元々大した予定も組んでいなかったけれど、
観たかった映画、かつて観た映画をまた観る機会があったので、
2日連続で映画館に行ってきた。
まずは劇場版イデオン。
そう、富野由悠季監督作品のあのアニメだ。
アニメ版イデオンは、当時テレビでも観たが、
結局よくわからないまま終わってしまったし、当時小学生の自分には、
理解不能だった。
監督や制作フタッフが描きたかった結末を含めた、
劇場版2部作が池袋の文芸坐で上映だったので観てきた。
「皆殺しの富野」で知られる監督だが、これは確かに壮絶な結末だった。
出演者は全員死ぬ。というか、文明として滅びていってしまう。
「イデ」の力を巡って、偶発的に対立する異星人たちの戦争が描かれるが、
2026年の現代において、人間を超えてしまったAI、核兵器開発、大国間の戦争、
憎しみを増幅する戦争被害など、まさに我々が目の当たりにしていることが、
この映画では預言的に描かれているように思えた。
子供の頃よりもずっと深刻に心に刺さる映画だった。
そして今日は、吉祥寺へ「ドラッグストア・カウボーイ」を観に行った。
日本公開が1990年の秋だったから、自分がまさに18歳の時の映画。
上京して少しずつ慣れ、映画やアート、ファッションとか色々なことに
興味が行った時期にふれた作品だ。
主役のマット・ディロンはめちゃくちゃかっこよかった印象が残っていたが、
36年ぶりにスクリーンで観たマット・ディロンはやはり最高にかっこよかった。
物語はなかなか救いようのない内容だ。
でも、その悲壮感の中に、なぜか心が惹かれてしまう。
もちろんあんなドラッグ狩りには、賛同も共感もできないのだけれど。
映画のエンディングで流れたデズモンド・デッカーの「Israelites」が、
強烈に耳に残っていた。
今でもこの曲を聴くと、この映画を観た18、19歳の頃を思い出してしまう。
そういえば、この映画は誰と観に行ったのだっけ?
一人で行ったような気が・・・。
劇中のマット・ディロンに憧れて、バイト代で貯めたお金でレザージャケットを買った記憶もある。
両方とも、時代もコンセプトも違う映画だったけれど、
まだアナログぜ作られていた時代の、生々しさ、質感を感じた。
そんなわけで、連休最後にとても良い時間を過ごすことができた。