2024年4月6日土曜日

5月3日はMimiさんとライブ!

今年の連休はどうしようかな、と考えていた頃に、
Mimiさんから帰国のお知らせ。
ライブまたやりましょう!ということで5月3日、連休中盤あたりに

渋谷nobでMimiさんとのライブが決まったので告知。

年に一度のライブだけど、
演奏するほうも、観るほうも毎回新鮮な気持ちになるべく、
新しい曲、はじめて演奏する曲を入れるつもりだ。
Mimiさんの70年代80年代のオリジナル曲を演奏するのが楽しい。
ふだんの自分のバンドで演奏するような曲とは違う雰囲気や、
スタイルがあるので、刺激を受けることが多い。

Mimiさんは精力的で色々なイベント、ライブを連休前後で予定されているようだけど、
バンドスタイルでMimiさんのオリジナルからカバーまでをやるのは、
こちらの"Root Down Session Live"がメインになると思うので、
是非みなさん遊びに来てください。

Izumi “Mimi” Kobayashi & Root Down Session Band Live 2024
5/3/2024 (Fri)

小林"Mimi"泉美 帰国にあわせライブセッション急遽開催決定!
70年代より高中正義バンド、フライング・ミミ・バンド、80年代にはソロを中心に活躍をしたMimiさんのルーツとなるSoul, Funkからオリジナル曲までを演奏!
70〜80年代の日本のポピュラー・ミュージックがシティ・ポップとして再評価される中、必見!

doors open 6:30pm
show start 7:30pm
charge 3,000yen + 1ドリンクオーダー

live:
Izumi "Mimi" Kobayashi

Band musicians
YoSUKEKID (vocal, keyboard) from Ebony-B
Captain Freefunk (guitar, vocal) from FREEFUNK
Endy (bass)
Keiji Matsuo (drums) from Ebony-B
Kenji "Shibaken" Koshiba (sax) from FREEFUNK

Ayana (vocal)
Yoko Masayama (vocal)

food: sue's cafe


nob Shibuya website

2024年4月4日木曜日

オッペンハイマー

クリストファー・ノーラン監督の最新作品「オッペンハイマー」を鑑賞した。
ノーラン作品は必ず映画館で観るようにしている大ファンだが、
今作はアメリカでの上映よりかなり遅れ、ようやく日本公開された。
題材が題材だけに、大手配給会社は見送ってしまったのだろう。

しかし、内容は素晴らしく、日本人が多く観るべき映画だと感じた。
映画は決して分かりやすくはない。
政治劇であったり、オッペンハイマー自身の内面的な話だったり、
時系列も複雑に作られていて、捉えるのに少し時間がかかる。
でも難解ということではなく、仕掛けが非常に多い映画だったと思う。

ノーラン監督がテレビで「オッペンハイマー」のことを語る時に、
その名前をしったきっかけはスティングの曲だと言っていた。
「Russians」という曲だ。
自分もノーラン監督と同世代で、同じような音楽を聴いてきたので、
この曲で同じく「オッペンハイマー」の名前を知った。
アルバム「ブルータートルの夢」は1985年発売で、
当時よく聴いた。ポリスではなく、ソロでは凄腕ミュージシャンを集めて、
ジャズやAORの雰囲気があるアルバムだった。

あれから40年近く経ったが、
世界は別の構造の冷戦状態にある。
ソ連は崩壊したが、ロシアには独裁者が君臨している。
中国も独裁政権色が強くなり、ずいぶんと傲慢な国になった。
いっぽう日本は経済的には衰退し、弱ったままでいる。
アメリカもなんだか不安定だ。かつての強大な国のイメージは薄い。

核開発は今も着々と進み、北朝鮮は物騒なミサイル発射を繰り返している。
オッペンハイマーが開けてしまったパンドラの箱は、もう戻らない。
映画でも出てくるが、まさしくプロメテウスのごとく、
功績と悪名とが入り混じる存在になってしまった。

映画「オッペンハイマー」は直接的な反戦映画とかではないが、
監督が放ったこの映画のメッセージは、
とても重たいものだ。

あと、監督の過去作品とも連なる部分は感じた。
「インターステラー」の物理学や、「TENET」あるいは「ダークナイト」にも通じるテーマがあると思う。

重厚で、見応えのある作品だった。

2024年3月3日日曜日

映画「リトル・リチャード:アイ・アム・エブリシング」を観た

昨日は映画「リトル・リチャード:アイ・アム・エブリシング」を観た。
ロックンロールのパイオニアの1人、リトル・リチャードの伝記ドキュメンタリー映画だ。
映画では、過去のライブやインタビュー映像をを中心に、現在の視点からリトル・リチャードを語る形式となっていて、
これがとても良かった。
リサ・コルテス監督の力量が素晴らしいと思う。
リチャードはロックンロールを作り出した創始者でありながら、正当な評価をされていたとは言い難い。
そしてLGBTQ、性的マイノリティに対する社会の問題もしっかりと取り上げている映画で、
そうした点が”現在の視点”となり、リチャードをできるだけ正確に捉えようとする姿勢を感じた。

ライブやインタビューのいくつかは、これまでもロックの伝記ドキュメンタリーで見かけたものだったが、
そういう意味でもとても新鮮に感じることができるので、名前とヒット曲のいつくかは知っているけど、
という人も是非観た方が良い。

僕がリトル・リチャードを知ったのは、ロックに夢中になり初めてすぐのこと。
1986年のことだったが、1956年プレスリーの時代から、1年ずつロックの歴史を綴る名曲を特集するという
ラジオ番組があったんだけど、これが最高の教科書だった。
もちろんリトル・リチャードは1956年の特集で「のっぽのサリー」で紹介をされた。
ビートルズがカバーしていたのはもちろん聴き齧りはじめていたが、
リトル・リチャードの強烈なシャウトに、一発でノックアウトされた。
ロックンロールを作ったのは、リトル・リチャードやチャック・ベリーたちなんだ、と痛感した。
今もこの時代のロックンロールを聴けば、体が自然に動き出してしまう。
スイングするブギウギのリズム、強烈なシャウト・・・。
自分が生まれる15年以上前の時代の音楽なのに、今となってはすっかり自分の体を流れる血液のような、
そんな感覚を持っている。

今回のこの映画が素晴らしいと思った点だが、
リトル・リチャードの原点、ルーツともなった先駆者にも脚光を当てていることだ。
シスター・ロゼッタ・サープやエスケリータなんて、なかなか陽の目を見ない人たちたが、
こうした先駆者がいなければリトル・リチャードは居なかったのかもしれない。
ビリー・ライトも僕は詳しく知らないシンガーだったが、リトル・リチャードに影響をあたえた1人ということで、
とても興味を持ったので、早速聴いてみようと思う。

映画の中でもハイライトだったのは、長年の功績をようやく認められた、アメリカンミュージックアワードの場面だろう。
この場面はもらい涙してしまった。
是非映画館で観てもらいたい。

映画を観た後に改めて痛感したのは、リトル・リチャードはヒット曲のほとんどを自分で作り、
歌っているということ。
エキセントリックなステージアクションやファッションだけでなく、
しっかりとロックンロールの原点の名曲を作り出している点はすごいことだ。
まさしく、ロックンロールのパイオニアであり、”解放者”なのだと感じた。

映画でも登場するが、グラミーでのこの場面も強烈だ。
音楽業界、とりわけへ白人優位主義、正当な評価をしない連中への、
強烈なカウンターパンチであり、抵抗だったのだと思う。
もしもロックンロールに興味を持ったなら、リトル・リチャードをたっぷりと聴くべきだ。


リトル・リチャードの50年代のライブ映像