2023年7月9日日曜日

PANTA'X WORLD

頭脳警察〜PANTA & HAL、そしてソロと実に50年以上日本のロックを牽引してきた、
PANTAさんが亡くなってしまった。
数年前から闘病をされていたのは知っていたが、つい先日も復活ライブをやっていたので、
改めて急な知らせでショックだ。

高校のとき日本のロックを掘り起こすように聴き、
村八分だとかジャックスだとか、60年代終わりから70年代にかけての、
ロック黎明期のレコードのなかに「頭脳警察」はあった。
貸レコード屋で見かけて、カセットテープにダビングして繰り返し聴いたのが、
セカンドアルバムと「悪たれ小僧」だった。

ほどなくして名盤「クリスタル・ナハト」が発売され、これはレコード屋で予約をして購入した。
高校生には1枚¥2,800のレコードはなかなかの高額出費だったけれど、
それでも絶対にすぐ聴きたかったのだ。
頭脳警察もすごかったが、このアルバムでは日本語のロックで、
ここまで世界を表現できるのか、と感動をした。
今でもPANTAソロ作品の中で一番好きな、大傑作アルバムだ。

その後リリースされた「P.I.S.S.」もコンセプトはあえて立てないが、
日本語ロックの真骨頂として素晴らしい内容として繰り返し聴いた。
ライブにも行き、その時はゲストでルースターズの花田さんがギターを弾いていた。

日本のロックを創り、新たな可能性を切り拓いた人がまた1人、
居なくなってしまったことが寂しい。
かつて音楽雑誌で、山口冨士夫、鮎川誠、PANTAの3名の対談もあって、
感激して読んだ記憶があるけれど、もうこの3人とも居ないだなんて。
最高にかっこいいロックを聴かせてくれたPANTAさんに、
哀悼の意と、感謝の気持ちをここに記したい。
遺してくれた音楽とその世界、PANTA'X WORLDは永遠だ。

2023年7月2日日曜日

サンプラザの思い出

早いもので7月に入った。
梅雨なのか、夏なのかまだら模様のような天気が続くが、
きっと夏はそこまで来ている。

今日で中野のサンプラザが営業終了だとか。
山下達郎ライブが最後の公演ということで、相当盛り上がったのだろうなあ。

中野サンプラザでは、色々とライブを観た。
90年代のある時期までは、大型のライブホールがなかったので、
いろいろなライブ・コンサートの受け皿でもあっただろうし、
達郎氏のようにここで演奏をすることにこだわってきた人も多かったと思う。

”ライブを観た”ではなく幻と終わってしまったパブリック・エネミーのライブも、
サンプラザだったと記憶している。
あの時チケット買って会場に行ったら公演中止だったわけで、
結局その後振り替え公演があったのか、その辺りは記憶が曖昧だ。

仕事でもここはよく行った。
中野駅の目の前で、わかりやすいシンボリックな建築だった。
数年後にはもう少し大きなホールになるらしい。

そういえば、地下には音楽スタジオもあって何度か使った。
バンドの自主録音でも使ったことがある気がする。

こうやって少しずつ街の景色が変わっていくのは、
宿命なのかもしれない。
でも、どうか無味乾燥な薄っぺらい街にはならないでほしい。
東京都が計画しているという、渋谷道玄坂の再開発なんかは、
結局今あるものを排除したいだけのようにも思える。

中野もそうだが、中央線にはどうか、おかしなデベロッパーや開発屋が
跋扈しないでいてほしいと願っている。