今夜はブルーノートでWARのライブを観てきた。
実はWARのライブは初めて。
結果、めちゃくちゃ良いライブ、楽しいライブだった。
WARは現在はオルガンのロニー・ジョーダン率いるWARと、リー・オスカーら他オリジナルメンバーによるLowrider Bandと分裂をしている。
まあ、ソウルやファンク、ジャズでは割とよくあるケースで、分裂というより暖簾分けみたいなこともある。
オハイオ・プレイヤーズとかは暖簾分けぽかった。
今夜観たのはロニー・ジョーダン率いるWARなので、オリジナルメンバーはロニーのみだが、
実に素晴らしいライブだった。
ロニーは歌って、オルガン弾いて、踊って、お客さん煽ってと、
根っからのサービス精神旺盛な人で、ラリー・グラハムに通じるものがあると思った。
「Cisco Kid」「Slip Into The Darkness」「All Day Music」「Spill The Wine」など
彼らの有名曲、ヒット曲を連発でどれも素晴らしかったし、
大好きなファンクナンバーの「Galaxy」もしっかりやってくれて最高だった。
もちろん「Lowrider」も!
客席は往年のディスコ時代からのファンから、おそらくヒップホップを通じてたどり着いたような若者も。
あとバブルっぽい人たち(失礼!)が立って踊りまくってて、ちょっと面白かった。
音楽的には、西海岸ならではの陽気なノリだが、チカーノ、ラテンの要素も混ざってきたりするし、
やはりサックス+ブルースハープの組み合わせが特徴だなあと感じた。
ロニーは決して歌も鍵盤もめちゃ上手いわけじゃないけど、彼のスタイルがちゃんとあって、
バンドがそこを中心に完成されてて素晴らしかった。
あ、ギターはもうちょっとガツン!と行って欲しい気もしたが。
WARといえば、ファンカティアーとして忘れてならないのは、
あのジミヘンが亡くなる前夜、つまり最後のライブとなったのがロンドンでのWAR(当時はエリック・バードン&WAR)ライブに飛び入りしたという事実。
かつてはそんな音源は海賊版で高い値段で買うしかなかったが、今はなんでもYouTubeにある・・・。
エリックとロニーがジミのことを語る映像もあった。
2017年5月17日水曜日
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