2018年1月22日月曜日

ORITO SOUL REVIEW 2018 ありがとう!

昨夜の渋谷duoでのORITO SOUL REVIEW 2018、
今年もたくさんの皆さまに来場いただき、素晴らしいライブとなった。
本当にありがとうございました!

今年はORITOさんが亡くなられて10年になる。
10年前のことは今でも憶えているし、忘れることはないだろう。
その喪失はあまりに大きかったが、遺してくれたその魂や楽曲を歌い続け、次世代に渡していく気持は変わりがないし、
ORITO TRIBUTEからORITO SOUL REVIEWとなり続けていくことは、関わる人たちのライフワークのようなものだと思っている。

MCでもちょっと触れたように、
今年はスケジュールが出た段階で別件がすでにあり、もしかしたら参加できないかも?という状況だった。
先にも書いたように10年という節目だけに、どうにか都合をつけて出演ができたのはよかった。

自分が歌った2曲はこちら。
ORITO / Upside Down
The Isley Brothers / Voyage To Atlantis

「Upside Down」は1997年のセカンドアルバム『Soul Food』に収録されているファンクナンバー。
昔はヒーロー、今オヤジ、だなんて歌詞がグサッと刺さるような内容だ。

Isleyナンバーは2013年の横浜Thumb's UpでのORITO TRIBUTEで「That Lady」をカバーして以来の、
久々のカバー。ロナルド・アイズレーのメロウな歌とアーニー・アイズレーのむせび泣くようなギターを同時に弾くのはなかなか難儀だったが、
これもどうしてもカバーをしたくてチョイスをした。
歌の後半、少し歌詞を変えていたのは伝わったかな?
Orito Is back to you
He's always come back to you...
と。

今回共演の皆さん、また素晴らしくて笑いあり涙ありの素晴らしいライブだった。

オープニングは星川さんの最新アルバムからのインスト曲。
これがもういきなり最高で、ファンキー!
やっぱりこのバンド、Wild Dandelionってすごいなって感じる。

そしてTOMMYさんはのっけからもうがっちりお客さんのハート掴んでいく。
オープニングにふさわしいSpinnersの「I'll Be Around」そして「夢中になる性格」。
そして、よくあのMCからこの曲に持っていったよね、という「Superstar」。
これは原曲はCarpentersだが、Luther Vandross版がベースだったのかな。

初めてご一緒のJYONGRIさん、本当に素晴らしい歌声だった。
90年代の名R&Bグループ、SWVのカバーをチョイスしてくれたのも新しい流れができてよかった。
ORITOナンバー「I'm Yours」も今回初めて女性シンガーのカバーということで、また新しい解釈や響き方ができて素晴らしかった!

ORITO SOULファミリーのTOMICA & MEI-MEの二人をメインにした「Sukiyaki」もとてもよかった。
みんなが口ずさめる名曲って素晴らしいし、日本人の曲がチャートで成功した象徴的な1曲だ。

村上リーダーは「懺悔の気持ち」を歌ってくれた。
これも大好きな1曲で、「感謝の歌」と対極にあるようなブルーズナンバー。
いつか自分も歌ってみたいと思う名曲だ。

星川さん、ガッツさんとの”星中村トリオ”も久々の復活ということで、なんとクック・ニック&チャッキーの「可愛い人よ」のカバー。
これもある意味、日本語ソウルの原点というべき名曲。
それをある意味ゆるく(笑)カバーということでなんとも楽しい演奏だった。

Woddyfunkも初登場ということで大いに盛り上げてくれた。
我々もシュウタロウくんのトークボックスをフィーチャーしてカバーした「I Never Thought」、
納得のチョイスのGraham Central Station「Now Do You Wanta Dance」
そしてまさかのDr. 村上シュタイン?降臨のWoddyオリジナル曲「月刊星ガール.net」。
これは受けたなあ。耳に残るフレーズが印象的だった。

トリを飾ったのはJayeさん、Daisukeくん、Suga-Pimpsの皆さんによるSDJ!
このグループこそまさにORITO SOULが産んだグループと言えるだろう。
意外な選曲だがはまっていた「Dj. Feelgood」、そしてまさにコーラスグループの真骨頂のDramaticsのカバー「Get Up & Get Down」。
そしてSDJ初のアルバムからのオリジナル曲「Born For You」。

アンコールはやはりこの曲「感謝の歌」
歌鈴ちゃんもステージに一緒にあがってくれた。
実は本番前に歌鈴ちゃんが村上リーダーのところに行って、一緒に歌ってもいいですか?って直談判したんだよ。
本当に胸がキュッとなる気持ちでいっぱいだった。
10年の時間の流れは、そのまま歌鈴ちゃんの成長そのものでもあるわけで、立派に成長をしている姿を見ると
本当に嬉しい。

今回もたくさんのシンガーやミュージシャンの皆さんも観に来ていただいており、
いつかその中から出演してくれる人も出てくるのではないかな。

Pass It On、受け継いで渡していくことができればと心から誓う、そんな素晴らしい夜だった。








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