2025年6月11日水曜日

Sly Stone Forever...

「巨星墜つ」とはこのことだろう。
スライ・ストーンが亡くなった。
ファンクに限らず20世紀の音楽における、真の革命家だった。

自分が初めてスライを聴いたのは18歳の時。
ファンクやソウルにのめり込みつつあり、ディスクカタログなんかを頼りに、
名盤とされるアルバムを片っ端から聴いていた。
「STAND!」は1969年の作品だったが、1990年の10代の若者にも十分すぎるぐらい、
刺激的で夢中になった。

ファンクバンドをやりたい!と思わせてくれたのは間違いなくスライだ。
人種も性別も超えたスライ&ザ・ファミリーストーンは、ファンクバンドの理想系だった。
いまだにファンクバンドという形式にこだわりFREEFUNKを続けているのも、
間違いなくスライの影響だ。
「暴動」は、自分にとって間違いなく生涯ベストNo.1のアルバムだ。
これほど衝撃を受け、いまだに虜になっている作品は少ない。
時々、何の音楽を聴いても面白く感じない時がくるのだけど、
そういう時は「暴動」を聴く。
その度、新たな発見があり再度衝撃を受けるのだ。
よくある”無人島に持っていく1枚”に迷うことなく選ぶだろうし、
自分が冥土にいく時には、棺に入れてほしい1枚でもある。
あの世でも聴くよ、ということで。

きっと今世界中でスライの音楽が聴かれていることだろう。
これからもずっとスライの音楽はどこかで流れていてほしいし、
自分も生きている間は聴き続け、そして演奏をする。

素晴らしい音楽をたくさんありがとう、スライ。

Thank you for all your music, Sly Stone.
Rest In Peace, Fly On!
スライの曲で1曲を選ぶのは難しいが、
スライとの今生の世での別れを惜しむなら、これだろうか。
混沌とした音の渦のなかに、身を委ねていたくなる。

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