2022年10月3日月曜日

「THE FOOLS 〜愚か者たちの歌」を観て

昨夜は新宿LOFTで、映画上映とライブを交えた「THE FOOLS 〜愚か者たちの歌」を観てきた。
ずっと話には聞いていたTHE FOOLSのドキュメンタリー映画の完成を記念したイベントで、
前半は最速映画公開、その後はTHE FOOLSの元メンバーやゲストでのライブという構成。

映画は、このバンドの壮絶な歴史と最後を伝えるもので、どこかクールな視点もあって良かった。
とりわけ前半から中盤にかけての、バンドの歴史を見せるパートは圧巻で、
このバンドの凄みを感じさせてくれた。
クロマニヨンズ、元ブルーハーツのヒロトもコメントで登場したが、
彼の語ったことが全てだと思う。


「物凄く上手いんだけどそれをひけらかすバンドじゃ無かった。練習の成果を発表する様な事ではなかった」
リハでめちゃくちゃカッコいいのに、本番でグダグダとか・・・。
自分が若い頃通ったライブは、本当にそんな感じだった。
でも、カッコいい時は最高に、本当に最高にカッコよかった。

映画の中では1990年の代々木チョコレートシティでのライブ映像も
出てきたが、確実にあの客席に自分は居た。
本当に、毎週、毎月通っていたから。

耕さんも良さんも居ないが、クリさん、中島カズさん、EBBYさんら、
往年のメンバーも登場したライブも素晴らしかった。
正直、グダグダなセッションになってしまうのではと危惧していたが、
すごくタイトにまとめていて、最高だった。
次から次へと演奏されるTHE FOOLSナンバーだが、どれも空で歌えた自分に気づいた。
そんなロックバンドは、日本じゃ間違いなくTHE FOOLSだけだ。

万感の思いで映画、ライブと素晴らしい時間を過ごすことができた。
これからもずっとTHE FOOLSの曲は聴いて行くのだと確信している。
もうライブで見ることは無いのかもしれないが、
「Weed War」をはじめとしたTHE FOOLSのアルバムは、どれも最高だ!

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