2022年2月25日金曜日

Peace Love Not War

プーチンの指示によりロシア軍がウクライナへの侵攻を開始した。
領土を拡大するためではないと言っているけれど、
隣接するNATO諸国との緩衝地帯として実効支配をしたいというのが、
背景らしい。

こういう国がつい近くにあって、
日本の領土の一部を占領しているという事実はとても重たい。
そして今回の侵攻を人々が許してしまったら、
後に続く国が出てきてもおかしくない。
事実、領土を広げる野心を隠さない国もある。

重く冷たい現実を突きつけられていると感じる。 しかし、戦争でいつも多く犠牲になるのは、立場の弱い人たちだ。
子供、女性・・・。
若者も戦地に送り込まれる。
音楽や映画、おおよそ全ての娯楽やエンタテインメントは、
戦争にいつも翻弄されてきた。
だからこそ、戦争にNo!と訴え続けなくてはいけない。
エンタテインメントは、平和な社会があってはじめて成立する、
とっても脆いものなのだ。

音楽や文学で「戦争反対」を唱えたところで、
何も変わりゃしないよと冷笑をする人たちもいる。
たった1曲や、一遍の文章では何も変わらないだろう。

大事なことは、唱え続けることなんだ。
言い続けること、歌い続けること、書き続けることで、
それは人々に浸透していく。
今こそ「戦争をするな!」と皆が声をあげるべき時だ。

2022年2月20日日曜日

Thank you 50th BD

昨日は50回目の誕生日。
SNSやメッセージなどで沢山のお祝いをいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱい。
勿論、家族からもお祝いをしてもらい素敵な日となった。

あっという間の50年。
でもここからもまだ長く続く折り返し地点。
なんと言っても今は「人生100年」と言われる時代。

SNSにも書いたけど、今年の抱負は「いつも笑顔でいよう」と決めた。
年取って怒ってばかりいる人にはなりたくないなあ、と。
パンデミックもまだ収束していないので不安や怒りがまったく無いわけではないが、
マイナスの感情をエネルギーにするのではなく、プラスのポジティブな感情を原動力にして
人生の後半を生きていきたいと思っている。

ライブって1曲目のオープニングでテンション爆上がりだけど、
むしろ中盤からエンディングにかけてが本当の盛り上がりだ。
怒涛のヒット曲が続き、アンコールもある。

アルバムだって、B面が最高!っていうレコードはいっぱいあるはず。

オミクロン株の感染がまだなかなか収まらないけれど、
少しずつ状況も良くなる気がしている。実際ピークアウトをし始めている地域もある。
3月19日、1ヶ月遅れのBDライブだけど、
ここでは仲間たちと一緒に楽しいパーティーにしたいなと思う。
少しでも多くの皆さんに遊びにきてもらえたら、嬉しいな。

2022年2月13日日曜日

「The Beatles / Get Back Roof Top Concert」を観てきた

今日は映画「The Beales Get Back: Roof Top Concert」を観てきた。
映画館に足を運んだのは今年になって初めて。
IMAXで限定上映をしているのが今日までと知り、急いでチケットを予約した。
幸いなことに立川の映画館が少し前の方の席が空いていたので、最前列を予約した。
以前にストーンズの「Shine A Light」やジミヘンのウッドストックライブを映画館で見たときに、
こういうライブ映画は前の方で圧倒的な没入感と音量で体感するのが良いと思ったからだ。

内容は、今ディズニープラスで配信されている「Get Back」の中のハイライトともいえる、
アップルのビルの屋上での所謂「ルーフトップ・コンサート」をまるまる収録したもの。
「Get Back」の予告編で、このフィルムが徹底的にレストアされ、映像も音源も非常に生々しいものに
仕上がっていることは予習済みだったが、改めてIMAXの大画面でビートルズのライブを体感し、
体中に電流が走るような刺激を受けた。
4人がスクリーンの中で生き生きと演奏している。
とりわけ、ジョン・レノンやジョージ・ハリソンと既に世を去ってしまったビートルが、
大きく映し出されるたび、涙が溢れそうになってしまった。
ジョンは死後、愛と平和の使者のような存在となっているが、やはり自分の中では
最高にカッコいいロックンローラーだと痛感した。

かつてビデオテープで観た映画「Let It Be」とはまるで違う印象だ。
バンドの解散、空中分解を強調するような「Let It Be」ではなく、
ビートルズは最後まで最高のバンドだった、というのが存命のポールとリンゴからの、
この映画を通してのメッセージだと受け止めた。

ソウル・ミュージックファンには若きビリー・プレストンの姿が観れるのも楽しい。
このルーフトップコンサートを素晴らしいものにした立役者がビリーだったと思う。
フェンダー・ローズピアノでコロコロと転がるファンキーなプレイは最高だ。

IMAXでの上映ということで、特別に編集をされたのかわからないが、
時折マルチアングルで観せてくれるのも楽しいし、
当時のロンドンの人々がビートルズをどう受け止めていたかもわかる、貴重なフィルムだ。

騒音での苦情を受けた警官がアップルに半ば無理やり入ってくるくだりも、
すべてお見通しでフィルムに収められているのが面白い。
現代だったら「ビルの屋上でライブ演奏やってみた」みたいなユーチューバー的な発想にも通じる。
警察に取り締まられているところまで映像にしてしまっているところなんて、
完全に確信犯だと思った。

でも、このライブから半世紀以上が経ち、これを今更「炎上」などと騒ぎ立てる人は
誰もいないだろう。
20世紀のポピュラーミュージックにおける、重要なフィルムとなったことは疑う余地もない。

実はまだ、ディズニープラスの「Get Back」は訳あって見れていない。
できれば映画館で、と思っていたし、そうでなければ家の大きなテレビで、
と思っているがそれは来月までお預けになりそうだから。
でも今回、ルーフトップコンサートの映画を観たことで、とても刺激を受けた。
「Get Back」を観るのが楽しみだから、繰り返しビートルズを聴いておこうと思う。

2022年2月11日金曜日

Funk Queen, Betty Davis

元祖Funkの女王、ベティ・デイビスが亡くなってしまった。
先日のシル・ジョンソンといい、自分が夢中になったアーティストやシンガーは大抵、
60〜70年代に活躍をした人だから年齢的には70代、80代となり多少覚悟しているとはいえ、
少しずつ訃報が増えていき、寂しいかぎりだ。

ベティ・デイビスを初めて聴いたのは90年代の終わりぐらいか、
レアグルーヴなど再発モノを掘り下げる中でだったと思う。
サウンドは自分の超ストライクゾーンの、イナタいファンクサウンドだった。
アルバムは3枚ほどしかリリースしておらず、知ったばかりの頃は完全に消息不明というか、
活動は何もしていなかったと思う。

数年前に奇跡の復活を果たしていたが、ライブを見ることはできなかった。
ベティの音楽や歌は、英語でいう「Nasty」、下品とか、えげつないみたいな意味でよく表される。
音源から十分すぎるほどに、ベティの強い個性が滲み出ているのがすごいと思った。
そして、彼女を「Funkの女王」たらしめるものは何だろう、と考えてみた。

代表となるビッグヒット曲があるわけではない。
歌もすごく上手いというタイプでもない。
そう考えた時、やはり強く感じるのは、強烈な個性と媚びない強さといったベティのペルソナと、
他の誰かのコピーや後追いではない、先駆者としての存在感ではないかと思う。

もちろん、スライ&ザ・ファミリーストーンのドラマー、グレッグ・エリコがプロデュースしたとか、
ラリー・グラハムやタワー・オブ・パワーら錚々たるプレイヤーがアルバムに参加しているとか、
サウンド面でのかっこよさも見逃せないが、やはり強いのは「存在感」だ。
ファッションも強烈で、大なアフロヘア、ホットパンツ、ロングブーツ。。。全てベティが元祖だった。
大好きなベティの曲に「Anti Love Song」というのがある。
こんなタイトルでファンクを歌うシンガーは、ベティの前には居なかった。

ベティの貴重なライブ映像はYouTubeにいくつかある。
コロナがなければもしかしたら日本に来てくれるチャンスがあったのかもしれない・・・。




R.I.P. Betty Davis, First Queen Of Funk...

2022年2月7日月曜日

Bluesy, Funky, One & Only... Syl Johnson

大好きなシンガーだったシル・ジョンソンが亡くなってしまった

ブルージーでファンキー、メロウさも兼ね備えた稀有なシンガーだった。
数年前にビルボードライブ東京でライブを観ることが出来たが、それが最初で最後になってしまった。
御年85歳というから、結構なご高齢ではあったのだが残念でならない。

自分が初めてシルの音楽を聴いたのは18か19歳のころだったか。
P-Vineからリリースされていたシカゴ時代の編集盤CDだった。
有名な、両手を広げている「Dresses Too Short」のアルバムジャケットを使ったTwinight時代の編集盤だ。
JBにも通じるようなファンキー・ソウルサウンドがめちゃくちゃカッコ良くて、大好きになった。

その後まもなくして、ハイ・レコードのアルバムの国内盤リイシューが始まり、アル・グリーンやOVライトとあわせて買い集めた。
シカゴ時代のサウンドとはうって代わり、メロウさも感じる仕上がりなんだけど、ブルージーな雰囲気がたっぷりで、
こちらも一発で虜になってしまった。ハイ時代にアルバムは4枚リリースされているけれど、どれも最高だ。

80年代にはラップを取り入れたようなファンクナンバーも歌っていて、これもP-Vineから国内盤が出ていて、
ヘヴィローテーションで聴いていた。

こうして改めてシルの音楽を辿ってみると、シカゴとメンフィス、ブルーズとファンクと柔軟にスタイルを使い分けているのがユニークだ。
時代の流れに乗っている部分もあるのかもしれないが、そもそもその両方がシルのルーツとしてあるのだと思う。

そんなわけで、追悼シル・ジョンソン大会で聴きまくっている。
Rest In Peace, One & Only Syl Johnson...

シルのシカゴ時代はファンキーナンバーが有名で大好きなんだけど、ダニー・ハサウェイがアレンジで参加しているこの曲なんて、
かなり素晴らしい。

Syl Johnson - One Way Ticket To Ride



ハイ・レコード時代も名曲は多いけど、やはりこの曲も忘れられない。
もちろんアル・グリーンも最高なんだけど、シルが歌うとブルージーでファンクネスがたっぷりになる。
Syl Johnson - Take Me To The River



80年代、ラップの時代にもうまく乗り、最高にかっこいいファンクナンバーに仕上がったこの曲。
そしてクレジットを見て今更気が付いたけどホーンアレンジをやってるのは、Byron Bowie。
Art Ensemble Of ChicagoのLester BowieやDefunktのJoe Bowieの兄弟だ。
なるほど、それはファンク!
Syl Johnson -Ms. Fine Brown Frame

2022年2月2日水曜日

2月になり・・・

2月が始まった。
1月以上に怒涛の忙しい月になり、我慢の1ヶ月にもなりそうな予感がする。
2月は自身の誕生日もあったりして、
色々と思い出深い出来事があったり、好きな月でもある。
誕生石はアメシスト。自分の好きな紫色の、綺麗な色だ。
といってもそういう類の宝飾類は持っていないが。

あと、食べ物が美味しい時期だと思う。総じて冬の食べ物が美味しい気がするのは、
自分が2月生まれだからだろうか?
鍋やシチューが美味しいし、魚もぶりや金目鯛など、冬の旬のものが好きだ。

コロナの前は、仕事の旅先で色々と美味しいものを食べ歩いたりしていたのが懐かしい。
今はちょっと我慢の時だけど、2月を越えれば少し状況も良くなってくれるのでは、と期待している。

2月、Feburuaryを曲名やテーマにした曲はあるのかなと調べてみた。
やはり3月(卒業シーズン)に集中するからなのか、少なかったけれど、

Jorja Smith - February 3rd<br> UKの女性シンガーの曲。いい感じ。2月3日はヘヴィローテーションしようかな。


あと、YouTubeにはなかったけど、日本のバンドのヤバいTシャツ屋さんの、
「2月29日」という曲は歌詞が面白かった。まあ、閏年の誕生日あるあるみたいな内容だけど。

有名どころではFoo Fighthersの「February Star」という曲。
正直、この曲全然しらなかったけれど、割といい曲だった。

思ったより少ないから、自分で作れば良い!と思ったので考えてみるけど、
発表できるのは来年になってしまうかもしれない・・・。

ともあれ、2月を乗り切ろう。
春は、もうすぐそこまで来ている。

3年前は、広島で寿司を食べてた!