2023年2月24日金曜日

クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ展

今日は祝日と週末の狭間だったので休みをとり、
東京都現代美術館で「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展示を観てきた。
ディオールの洋服や香水は、自分は何一つ持ってはいないけど、
徹底された美的感覚と、圧倒的な世界観が見事に表現されていて、
本当に素晴らしかった。

ディオールには現在まで数々の有名ディレクターたちが在籍し、
多彩な表現を残しているが、バラバラなようでいて統一されたブランドイメージがあり、
それがすごいと思った。
ちょっと音楽の話に結びつけるとするなら、Princeのようだと思った。
彼も多彩・多才でいて強烈な個性、世界観を一貫していたから。

展示手法も斬新で、単なるドレスや香水の陳列ではない、
見事な内容だった。これもまたとても刺激を受けた。

5月28日まで開催というから、是非また体験したいし、
絶対におすすめの企画展だ。

2023年2月20日月曜日

Thank you for BD Wishes!

昨夜は51回目の誕生日で、たくさんのお祝いメッセージをいただいた。
本当に感謝、ありがとうございます。

夜は家族でお祝いの食事とケーキだった。
ここのところ忙しかったので、ゆっくりと過ごす誕生日だった。

幾つになっても、祝って貰えるのは照れくさく嬉しい。
1年の区切りとして、ちょうどこの時期から春の気配が感じられるので、
自分の体内時計、体内カレンダーのスタートになっている。

今年も元気に、楽しい日々を過ごしていきたい。

2023年2月12日日曜日

エゴン・シーレ展

昨日は上野の東京都美術館で「エゴン・シーレ展」を観てきた。
およそ100年前を生きた若き芸術家の作品が好きで、
30年前に開催された時も見に行った記憶がある。

生、死、エロス。そういった根源的なテーマが独特の作風に描かれていて、
どこか歪んでいたり、曲がっているのがこ心に刺さってくるから好きなのだった。

30年前、はじめてシーレの作品を見た時は自分も20歳前後で、
いわば自分と同年代の若者が表現したものに刺激を受ける、そんな感覚だった。

今回はどちらかというと、その時に感じた自分の感性や衝撃を、
今も持っているのか確かめに行くような、そんな感覚で展示を訪れた。
30年ぶりに「再会」したシーレの作品は、あの時以上に心に刺さってきた。
それは自分自身の感性もあるけど、やはり作品に込められたメッセージが、 いまも強烈に放たれているからなのだと思う。
シーレは28歳の時にスペイン風邪で亡くなったのだという。
そのことも、パンデミックの時代に自分達も生きていることを、強く意識させられた。

シーレの作品を多く収集しているというレオポルド美術館。
いつかウィーンの街を訪れてみたいと思った。