2026年5月17日日曜日

Rolling Stonesが新しいアルバムを

ローリング・ストーンズが新しいアルバムを3年ぶりにリリースするという。
少し前から、変名バンド「コックローチズ」で突如アナログ盤で新曲を出したり、
色々と話題になっていたが、長年ファンを続けてきた自分としては、
とても嬉しい。
ミックやキースが80歳をすぎてもなお、バンドを継続させリリースをするというのだから、
本当にすごいことだ。ロニーももう78歳とかで、充分に高齢ロッカーなのだが、
ミックとキースに挟まれるとまだ若手扱いなのかもしれない。

自分がストーンズを好きになったのは、1986年のアルバム「DIRTY WORK」から。
この中のシングル曲が「Harlem Shuffle」というソウルのカバー曲で、
MVも曲もかっこよかった。
以来、40年ファンであり続けている。

最新のシングルカットとして発売された「In The Stars」という曲、
サウンドの質感は今の時代にフィットしていて面白い。
ギターリフなんかはこれぞストーンズ!という王道のスタイルで、
気持ちいい。
MVでは、ミック、キース、ロニーが若返っており、AIを使ったものだろう。
賛否両論あるようだし、別に若返らなくても十分にかっこいいと思うのだけど、
新しいものにチャレンジする姿勢は悪く無いと思った。
AIそのものが音楽に与える影響のことを思えば、複雑な思いもあるけれど。

7月にアルバムがリリースされるというので、今回もアナログ盤の予約をした。
前作「HACKNEY DIAMONDS」も素晴らしかったのでアナログ盤で購入をしたのだけど、
2020年代に、こうやって今もストーンズの新譜をレコードで聴けるというのは、
すごいことだと思う。
どこまでもロックンロールし続けてほしい!

2026年4月12日日曜日

The Greatest Drummer, James Gadson!

ソウル、ファンクの全盛時代のグルーヴを作り上げたと言っても過言では無い、
最高のドラマー、James Gadsonが亡くなってしまった。
数多くのレコーディングやセッションに参加しているので、
代表作といえば数限りなくある。

そんなギャドソン参加作品のなかでも
自分が大好きな曲をいくつか。

Charles Wright & The Watts 103rd Street Rhythm Band / Express Yourdelf (1970)

ギャドソンの出世作の一つと言えるかもしれない。
この曲の、この感じ。
FREEFUNKの曲「レコード」でもこの雰囲気を下味にさせてもらった。
”自分を表現しよう”という、ポジティブなメッセージだけど、
この時代背景を考えれば、これはとても重要なメッセージソングなのだと思う。


Bill Withers / Use Me (1972)

こちらも1970年代初頭のソウルミュージックの偉人、
ビル・ウィザーズによる曲。
ビルによる歌とアコースティックギターと、最小限の楽器編成での演奏。 このライブ映像でもギャドソンが冒頭から映像に映る。


Marvin Gaye / I Want You (1976)

これもギャドソンが参加した代表曲と言えるかもしれない。
楽曲としてのファンク度の高さは、きっとギャドソンがもたらしたものだと思う。





Cheryl Lynn - Got To Be Real

80年代のディスコ以降の代表的なグルーヴだが、これもギャドソン。
名曲の後ろには必ずと言って良いほど、彼がいる。



10年近く前だったか、ブルーノートでBand Of Pleasureの再結成ライブで、
間近でギャドソンのドラムプレイを聞くこともできた。
それとは別に、多分原宿のライブハウスだったと思うけど、
清水興さん中心のセッションライブがあり、チャカさんはじめとしたゲストシンガーも交えた
素晴らしいライブでも体感する事が出来た。

素晴らしいドラムプレイ、グルーヴに最大限の感謝と賛辞を述べたい。
Thank you James Gadson, The Groove master!
Fly On!

2026年4月5日日曜日

映画「ストリート・キングダム」

今日の午後は、吉祥寺UPLINKで、
映画「ストリート・キングダム」を観てきた。

70年代の終わりから80年代初頭にかけて、
”東京ロッカーズ”と称されたアンダーグラウンドシーンの、
バンド、ミュージシャン達の物語として、
素晴らしい内容だった。

監督をした田口トモロヲさん自身も、「ばちかぶり」なんかで、
インディーズで活躍をした人だけに、同時代のことをよく理解している。
俳優さん達の演技も、迫真に迫るものばかりでクオリティが高かった。

紅蜥蜴、FRICTION、STALIN、ZELDA、S-KEN、じゃがたら・・・。
この時代、このムーブメントを語るときに外せない名前ばかりだ。

自分がロック等の音楽を聴き始めたのが85、86年頃。
テレビの「ベストヒットUSA」や、音楽雑誌が情報源だったけれど、
その中でも「宝島」や「FOOLS MATE」といった雑誌は、
日本のインディシーンを深く取り上げていた。

そんな中で、今回映画に登場したグループやアーティストの名前を知った。
STALINやじゃがたらは、過激なステージパフォーマンスの話が、
伝説のように語られていて、なんだかおっかない連中だなと感じた。
でも、そんな中でもFRICTIONの最初のアルバム「軋轢」を聴いて、
そのかっこよさに痺れた。
音楽としてこんなにソリッドで、かっこいいものがあるのか!と感動をしたのだ。

またじゃがたらは、THE FOOLSや山口冨士夫といった面々と繋がり、
大編成のファンク、アフロ志向のサウンドの面白さに気づくことができる、
きっかけになるバンドだった。
80年代の半ば以降、MUTE BEATやTOMATOSなんかとも共演をしていて、
ストレートなロックだけじゃない、幅の広くて深い音楽シーンを
作っていたと思う。
東京ロッカーズのムーブメントはもう終わっていたのかもしれないけれど、
そこから生まれた新しい流れを、岐阜の田舎の少年も、
ほんの少しだけ感じることが出来ていたと思う。

映画のハイライトとも言える場面で、
じゃがたらの「もうがまんできない」が流れる。
熱い気持ちが込み上げた。

映画の中でもメッセージとしてアケミの言葉
「おまえはおまえの踊りを踊れ」
が使われる。

この東京ロッカーズの一連の流れを、
その言葉に準えるなら、
「おまえはおまえの音を鳴らせ」
ということなのだと思った。

映画のサブタイトルにも「自分の音を鳴らせ」とある。
このムーブメントの中心にいた人たちの、
かっこよさの本質はそこにあるんだな、と改めて悟った。