昨日は渋谷にて話題の映画「サマー・オブ・ソウル」を鑑賞。
幻のフィルムが再発見されたというニュースが報じられ、やがて映画公開と聞いて、
心待ちにしていた。
結果、本当に素晴らしい映画だった。The Rootsのクエストラブが監修をしたとのことで、
演奏や内容はもちろんのことだけど、映画全体の編集も素晴らしかった。
1969年というのは、ロックやソウル、ジャズに限らず多くのポピュラー音楽の変革の年だったと思うが、
あらためてそのことを実感する内容だった。
ゴスペルの女王マヘリヤ・ジャクソンと堂々たる共演をするメイヴィス・ステイプルズ。
新世代のバンドとして一挙に頭角を表したスライ&ザ・ファミリーストーン。
名門テンプテーションズを離れソロとしてのキャリアを進むデヴィッド・ラフィン。
映画のなかでも「アフリカの女王のよう」と評されていたニーナ・シモーン。
可愛らしさが残るグラディス・ナイトの歌も素晴らしい。
B.B.キングはすでに堂々たるブルースの王様っぷりを発揮している。
映画に出てくるアーティスト全てが素晴らしく、心打たれる。
ハーレムという黒人街でこうした大きなフェスティバルが開催されたと言うことが革新的だし、
ソウルやジャズ、ゴスペルという音楽も新たな時代に突入していく瞬間を記録する凄まじい内容だった。
フィフス・ディメンションやチェンバーズ・ブラザーズのようにこれまであまり話題になることがなかったグループに
脚光があたるのも凄くいい。
個人的にもフィフス・ディメンションあたりはちらっとしか聴いたことがないグループだったから、
映像で見て改めて興味を持った。
こんなフェスティバルにもし参加できる時代に生まれていたら、
なにがなんでも参加をしていたな、と思った。
この夏は結局なんのフェスにも行くことなく、静かに過ごしていたけれど、
最高のバーチャル・フェス体験ができた。
「ワッツタックス」「ソウル・トゥ・ソウル」「ソウルパワー」など素晴らしい音楽映画に並ぶ、
大傑作の登場だ。
願わくば未公開となっている演奏シーンもまとめてボックスセットで作品化してくれないだろうか。
どのライブも世界国宝級の文化遺産だと思うのだが。
2021年8月29日日曜日
2021年8月25日水曜日
Heart Beat Of Rock'N' Roll
ローリング・ストーンズのチャーリー・ワッツが亡くなってしまった。
先日発表されたアメリカツアーへの不参加が追って告知され、
理由が健康問題のようだったので心配をしていたが、まさかこんなことになるとは・・・。
今朝このことを知り、今日はずっと呆然としてしまっていた。
喪失感が半端ない。
帰りの電車で大好きなアルバムを聴き、家に帰ってからはスコセッシ監督作品の「Shine A Light」を観た。 思わず涙が出そうになってしまう。
SNSや色々なところでもこれまで何度も書いてきたが、ロックやブルーズ、そしてソウルにファンクを好きになっていった原点は、
間違いなくストーンズだった。
ストーンズがそういった音楽への世界へと誘ってくれたし、彼らこそがまたその世界の王者のような存在だと悟った。
初めてストーンズを聴いたのは1986年。自分が14歳のときにアルバム「DIRTY WORK」が発表され、
ベテランバンドらしいのだけどなんとも粘っこい演奏と雰囲気に魅了され、
やがて1960年代のデビューアルバムから数多くの名盤に打ちのめされ、のめり込んでいった。
1990年の初来日公演は、大学受験の最中に3回東京ドームに通い、親や周りには呆れられたけれど、
あの時ああしてでも観にいって夢中になったことは現在の自分にとって大事な経験だったと思っている。
きっとそういう人たちが多いのではないだろうか。
その後はロックよりはファンク、ソウルに夢中になっていったけれど、それも先に書いたように
ストーンズを聴いていたことが影響していたし、ロックからは離れていってもストーンズから離れることはなかった。
最後にストーンズのライブを体験したのは2014年。
あれから早くも7年になるのか。
あの時は、きっとまた日本にきてくれると感じていたし、コロナがなければきっとそのチャンスがこの数年であったのだと思う。
ワールドツアーは、スティーブ・ジョーダンが参加すると発表されていたからコロナの状況にもよるけれど
決行されるのではないかと思う。
「Show Must Go On」とチャーリーは言っていたという。
来年になればバンド結成60周年。前人未到の領域に到達しようとしている。
のこったミック、キース、ロンを中心に行けるところまでやり続けてくれることを願う。
チャーリー・ワッツはストーンズの要であり、彼こそがロックンロールの心臓のような存在だった。
本人は飄々としていて、むしろジャズドラマーでありたかったのかもしれない。
ちょっとシャイで、でも芯が通っているところが最高にかっこよかった。
Rest In Peace, Heart Beat Of Rock'N' Roll, Charlie Watts!
※好きなストーンズの曲やアルバムを挙げればキリがないけれど、
つい最近見ていた若きストーンズのテレビ出演ライブ。ジェームズ・ブラウンとも初共演をしたTAMIショーの映像だ。
先日発表されたアメリカツアーへの不参加が追って告知され、
理由が健康問題のようだったので心配をしていたが、まさかこんなことになるとは・・・。
今朝このことを知り、今日はずっと呆然としてしまっていた。
喪失感が半端ない。
帰りの電車で大好きなアルバムを聴き、家に帰ってからはスコセッシ監督作品の「Shine A Light」を観た。 思わず涙が出そうになってしまう。
SNSや色々なところでもこれまで何度も書いてきたが、ロックやブルーズ、そしてソウルにファンクを好きになっていった原点は、
間違いなくストーンズだった。
ストーンズがそういった音楽への世界へと誘ってくれたし、彼らこそがまたその世界の王者のような存在だと悟った。
初めてストーンズを聴いたのは1986年。自分が14歳のときにアルバム「DIRTY WORK」が発表され、
ベテランバンドらしいのだけどなんとも粘っこい演奏と雰囲気に魅了され、
やがて1960年代のデビューアルバムから数多くの名盤に打ちのめされ、のめり込んでいった。
1990年の初来日公演は、大学受験の最中に3回東京ドームに通い、親や周りには呆れられたけれど、
あの時ああしてでも観にいって夢中になったことは現在の自分にとって大事な経験だったと思っている。
きっとそういう人たちが多いのではないだろうか。
その後はロックよりはファンク、ソウルに夢中になっていったけれど、それも先に書いたように
ストーンズを聴いていたことが影響していたし、ロックからは離れていってもストーンズから離れることはなかった。
最後にストーンズのライブを体験したのは2014年。
あれから早くも7年になるのか。
あの時は、きっとまた日本にきてくれると感じていたし、コロナがなければきっとそのチャンスがこの数年であったのだと思う。
ワールドツアーは、スティーブ・ジョーダンが参加すると発表されていたからコロナの状況にもよるけれど
決行されるのではないかと思う。
「Show Must Go On」とチャーリーは言っていたという。
来年になればバンド結成60周年。前人未到の領域に到達しようとしている。
のこったミック、キース、ロンを中心に行けるところまでやり続けてくれることを願う。
チャーリー・ワッツはストーンズの要であり、彼こそがロックンロールの心臓のような存在だった。
本人は飄々としていて、むしろジャズドラマーでありたかったのかもしれない。
ちょっとシャイで、でも芯が通っているところが最高にかっこよかった。
Rest In Peace, Heart Beat Of Rock'N' Roll, Charlie Watts!
※好きなストーンズの曲やアルバムを挙げればキリがないけれど、
つい最近見ていた若きストーンズのテレビ出演ライブ。ジェームズ・ブラウンとも初共演をしたTAMIショーの映像だ。
An announcement from FREEFUNK
お待たせしました。
お待たせしすぎたかもしれません・・・。
ということでFREEFUNKよりお知らせ。
説明は不要かと思うけど、とても短い動画にまとめてみた。
ニューアルバム、この秋に発売!
お待たせしすぎたかもしれません・・・。
ということでFREEFUNKよりお知らせ。
説明は不要かと思うけど、とても短い動画にまとめてみた。
ニューアルバム、この秋に発売!
2021年8月22日日曜日
静かな夏
去年に続いて、今年も家でFuji Rockを鑑賞。
色々な想い、考えもあるなかでの開催だけど、YouTubeの画面越しに楽しませてもらった。
そういえば今年はモヒートを飲んでなかった、と気付き、
夕方に近所のスーパーに出かけたが、生憎ミントは売り切れ。
ラムソーダを飲みながら電気グルーヴのライブを観ていた。
最近は、ちょっと前のスタジオライブのミックスをずっとやっている。
これも早くみんなに聴いてもらいたいけれど、少し先になるかな。
Princeの未発表アルバムの「Welcome 2 America」が大変素晴らしい。
ここのところずっとヘヴィローテーションだ。
Tedeschi Trucks Bandの「レイラ」を全曲カバーしたアルバムも凄くいい。
また彼らのライブは観たいな。
Joh Mayorの新譜もまるで80年代のTOTOか!という内容で、
これまたずっと愛聴している。今更80年代?いや、今だからこそこれが新しいということか。
世界的な潮流なのかもしれない。
近日公開の映画「サマー・オブ・ソウル」はとても楽しみだし、11月にはアリサ・フランクリンの伝記映画がついに公開らしい。
Jenifer Hudsonのカバーによるサウンドトラックアルバムを先に聞いたけど、
もちろん原曲の素晴らしさあっての作品だが、Jeniferの歌も最高だ。
ということで、大した外出もせずにご近所にたまに必要なものを買いにいくぐらいで、
実に静かな夏を過ごしている。
ワクチンは2回摂取はしたけれど、油断してはいけないし2回摂取してコロナ陽性になった人たちもいる。
周りでも罹ってしまったという話をよく聞くようになった。
もはや出来ることは基本の基本しかないけれど、
気を緩めずになんとか乗り切りたい。
色々な想い、考えもあるなかでの開催だけど、YouTubeの画面越しに楽しませてもらった。
そういえば今年はモヒートを飲んでなかった、と気付き、
夕方に近所のスーパーに出かけたが、生憎ミントは売り切れ。
ラムソーダを飲みながら電気グルーヴのライブを観ていた。
最近は、ちょっと前のスタジオライブのミックスをずっとやっている。
これも早くみんなに聴いてもらいたいけれど、少し先になるかな。
Princeの未発表アルバムの「Welcome 2 America」が大変素晴らしい。
ここのところずっとヘヴィローテーションだ。
Tedeschi Trucks Bandの「レイラ」を全曲カバーしたアルバムも凄くいい。
また彼らのライブは観たいな。
Joh Mayorの新譜もまるで80年代のTOTOか!という内容で、
これまたずっと愛聴している。今更80年代?いや、今だからこそこれが新しいということか。
世界的な潮流なのかもしれない。
近日公開の映画「サマー・オブ・ソウル」はとても楽しみだし、11月にはアリサ・フランクリンの伝記映画がついに公開らしい。
Jenifer Hudsonのカバーによるサウンドトラックアルバムを先に聞いたけど、
もちろん原曲の素晴らしさあっての作品だが、Jeniferの歌も最高だ。
ということで、大した外出もせずにご近所にたまに必要なものを買いにいくぐらいで、
実に静かな夏を過ごしている。
ワクチンは2回摂取はしたけれど、油断してはいけないし2回摂取してコロナ陽性になった人たちもいる。
周りでも罹ってしまったという話をよく聞くようになった。
もはや出来ることは基本の基本しかないけれど、
気を緩めずになんとか乗り切りたい。
2021年8月15日日曜日
8月15日に思うこと
東京オリンピックも終わり、夏も後半戦かと思っていたが、
ひどい雨が降り大変なことになっている。
最近のひどい自然災害は、やはり地球の気候温暖化と無関係ではないようだ。
コロナもそうだが、生活様式を変えていかなくてはいけない時代なのだと感じる。
昨年の8月15日に、戦争は遠い過去ではないと感じるようになったと此処に書いた。
その気持ちはまるで変わらないし、ますます強く感じる。
自分が生まれた1972年は戦後たったの27年。
27年なんて、ほんの少し前に感じる。
オリンピックの喧騒にまきこまれるような広島、長崎の原爆の日だったが、
はやく自分の子供達を広島や長崎に連れていってあげたいと思う。
正確に言えば長崎は自分もまだ訪れたことのない県なので、
訪れたい。
旅行を自由にできるようになるには、もう少し時間がかかるかもしれないが、
コロナもいつか収束する。
その時、きっと世界中の人々は旅人になるのではないだろうか。
旅に出て、知ることや理解できることがたくさんある。
感性が豊かな若い時に、旅行をしたり体験をするのはかけがえのない事だ。
ひどい雨が降り大変なことになっている。
最近のひどい自然災害は、やはり地球の気候温暖化と無関係ではないようだ。
コロナもそうだが、生活様式を変えていかなくてはいけない時代なのだと感じる。
昨年の8月15日に、戦争は遠い過去ではないと感じるようになったと此処に書いた。
その気持ちはまるで変わらないし、ますます強く感じる。
自分が生まれた1972年は戦後たったの27年。
27年なんて、ほんの少し前に感じる。
オリンピックの喧騒にまきこまれるような広島、長崎の原爆の日だったが、
はやく自分の子供達を広島や長崎に連れていってあげたいと思う。
正確に言えば長崎は自分もまだ訪れたことのない県なので、
訪れたい。
旅行を自由にできるようになるには、もう少し時間がかかるかもしれないが、
コロナもいつか収束する。
その時、きっと世界中の人々は旅人になるのではないだろうか。
旅に出て、知ることや理解できることがたくさんある。
感性が豊かな若い時に、旅行をしたり体験をするのはかけがえのない事だ。
2021年8月1日日曜日
August Night
8月の英語名「August」の語源はローマ初代皇帝のアウグストゥスだという。
日本のこの季節特有の暑さを思えば、まるで”暴君ネロ”のような人物に思えてしまうが、
アウグストゥスといえば、「パクス・ロマーナ」だが、は果たして現在の8月は、平和的だろうか。
7月終わりには愛するプリンス(皇太子、王子!)の未発表アルバム『Welcome 2 America』がリリースされた。
もともと2010年に発売予定だったものがお蔵入りしていたという。
CDを買って聴いてみたが、あまりの素晴らしさに驚いた。
これがお蔵入りするとは、一体プリンスの制作におけるレベルはどんなに高いのか?
お気に入りの曲は先行でも配信でリリースされた”Born 2 Die"や"Hot Summer"など。
リリース以来、繰り返し聴いている。
昨夜は、久しぶりのFREEFUNKスタジオでライブ録音。
詳細はまた追ってだが、楽しくも大変なスタジオ作業だった。
でも、この仲間と演奏するのは本当に楽しいし、最高!
早くみんなに届けたいと思う。
まだまだコロナの状況は良くならないが、
楽しいことや面白いことは、自分で探したり、創っていくのが良い。
日本のこの季節特有の暑さを思えば、まるで”暴君ネロ”のような人物に思えてしまうが、
アウグストゥスといえば、「パクス・ロマーナ」だが、は果たして現在の8月は、平和的だろうか。
7月終わりには愛するプリンス(皇太子、王子!)の未発表アルバム『Welcome 2 America』がリリースされた。
もともと2010年に発売予定だったものがお蔵入りしていたという。
CDを買って聴いてみたが、あまりの素晴らしさに驚いた。
これがお蔵入りするとは、一体プリンスの制作におけるレベルはどんなに高いのか?
お気に入りの曲は先行でも配信でリリースされた”Born 2 Die"や"Hot Summer"など。
リリース以来、繰り返し聴いている。
昨夜は、久しぶりのFREEFUNKスタジオでライブ録音。
詳細はまた追ってだが、楽しくも大変なスタジオ作業だった。
でも、この仲間と演奏するのは本当に楽しいし、最高!
早くみんなに届けたいと思う。
まだまだコロナの状況は良くならないが、
楽しいことや面白いことは、自分で探したり、創っていくのが良い。
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