2021年9月8日水曜日

『Funk Messengers』のタイトルに込めた意味

FREEFUNKのアルバムタイトルには、必ず「FUNK」という言葉が入るようにしている。
今回も「FUNK MESSENGERS」というタイトルにした。
もしかすると、初めてこのCDを手に取った人は、「FUNK MESSENGERS」がバンド名でタイトルを「FREEFUNK」と思うかもしれない。
それでも良い、と実は思っていたりする。

このアルバムに収録する曲を録音をし終えた後に、
武蔵小金井の居酒屋で飲みながら話していた時のこと。
Sammy、遊佐っちと3人で飲んでいた。

遊佐っちから、「僕らはファンクのエヴァンジェリスト(伝道者)になりたいね」という言葉が出て、
それがとても印象に残っていた。
その前段では「ジェネラリストかスペシャリストか?」という話もしていた気がする。
フリーファンクはファンクのスペシャリストで、願わくばファンクを伝道する役割がいいね、という話の流れだった。

アルバムの録音が進む中で、タイトルを考えはじめたときに、
「FUNK EVANGELISTS」とか
「FUNK EVANGELIST FROM FAR EAST」とか色々候補を考え始めた。
言いたいことはストレートに表現できているが、しっくりきていない中で、
ふと思い出したのが「FUNK MESSENGERS」という言葉だった。

実は20年ほど前、ホーンのメンバーが抜けてしまったりした時に、
バンド名をFREEFUNKからFUNK MESSENGERSとして変名バンドでライブをやったりしたことがあった。
その頃からこの名前は気に入っていて、いつか使いたいとおもっていたのだ。

もちろんアート・ブレイキーのバンド名が元ネタというか元祖だが、
ファンクを伝える、届けるという意味で響きが良いと思った。

これまで自分たちがずっと夢中になってきた音楽を、
少しでも多くの人に聴いてもらえるようなファンクの伝道者でありたい。
そんな思いを込めている。
おりしも最初のライブから25年、つまりバンドの25周年というタイミングでのリリースとなり、
集大成的な1枚になっていると思っている。

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