出てきて嬉しかったし、
ジョン・バティステも登場して面白かった。

注文をつけるとするなら、やはり音楽だろう。
まだモダンジャズもない時代に、そういうサウンドが入ってきたり、
時代考察を言い始めるとキリがないのかもしれないが、
ブラック・ミュージックファンとしてはやはり気になることが多かった。
カントリー・ブルースや初期のジャズではミュージカル仕立てには向かないかもしれないが、
その点だけはどうしても気になった。

2024年2月8日木曜日

映画「ストップ・メイキング・センス」4Kレストア版を観た

大好きな音楽映画のひとつ「ストップ・メイキング・センス」の4Kレストア版を映画館で観てきた。
IMAXの大画面で観れるというので、普段の映画なら絶対に選択しない最前列をおさえ、
文字通り体中でトーキングヘッズの音楽を浴びてきた。

映画館でこの作品を観るのはもう3回目だが、
今までで最高の迫力だったし、細部も明確に観れたので、
色々と発見もあった。

デヴィッド・バーンの才能の爆発っぷりはすごいし、
ティナのベースプレイがとにかく最高。
トムトムクラブの曲の時も最高にかっこよかった。
サポートメンバーではなんと言ってもバーニー・ウォーレル、リン・マーブリーという
P-Funk人脈が大活躍なのが嬉しい。
エドナ・ホルトも素晴らしいシンガーでカッコ良い。

トーキング・ヘッズは最近も再結成ライブのオファーを断ったらしいが、
是非もう一度ライブをやってほしい。
デヴィッド・バーンの「アメリカン・ユートピア」の来日ライブとかあったら絶対に行くんだけどな。




























映画を観た後は、最近はもうお約束の”美味しい食事”。
新宿のTOHOシネマズで鑑賞したので、新宿の大好きな中華料理を満喫。
北京風の名物、チャンポン麺を久しぶりに食べて幸せな気分で1日を終えた。

ポール・ウェラーLIVE

先日の2月4日は、六本木のEXシアターでポール・ウェラーのライブを観てきた。
数年ぶりの来日ということで、会場には熱狂的なファンが集結しており、
開演前からテンションが高く感じた。
年齢層は自分より上もいるが、意外と若い世代も目立っていたが、
男性がかなり多い印象。ポールのことを皆が「兄貴」と呼ぶ所以かもしれない。

ライブはオープニングで、ポールの娘やその家族が数曲演奏をしてスタート。
演奏はちょっといまひとつ・・・だったが家族枠なので暖かく見守っていたけど、
自分の後ろのほうにいた外国人の客は、
1曲終わるごとに「Terrible...」とか「Longer...」と言ってため息をついており、
それもまあ正直な感想だと苦笑してしまった。

その後少し間をおいてポールとバンドが出てきた瞬間、空気が変わり、
見事なまでのロックミュージック・ショーが繰り広げられた。
最近のアルバムの曲や新曲を中心としながらも、懐かしいスタイル・カウンシルの曲や
ジャムの曲も演奏をしてくれる。
ポールは精悍で、ソリッドな存在感だった。
余計なファンサービスは一切やらないが、それが皆の求めるかっこいいポールの姿。
そんな感じだ。
それでも終盤に「Lovely audience」だと言ってくれたのは誇らしかった。

90年代初頭のソロアルバムはよく聴いたし、ここ最近のも予習的に聴いておいたから、
結構曲は頭に入っていた。
もっとも認識のない曲もかっこいいので楽しめたし、
なんと言ってもやはりスタイル・カウンシルの「Shout To The Top」は、 ものすごくテンションが上がってしまった。

ダブル・アンコールで最後の曲はジャムの「Town Called Malice」を演奏してくれ、
これは会場で大合唱だった。

ポールはまだ65歳、若々しく精悍でかっこいい。
また是非日本に来てほしい。




Tシャツを買って、ご満悦の自分。


ライブの後は、六本木のモティで美味しいインドカレー。
22時閉店というので、30分足らずでの食事だったが、最高だった!
最高の音楽と美味しい食事。
これこそ人生を満たしてくれる最高の時間だと強く感じる。

2024年2月6日火曜日

キンムギーズ LIVE!

2月3日はキンムギーズで渋谷nobにてライブ。
今回はトッシーとYou-taっちのHat amorがオープニングで出演をしてくれ、
そのトッシーはゲストシンガーとして、you-taっちはキンムギーズのメンバーとして演奏で、
とても良い内容になった。

新たなメンバー編成となり、面白くなってきていると思う。
今回の選曲もとてもいい感じだったと思っている。
個人的ハイライトは、涼さんのギターで「ハイティーン・ブギ」を歌えたこと。
本物のギターサウンドバックに、本気でちゃんと歌ってみた。
やっぱりかっこいい曲だ。松本隆作詞・山下達郎作曲ってダテじゃない。
小学生のころの自分に言ってやりたい。
「将来、マッチの曲を本物のバンドメンバーと一緒に歌うぞ」って。

ヨースケが選曲したスティーヴィー・ワンダーの「Superwoman」も良かった。
好きな曲だけど、なかなか演奏しようと思ったことはないけど、
ヨースケの歌がバッチリ合ってて、気持ちよかった。
これはまた演奏したいな。

トッシーが歌ってくれた「飾りじゃないのよ涙は」や「タイムマシンにお願い」も
とてもよかった。
「タイムマシンにお願い」はまさにグラムロックの雰囲気で、
前回のキンムギーズでは演奏したT.Rexのような雰囲気で演奏をしてみた。
そういう遊び心も見つけてくれたら嬉しい。
MIYUちゃんが歌った「I Don't Want Talk About It」もよかった。
ロッド・ステュワートの曲なんて意外すぎたが、ハマっていたと思う。

また夏にはやろうという話なので、
次回も是非ROCKでSOULでFUNKな内容で、
自分のルーツとなる音楽を演奏してみたい。
キンムギーズはそういうことができる、いいバンドだ。

キンムギーズ LIVE set list
FEB 03, 2024 (sat)

Set1
1. Brown Sugar [The Rolling Stones]
2. Work To Do [The Isley Brothers/ Average White Band]
3. Street Life [The Crusaders]
4. Little Ghetto Boy [Donny Hathaway]
5. Super Woman [Stevie Wonder]
6. ハイティーン・ブギ [近藤真彦]
7. 飾りじゃないのよ涙は [中森明菜]
8. Put It Where You Want It [Average White Band]

Set2
9. Valdez In The Country (inst) [Donny Hathaway]
10. You Are So Beautiful [Billy Preston]
11. Rocky Mountain Way [Joe Walsh]
12. タイムマシンにお願い [サディスティック・ミカ・バンド]
13. You Are My Heaven [Roberta Flack & Donny Hathaway]
14. I Don't Want To Talk About It [Rod Stewart]
15. Love The One You're With [Stephen Stills]
-encore-
16. Another Star / Stevie Wonder [Stevie Wonder]


2024年1月26日金曜日

Billy Joel Live: 思い出の名曲と共に

1月24日は東京ドームで、ビリー・ジョエルのライブ。
なんと18年ぶりの来日で、しかもたった1回限り。
しかも”最後の来日ライブ”を謳っている。
絶対に行かなくてはいけない、というのはこういう時のことだ。
無事チケットも当選し、ライヴを堪能してきた。

ビリー・ジョエルを好きになったのは中学生の時。
洋楽ファンになり最初の頃に気に入ったのがビリーの曲だった。
そして、中学3年生の時はクラスのみんなの前でビリーの曲を披露するという、
そんなこともあった。
その時に弾いて謳ったのは「New York State Of Mind」で、
文化祭では「Honesty」を弾いた。
当時は自分はピアノ弾きだったし、ビリーはそういう自分にとって、
最高にかっこいいロール・モデルだった。

その後何作かアルバムもリリースしてもちろん聴いたが、アルバム制作はやめてしまったようで、
時折来日ライブがあり、その度に通った。
2008年前回のライブも、東京ドームで堪能した。

70歳を超えたビリーは、すっかり髪の毛も薄くなり体型も丸くなったが、
歌声は変わらず素晴らしく、最高のエンタテイナーだった!
演奏をする曲どれもも口ずさめるなんて、滅多にないことだ。
2時間20分近く、たっぷりと名曲を披露してくれた。
セットリストがのちに公開されたので転載する。

BILLY JOEL Live at Tokyo Dome
JAN 24, 2024

01. MY LIFE|マイ・ライフ
02. MOVIN’ OUT|ムーヴィン・アウト
03. THE ENTERTAINER|エンターテイナー
04. HONESTY|オネスティ
05. ZANZIBAR|ザンジバル(冒頭に「さくらさくら」の一節)
06. INNOCENT MAN|イノセント・マン(冒頭にザ・ローリングストーンズ「Start Me Up」をビリーがモノマネ歌唱)
07. THE LONGEST TIME|ロンゲスト・タイム
08. DON’T ASK ME WHY|ドント・アスク・ミー・ホワイ
09. VIENNA|ウィーン
10. KEEPING THE FAITH|キーピン・ザ・フェイス
11. ALLENTOWN|アレンタウン
12. NEW YORK STATE OF MIND|ニューヨークの想い
13. THE STRANGER|ストレンジャー
14. SAY GOODBYE TO HOLLYWOOD|さよならハリウッド
15. SOMETIMES A FANTASY|真夜中のラブコール
16. ONLY THE GOOD DIE YOUNG|若死にするのは善人だけ
17. THE RIVER OF DREAMS|リヴァー・オブ・ドリームス(ブレイクにバンド・メンバーのクリスタル・ タリエフェロがアイク&ティナ・ターナーの「River Deep, Mountain High」を歌唱)
18. NESSUN DORMA|誰も寝てはならぬ(バンド・メンバーのマイク・デルジュディスが歌唱)
19. SCENES FROM AN ITALIAN RESTAURANT|イタリアン・レストランで
20. PIANO MAN|ピアノ・マン

ENCORE
21. WE DIDN’T START THE FIRE|ハートにファイア
22. UPTOWN GIRL|アップタウン・ガール
23. IT’S STILL ROCK N ROLL TO ME|ロックンロールが最高さ
24. BIG SHOT|ビッグ・ショット
25. YOU MAY BE RIGHT|ガラスのニューヨーク

個人的にはやはり「New York State Of Mind」「Honesty」は感涙。
歳を重ねると、大好きな曲を生で聴くだけで、涙があふれてしまいそうになる。
きっとそれは、それだけの時間をかけてたくさんの思い出や記憶も含まれているから。

あと嬉しかったのは「The Longest Time」だ。
アカペラのこの曲はなかなか演奏が難しいと思っていたけれど、
現在のバンドメンバーは歌もバッチリで、素晴らしいクオリティだった。
中学生の時の仲間たちと、なんちゃってのモノマネで歌ったりしたっけ。

「Say Goodbye To Hillywood」もよく聴いた曲で、ライブで聞けて嬉しかった。
「Piano Man」は、ビリーがハーモニカ・ホルダーを首にかけただけで大歓声。
そう、お客さんもみんなどの曲をやるのか、一発でわかる。
そして最後はコーラスの大合唱。
最高だった。

ビリーは2月には久しぶりの新曲を出し、グラミーでもパフォーマンスをするという。
ライブも全然元気で、声もしっかり出ていた。
どうか、今回が最後などと言わずに何度でも日本に来てほしい。
そういう”詐欺”は大歓迎だ。
ストーンズも、クラプトンも、ジョージ・クリントンもまだまだ元気にやっている。
彼らより少し若いビリーなら、まだまだいけるはずだ。



グッズは完売祭り。
欲しかったTシャツは買えなかった・・・。
また来日してくれる時は、仕事休んで朝から並ぼうと思う。
もしくは事前通販是非やってほしい。

2024年1月23日火曜日

Who Is This Bitch, Anyway? - Marlena Shaw逝く-

大好きなシンガーのマリーナ・ショウが亡くなってしまった。
ここ数年は、こうして自分が大好きで聴き続けたシンガーやプレイヤーの訃報に接し、
この日誌にも書くことが増えていて、悲しい。
もちろん限りある生命なので、いつかはその時が誰にだって来るのだけど、
そんな簡単に割り切れるものではない。

個人的な思い出を書くことにする。
はじめてマリーナ・ショウの歌を聴いたのは90年代半ばだろうか。
レアグルーヴの流れで知り、再発されたCDかレコードで聴いた。
もちろん「Who Is This Bitch, Anyway?」で、言わずと知れた名盤アルバムだ。
オープニングの後にスタートする「Street Walking Woman」の猛烈なドライブ感とかっこよさ、
そしてロバータ・フラックの名曲「Feel Like Makin' Love」の秀逸なカバー。
他の曲もどれも最高で、隙のない傑作だ。

その後2010年代になり、ビルボードライブでこの名盤の再現ライブと称して、
デヴィッド・T・ウォーカー、チャック・レイニー、ハーヴィー・メイソン、ラリー・ナッシュが
集結して演奏をするライブが開催された。
人生の中でも忘れがたい、最高のライブの一つだ。
マリーナは歳を重ねたけどとても素敵で美しく、
少し枯れた歌声も素晴らしかった。

ビルボードライブで来日公演があるたび観に行ったし、
最後のラストステージと称した公演は2016年だったので、
自分が感じていたよりちょっと前だった。

久しぶりに「Street Walking Woman」を演奏したくなった。
マリーナの生の歌声はもう聴くことはできないが、
彼女の残した名曲、歌声は永遠だ。
素晴らしい音楽をありがとう。

Thank you for you great voice, singing & music,
Rest in Peace, Marlena Shaw...

ずいぶん前にカバーした「Street Walking Woman」の演奏。

2024年1月21日日曜日

Bruno Marsライブ再び

ブルーノ・マーズが再度来日ライブということで、
今回もしっかりと目撃をしてきた。
家族4人で洋楽ライブは、フジロックや東京JAZZ以来かもしれない。
それもフェスだったから、単独公演としては初めて?

前回と基本は同じ流れのライブだったが、
パーフェクトな内容だった。
ブルーノが2020年代も最高のエンタテイナーであり、
R&Bやソウルミュージックの系譜にあるシンガーだと実感をした。
歌い。踊り、ギターやキーボードも弾いてマルチっぷりを発揮している。
時にマイケル・ジャクソンやプリンス、ジェームズ・ブラウンを思い浮かべてしまうが、
若い世代にとっては、ブルーノこそがそうしたエッセンスを全てミックスした、
最高のアーティストだろうし、それで良いと思う。

客席は老若男女、色々な客層で満席だった。
それもまたすごいことだ。

個人的にはそろそろ新しいアルバムも聴きたい。
24Kマジック、そして「Silk Sonic」での活躍と、
80’sファンクから70's スウィートソウルまで、音楽の良いところを総なめしているので、
次はどんな一手なのか、期待をしている。

キティちゃんとのコラボグッズもあって、なんだかブルーノは日本が好きみたいだ。
それもまたカワイイ、と思う。

2024年1月8日月曜日

パーフェクト・デイ

日曜は珍しく朝から忙しかった。
午前に用事を済ませたあと、毎度の地元の神社へ初詣。
浅草ではすでにお参り済みだけど、やはり地元の神社に行かないと落ち着けない。
お参りできてスッキリ出来た。
引いたおみくじも「大吉」。
今年は良い一年になると確信した。
年始から波乱含みだけど、世の中も良い一年となることを願う。

そのあとは吉祥寺に移動し家族で、
話題のフォーのお店「フォー・ティン」で食事。
幸い、それほど並ばずに食べることができた。
実に美味しい。今まで食べたフォーの中でも確実にベスト・ワンだ。



そのあとは映画「パーフェクトデイズ」を鑑賞。
ヴェンダース監督と役所広司の出会いが素晴らしい奇跡を起こしてくれたと思う。
映画が終わった後も余韻に浸りたくなる、素晴らしい作品だった。
毎日を同じ繰り返しをする主人公の愛おしさと慎ましさ。
映画全編を流れる素晴らしい1960年代、70年代の音楽。
大きな事件は何も起きないが、ちょっとした変化や主人公の過去を想像させる出来事が、
少しだけ起きる。
本当にこれは良い映画だった。


最近思うことが増えたが、良い音楽(今回は良い映画)と、美味しい食べ物。
これほど幸せを満たしてくれるものはない。
しかも大吉をもらった。

まさにパーフェクトデーな1日だった。

2024年1月5日金曜日

2024年の幕開け

元旦に能登半島では大きな地震が発生し、
現地は大変なことになっている。
亡くなった方も数が増えていて、悲しいし辛い。
冬の寒い時期なので、避難先でも辛い状況だろうし、物流も元々それほど輸送ルートが
豊富にないエリアだろうから、心配だ。

そして2日には、その能登へ向かう予定だった飛行機と、ジェット機が滑走路上で衝突する事故も
起きてしまった。

新年早々、なんだか波乱の幕開けとなっていて、
心がざわついてしまう。

落ち着いて、冷静になろうと思う。
こういう時にできることは、自分のやるべきことをしっかりやる。
支援という意味では、寄付が良いのだと思う。

2024年1月1日月曜日

Happy New Year 2024

2024年元旦。
新しい一年の始まり。気持ちも改まる。

昨年も元旦に書いていたけれど、
世界は相変わらず戦争に満ちていて、きな臭い。
政治もなんだか情けないことになっている。
コロナは明けたが世界はまだまだ不安定なままだ。

だからこそ、自分にできることをしっかりとやり、
思ったことを言葉にして、音楽を鳴らしたい。
好きなこと、大事なことに集中していきたいと思う。
2023年は仕事でも音楽でも、迷うことがあったけれど、
その中で見出した道を突き進むのが良いのだと見出した。

2024年が、皆にとっても、自分にとっても最高の一年となりますように。