2024年1月23日火曜日

Who Is This Bitch, Anyway? - Marlena Shaw逝く-

大好きなシンガーのマリーナ・ショウが亡くなってしまった。
ここ数年は、こうして自分が大好きで聴き続けたシンガーやプレイヤーの訃報に接し、
この日誌にも書くことが増えていて、悲しい。
もちろん限りある生命なので、いつかはその時が誰にだって来るのだけど、
そんな簡単に割り切れるものではない。

個人的な思い出を書くことにする。
はじめてマリーナ・ショウの歌を聴いたのは90年代半ばだろうか。
レアグルーヴの流れで知り、再発されたCDかレコードで聴いた。
もちろん「Who Is This Bitch, Anyway?」で、言わずと知れた名盤アルバムだ。
オープニングの後にスタートする「Street Walking Woman」の猛烈なドライブ感とかっこよさ、
そしてロバータ・フラックの名曲「Feel Like Makin' Love」の秀逸なカバー。
他の曲もどれも最高で、隙のない傑作だ。

その後2010年代になり、ビルボードライブでこの名盤の再現ライブと称して、
デヴィッド・T・ウォーカー、チャック・レイニー、ハーヴィー・メイソン、ラリー・ナッシュが
集結して演奏をするライブが開催された。
人生の中でも忘れがたい、最高のライブの一つだ。
マリーナは歳を重ねたけどとても素敵で美しく、
少し枯れた歌声も素晴らしかった。

ビルボードライブで来日公演があるたび観に行ったし、
最後のラストステージと称した公演は2016年だったので、
自分が感じていたよりちょっと前だった。

久しぶりに「Street Walking Woman」を演奏したくなった。
マリーナの生の歌声はもう聴くことはできないが、
彼女の残した名曲、歌声は永遠だ。
素晴らしい音楽をありがとう。

Thank you for you great voice, singing & music,
Rest in Peace, Marlena Shaw...

ずいぶん前にカバーした「Street Walking Woman」の演奏。

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