2021年3月30日火曜日

4月はライブ3本

桜の花が満開の週末だった。
ゆっくりと花見を、とはいかないがそれでも通り道に満開の桜を見かけるのは心が踊る。
自分の名前に“桜”(正確には”櫻”だけど)が入っているだけあって、ちょっと嬉しい。

4月はライブが3本。なかなか思うようにできない時期もあったけれど、
どうにか色々と企画したり声をかけていただき3本、どれも楽しいことになりそう。

まずは4月10日、友人のイラストレーター・アートクリエイターのタッケさんこと竹田数雄さんの
プリンスをテーマにしたアート展「PRICOLLE CAFE」のオープニング記念で演奏。
ヨースケと2人でプリンスの曲を中心にライブの予定。
お店のSOREKARAさんは今回初のご縁だけど、ホームページみたところ、綺麗なカフェで飲み物や食べ物(カレー!)が
とても美味しそう。
限定15名の予約とのことなので、参加希望の皆さんはどうぞお早めに。

そして翌週4月17日は、久しぶりのFREEFUNKライブを新宿Golden Eggで。
引き続きワンマンライブでたっぷりと演奏をする予定。
まだ1回しか演奏できてない新曲も久しぶりにやれそうなので、ご期待ください。
なおいつもと違いOPEN 18:30 START 19:00と30分早めたので、時間お間違い無く。


そして4月24日は渋谷nobにてPRINCEトリビュートライブ。
こちらはバンドセットで演奏。
共演にはサイモンガー・モバイル、DJ AKKYということで強力な布陣と思う。
昨年の開催が延期になってしまったけれど、どうにか1年越しの実現。
選曲もすごく面白くなると思う。

ということでPrince絡みのライブ2本とFREEFUNKのライブ1本、ぜひ皆さん遊びに来て欲しい。



2021年3月21日日曜日

Space Is The Place!

サン・ラの映画「Space Is The Place」を吉祥寺Uplinkで観てきた。
奇天烈な昭和のSF、という風情だけど内容はとても深い。

サン・ラの唱えるアフロフューチャリズムと当時のブラックムービーの流れとが交差していくのが面白い。
映画「Shaft」の主人公のように、あるいは「Super Fly」の主人公のようにアクションをサン・ラ自身がやるわけではない。
むしろ、宇宙から来た神秘的な哲学者のようであり、モーゼのようでもあった。

黒人同胞の「監視者」とタロットで対決をしながら物語は進んでいく。
土星からやってきたというサン・ラの奏でる音楽もまた神秘的で宇宙の音楽そのものだった。
アルバム「Space Is The Place」は何度も聴いた最高のアルバムだったが、映画がこれほど深い内容で奇天烈だとは知らなかった。
久々にすごく刺激を受けた映画だった。

サン・ラのアルバムは今は多くは配信で聴くことができてありがたい。
自分がまだ東京に来たばかりの頃は、ようやくCDの再発が進んでいた時期で、カタログも膨大だったから買い集めるのも限界があった。
当時聴くことのないままだったアルバムを聴くとますます虜になっていく。
P-FunkやEarth, Wind & fireが好きなら絶対にハマると思うし、彼らのルーツとなったと言っても過言じゃないだろう。

数あるアルバム、楽曲の中でも好きなのはこの曲。
もうまんまP-Funkでしょ、これ。




サン・ラのライブ映像も残っていて、観てて楽しい。

2021年3月17日水曜日

春が来ているね

少しずつ暖かくなってきて、春がもう来ているね。
冬のヤツとせめぎあいをしているから、夜は寒くなったりだけど。

先日のキンムギーズでのライブ、楽しかった。
おかげさまで多くの皆さんに観ていただきよかった!
今回はセットリストもかなり入れ替わり、面白い内容になったんじゃないかと思う。

Doobie BrothersやJoe Walshを演奏するなんて昔は考えたこともなかったけど、
そういう自由度があるバンドって楽しい。

こんな内容のライブだった。
次回もまた夏かそこらでやれると思うので、面白い選曲を考えておこう。

3/13/2021 キンムギーズ set list

1. Work To Do / Average White Band
2. Higher Ground / Stevie Wonder
3. Rocky Mountain Way / Joe Walsh
4. Some Skunk Funk / Brecker Brothers [Inst]
5. Telegram Sam / T.Rex
6. Maybe / Janis Joplin
7. China Grove / Doobie Brothers
8. Still Got The Blues / Gary Moore
9. Joy To The World / Three Dog Night
10. Move On Up / Curtis Mayfield
-encore-
11. Another Star / Stevie Wonder

キンムギーズ are...
YoSUKEKID vocal, keyboard, talkbox
Ryo Kobayashi guitar
Toshi "Captain Freefunk" Sakuratani vocal, guitar
Norio Yoshida bass
Keiji Matsuo drums
Yusuke Araki sax, vocal

しばらくはまたミックスダウンなんかをしつつ、4月はライブも結構決まってきたので、
そこに向けて仕込んで行こうと思っている。
FREEFUNKのライブも本当に久しぶりということで、25周年なかなか思うような状況ではないけれど、
ライブはやれるときにやろうと思うので、
ぜひまた観て欲しい。

FREEFUNK Next Live
4/17/2021 (sat)
at Goldn Egg, Shinjuku

doors open 7:00pm
show start 7:30pm
ticket 2,000yen+1drink

2021年3月11日木曜日

3.11に思うこと

東日本大震災からもう10年になる。
3月11日は、自分の生涯の中でも忘れることのない日だろう。
忘れてしまったことなど、全くなかったと思う。

しかし、この10年を振り返ってみれば、日本は実にたくさんの災害に遭ってきた。
地震や水害、猛暑など・・・。
全国で色々な大変なことが起こってきて、そして昨年は世界中でコロナウィルスの感染が拡大した。

月並みな言い方だけど、人間は自然の前では本当に脆く弱い存在だと痛感する。
だからこそ協力しあい励まし合い、進んでいくしかない。

自分の祖母は2人とも、生涯を通して戦争体験のことを語っていた。
子供の頃からずっと聞かされてきたが、彼女たちにとって、忘れられない強烈な体験だったのだと思う。
気がつけば、我々も少しずつ語りかける世代になってきたようだ。
震災のとき、昔からの言い伝えや、道標に記された記録などが改めて注目されたことがあったと思う。
語り継いでいく、ということも大事なことなんだな、と感じた。

震災の後に訪れた、亘理町や石巻、東北のみんなはどうしているだろうか?
震災のおきる数年前に訪れた、名取町で拾ったタクシードライバーのおばちゃんは、 ずいぶん気さくな人でいっぱい話しかけてくれたけど、
無事に津波から逃れることができただろうか?

定禅寺のジャズフェスで盛り上がってくれた観客の皆さんは今も元気だろうか?
FREEFUNKの音楽やライブを覚えていてくれるだろうか?

友人や仲間だけでなく、そうやって街で出会ったりすれちがったひとたちのことも、
時々思い出すことがある。そこに刻まれた、なんでもない日常の光景のひとつ。

FREEFUNKで震災の後に「日常」という曲を作ってライブでも何度か演奏をした。
今の時代、新しい日常=ニューノーマルという言葉もすっかり定着してしまった。
日常が帰ってくることを願うのではなく、新しい日常を作っていく、溶け込んでいくのも必要なのかもしれない。
新しい日常のことを受け入れながら、新しいことを少しずつ始めていきたいと思う。
時々、昔の話も語りながら。

2021年3月9日火曜日

Spring High!

3月になり、少しずつ暖かくなってきた。
先日の日曜は、本当に久しぶりのFREEFUNKメンバーで、スタジオライブ。
本当はライブをやりたかったけれど、緊急事態宣言の期間になってしまったので、何か代わりにできないかと考え、
スタジオライブをやってみた。
映像と音を一緒に録ったので少し編集に時間かかるけど、
近日公開できると思う。


久々全員集合の写真。


今週の13日は渋谷nobでキンムギーズライブ。
これも本当は年明けにやりたかったものだけど、延長していたものだ。
あいにくの宣言も延長となってしまったけど、今回はライブ決行ということで
面白い選曲をお届けできると思う。

しばらくはまだ、三寒四温で冬と春が鬩ぎ合っているけれど、
もう確実に春はそこまで来ている。

色々と動き出す時が来たぞ、と思いながら、テーマ曲は大好きなRamsey Lewisの「Spring High」で。