2012年1月30日月曜日

Welcome Back D'Angelo!

ディアンジェロ復活。
そんな印象を強烈にのこす復活だ。

YouTubeに既に色々と動画がアップされており、
観る限り最新のヨーロッパツアーは
順調に進みつつあるみたい。
いったい何年ぶりのライブなのかな。
少なくとも10年以上?
Voo Dooツアー以来とすれば、12年とかそんな感じかな。

新曲も織り交ぜた内容で、全然衰えていないようだ。

勿論「Voo Doo」からの曲もあるし、
面白かったのはファーストのヒット曲
「Brown Sugar」を80年代のプリンス調にアレンジしているもの。
原曲の雰囲気をガラっと変え、
ファンク色に染め上げている。



しかも!会場にプリンス本人が居たとか居ないとか。

ディアンジェロには、スライみたいにはなってほしくない。
いや、スライを愛しているからこそ辛口に書いてしまうけど、
やっぱり、魔法が解けてしまったようなスライとは違い、
まだディアンジェロには「何か」があると思う。

プリンスを引き合いに出すのは悪いかもしれないけど、
独自の路線を切り開くプリンスのようになれると思うのだ。

そして、是非日本に来てほしい。
日本の全R&Bファンが待っているはずだ。

2012年1月27日金曜日

Spirit In The Dark

アレサ・フランクリンの、
今となっては伝説の
フィルモアイーストでのライブ映像を
初めて観た。

これはスゴい。
音源はそもそもライブ盤として出ていたし、
数年前にはコンプリート盤としいぇ
アメリカのライノから限定版リリースもあった。

映像はあいにく白黒で、
まるで監視カメラの切り替えのよう代物だが、
「そうか、このときアレサはこうしてたのか!」
みたいな感動というか、ミッシングリンクが繋がる感覚が
すごくある。
興奮して思わず見入ってしまった。

アレサとレイ・チャールズの横に
ビリー・プレストンが居て、
その横にコーネル・デュプリーが居る。
なんか衝撃的すぎるショットだ。

長尺で演奏される「Spirit In The Dark」は
ソウルミュージックそのものだ。

やはりこの時代のソウルミュージックは、
極上の音楽としか言いようがない。

映像はコチラ

2012年1月26日木曜日

ブルージーに行こう!

ツイッターでもちょっと書いたんだけど、
今日の夜、新宿に少し用事があって、
南口の改札を出て降りた。

まあ、あの辺りはストリートミュージシャンも多い。
いろんなスタイルの人が居るから、
「へえー、なるほどね」なんて思いながら
通り過ぎていく。

でも今日観た彼は、
良い意味でもちょっと強烈だった。

見た目はともあれ、
繊細なハイトーンで、
まるでデトロイトメタルシティのクラウザー様に
変身をするまえの、根岸くんのような、
か細い雰囲気で、
「悩まなくていいんだよォ〜」
みたいな歌。

ゴメン、思わず吹いてしまった。。。
いちおう女の子が3人ぐらいじっと聞いてたし、
一生懸命曲作ってるんだと思う。

でも....
言わせてくれ。

悩め。
迷え。
挫折しろ。
くじけろ。
ひねくれるんだ。

そうやってブルースを抱えてごらん。
そいつはキミの中で、
まるで気まぐれな火山のように、
ときどき熱く煮えたぎったり、
ダウナーにさせてくれたりするから。

ブッダの教えじゃないけれど、
人生はブルースの連続だ。

能天気な音楽に罪はないが、
(コレはキリストの教えだが)
そもそも人間はみんな罪深く、悩ましいものだから。
だからくよくよして悩み、
間違えていいんだよ。
Go Bluesy。

あ、でも


道行くオレを思わず笑わせた点はみとめるよ!


でも、

悩めや。


それがブルース。

2012年1月25日水曜日

Living In The City

20年以上東京に住んでいるから、それなりに引っ越しを重ねてきた。
最初に住んだのは駒沢大学という駅の近く。
つまり駒大に入学したからなのだけど、親戚のおじさんが住んでいて、
そこに居候させてもらった。
ちょっと変わった作りで、一軒家なのだけど、
僕の住んだ一部屋だけ住み込み用に別の玄関があって、
そこに暮らさせてもらっていた。
駒沢は都心に近く、公園もあっていい街だったな。

その後に住んだのは、今現在、居を構えている国分寺。
中央線に住みたくて、高円寺や阿佐ヶ谷を探したのだけど、
当時はまだバブルの残り香もあって、家賃や敷金礼金も
いちいち高かった。
なので、探して探して予算内に収まる納得いく部屋があったのが、
ようやく国分寺だったというわけ。
でも、あの時にこの街に住んだから、国分寺への印象が強く残ったと思う。

その後社会人になり、やはり国分寺からの通勤が億劫になり、
世田谷に戻った。場所は代田橋。
ボロアパートで、今思うとちょっと失敗だったなと思う。
街も殺風景な環七沿いで、あまり好きになれず
2年で出てしまった。

でも世田谷の便利さは忘れられず、その後に引っ越したのが
明大前。
ここは良かった。
納得いくまで家探しをして、当時で2K、風呂トイレ別で7万円だったから、
かなりいい掘り出し物件だったと思う。
ただ日当りが悪くて、当時たくさん持っていた皮ジャンは見事にカビだらけになった…
この頃からパソコン持ったり、洗濯機も買ったり、
持ち物が増えたんだと思う。

で結婚して、将来的な事考えて次に移ったのが、
横浜の青葉台。まあ、横浜とは言えないね、あそこは。
部屋は初めての3DKで素敵だったけど、
どうにも街が馴染めなかった。オシャレで綺麗なんだけど、いい意味での猥雑さが無い。
悪く言えば、東急不動産が作りあげた街という感じ。

上の子供が出来た時に、保育園の待機児童の問題もあったんだけど、
オレたちが一生暮らす街じゃないよね、という事になり、
考えて探したのが国分寺の街だった。
交通の便も、都内をあちこち引っ越してみれば意外と便利とわかったし、
なによりこの街は人のぬくもりがすごくある。
もっと言うと、都会の中の田舎。
今思えば、わが故郷の岐阜を重ねあわせていたのかもしれない。
実際、今の家のまわりは畑や生産緑地で、とても東京とは思えないかも。

あとさっきの青葉台じゃないけど、
もともとJR=国鉄の沿線だから、大手のデベロッパーによる都市開発じゃなく、
そこに少しずつ集まった人々の集合体な感じが素敵。
だから国分寺にはチェーン店やどこにでもある店よりも、
個人商店のほうが元気よかったり、支持を得ていたりする。

「不便を楽しむ」といったら笑われるかもしれないけど、
根っからの田舎モン(これ、誇りに思ってるトコロね)としては、
都会の暮らしに飼いならされてたまるか!という思いを20年以上持って暮らしてきたし、
ここ最近特に強く思うところだったりする。

日曜に参加させてもらった子供向けのイベントでも、
さすがに洟垂れ小僧は居ないが、みんな純粋で可愛い。
都会の田舎の良さだと思う。

通勤で毎日通う都心もいい街はあるが、殺風景なビル群の中のマンションをみるたび、
自分の歌の「おまえは本当に幸せかい?」を思わず口ずさんでしまう。
人それぞれだから、それを由とするならばどうぞ!という思いだが、
僕は多分一生田舎者スピリットで行くことになるので、
適度に田舎な国分寺の街、そして岐阜の街が好きなのだ。

2012年1月24日火曜日

おいでよ!あそびの森へ

22日に国分寺の本多公民館で行われたL-Zeitさんのイベント
「おいでよ!あそびの森へ」に参加させてもらいました。
昨年同様、イベントの一番最後に出演という、
なんだかありがたい扱いでの出演。
子供たちの前で20分ほど演奏しました。

今年は最後までのこっていた子供たちが
小さな子から小学生まで幅広く、
みんな本当にいい表情。

「さあ歌のお兄さんたちの演奏だよ!」
という司会の方の声で、わーっとステージに群がり、
かぶりつき状態で、キラキラした眼で僕らを見つめてくる。

なんだか歌のお兄さんいやオジさん、緊張しました(笑)。
皆一生懸命、作ったパペットや、手作りマラカスで音楽に合わせてくれて、
楽しかった。

こちら側のコンセプトとしては、
昨年よりは少し子供向けの曲を増やしつつも、
大人も一緒に楽しんでもらうというもの。
なおかつ、よく知っている子供の曲も、あえてちょっぴり辛口(?)にアレンジ。

以下の曲を演奏しました。
1. 森の熊さん レゲエ風
2. さんぽ (となりのトトロ)
3. Stand By Me
4. つながりうた もりのおく
5. 聖者の行進

最後の「聖者の行進」ではサックスのタイラーとトランペットのESPが舞台を降りて子供たちの前で演奏。
みんな大はしゃぎしてくれました。
初めて間近で楽器を見た子もいるんじゃないかな?

この形でのイベントは今回最後らしいのですが、
また違うところで、何かできたらいいなと思います。

子供たちにもっと音楽を!

2012年1月18日水曜日

R.I.P. Jimmy Castor Bunch, E-Man!

今朝ほどツイッターで知った、Jimmy Castor Bunchの死。
まことに残念だ。
享年64歳というから、少し早すぎる。

ファンク/ソウル畑の自分たちからすると、
70年代のファンクムーブメント時期に活躍した
ちょっとB級なローカルアーティストという印象があるけど、
思わず笑ってしまうトボけた(?)歌といい、
セルフプレイ(Everything Man 、つまりE-Man)という姿勢といい、
もっと評価しても良いアーティストの一人だったなあ。

15年近く前は、まだまともにCD化もされておらず、
中古レコードはいずれも高かったのを憶えている。
Hip Hopでサンプリングソースとして定番ネタになっていたのが
大きいのだと思うけど、そう言う事云々別にしても、
Jimmyの音楽はかっこいい!



こんなライブ映像もやっぱりYouTubeにはあるのね。

そして、近年まで活動していたのは知っていたけど、
こんなちゃんとしたウェブサイトもあったのね。

ごめんよJimmy、
せめて生きてる間にもっとアクセスしたかった。
Jimmyの事を「もっと評価」するべきなのは多分、僕らみたいな連中なんだな。

R.I.P. Jimmy Castor, It' Just Begun!

2012年1月15日日曜日

1/22(日)国分寺本多公民館でミニライブやります!

昨年の1/23というから、ほぼ1年前に参加させてもらった
「見上げてごらん!ぼくらのまちにきらめく星を」
というイベント。

今度の日曜1/22に同じ主催の方(L-zeitさん)の
「おいでよ!あそびの森へ」
というイベントに参加をさせてもらいます。

つまり前回のテーマは星、宇宙。
今回は「森」がテーマという事らしい。

国分寺の本多公民館ホールで開催されます。
もちろん入場無料。
子供たちのためのワークショップがあり、
皆でお菓子の家を作ったり、色々あるようです。

このイベントが楽しいのは、国分寺のケーキ屋さんなど、
地元の方達と一緒に作るイベントってこと。
普段よく食べてるケーキ屋さんだったりするので、
一緒に子供たちのために何かをできるというのは、
本当に光栄な事です。

FREEFUNKは昨年は自分、遊佐くん、ウラッチ、タイラーの4人で参加し、
「When You Wish Upon A Star」
「The Spirit」
「犬になれ!」
「見上げてごらん夜の星を」
あたりを演奏しました。
ドラムの大きな音にビックリしている小さな子供も居たけど(笑)、
楽しんでもらえたようで何よりです。

今年は「森」がテーマなので、
そういう曲を演奏しようという事になりました。

バンド演奏で肝心なのは、あまり媚びない事(笑)。
子供向けの曲を演奏しようと思えば、色々できるけど、
テレビでよく聴く有名な曲を僕らが演奏しても仕方ない。
ちょっと背伸びな、大人も楽しめるような事を楽しく
子供たちに見せられればな、と思っています。

なので、大人になりきれない「大きなコドモ」な皆さんも、
是非遊びに来てね!

そう、子供は無限の可能性を秘めている!
大きなコドモにも、少しはまだ可能性がある!かも・・・(笑)

イベントについての詳細は以下より御確認を。
L-zeit blog

昨年書いたブログはコチラ

2012年1月9日月曜日

2012年最初のTokyo Chitlin' Cirucuit、ありがとうございました

新年最初のライブは、いきなり「Tokyo Chitlin' Circuit」
からスタートでした。
年明けで年始モードも終わりつつあるタイミングでしたので、
なかなか皆さん忙しかったかもしれませんが、来場ありがとうございました。

今回は、ORITOトリビュートでもご一緒させていただいたTOMMYさんにゲストで参加いただきました。
ライブ途中MCで池上君も言っていたような気がしますが、
このイベント、ゲストの人が一番大変です。
2つのバンドでそれぞれ歌うし、ご自身のルーツとはいえ、曲も多いし。
しかし、これまで参加いただいた皆さん、
本当にスゴいライブパフォーマンスを披露してもらっており、
非常に我がままながら観に来られるお客さんも、我々ホストバンド側も、
欲求が高まっていくという更なるムチャぶり(笑)。

しかしながらTOMMYさんには見事にこたえていただきました。
いや、想像をさらに越えるスゴいライブパフォーマンスでした!!

実は前日の夜にFREEFUNKの最終プリプロ・リハに参加をしていただいたのですが、
その時に
「こりゃスゴいライブになりそうだな。。。」
という予感がしましたよ。
なんか、仕掛けてくるよな、っていう匂いがプンプンする感じでしたから!

で、本番。
バンドで一番若いESPに照準をあて、転がしながら(?)、上手くライブを運ぶさばき方は圧巻。
久々に演奏中に笑い転げてしまうほどでした。
それでいて、星川さんのバンドでのパフォーマンスではまた違うキャラクターで、
なんというか七変化のような、歌舞伎役者のような佇まい。
先ほど書いたように、最初の出会いがORITOトリビュートで、イベントの趣旨もあってか、
かなり雰囲気が違いましたので、多分次回またご一緒する時には
別のTOMMYさんかもしれない…。
またご一緒させて下さい、TOMMYさん。

Labradoriteは池上くんが紹介してくれたのですが、
素晴らしいパフォーマンスでした。
アカペラユニットですが、ボイスパーカッションと、ベースの担当の二人がグルーブをしっかり作っており、
気持ちよかったです。
ボーカルの一人、コーへイ君とは何回か一緒に共演をさせてもらっていますが、
新たな一面をみさせてもらいました。
もう一人の看板、桃花さんも素晴らしかったです。
愛知・名古屋方面出身のお二人ということなので、そのうちアチラでもライブやりたいな。

コーヘイくんと桃花さんには別のライブでもFREEFUNKにゲスト参加をお願いしましたので、
近々そんなライブも披露できるかもしれません。ご期待ください。
あ、というかコーヘイ君はこのライブの当日が誕生日だったのでした。おめでとう!

星川さんのバンドは、もう百戦錬磨の熟練集団にして、ヤンチャ(笑)。
今回はブーガルーというのが曲名につくのを中心に集められており、
ブーガルー攻めでした。
Lou DonaldsonやJimmy McGriffなど、ジャズファンクの名手の曲から、
星川さんのオリジナルまで、徹底的にブーガルー攻め!
そのうちホントのJoe Bataan(ブーガルーの創始者?)が出てきても不思議じゃないくらいに。
毎回共演させていただくたびに、ツボを得たプレイ、本当に楽しそうなプレイスタイル、
参考になります。

そんなわけで2012年最初のTokyo Chitlin' Circuit、ありがとうございました。
次回また企画しますので、皆さん遊びに来て下さい!

2012年1月4日水曜日

2012年明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

2011年は本当に忘れ難い年となりました。
多分、これから時間が経って振り返る時に、
誰にとっても節目となるような年だったと言われるのでは?

勿論、いい2012年になる事を願うのだけど、
心の中では、実は相当激動の1年になるのではないかと思っています。
世の中も、自分にとっても。
今年で40歳になるしね。
今年の自分のキーワードは「決断」なのではないかと思っています。
男四十にして惑わず、ですから。
ま、一方では前厄なんであんまムチャしない方がいいとか。。。

さて、2011年に以下の目標をたてたので、
1年経っての自己評価。ちょっと甘め。

2011年の目標
~個人目標~
1. 行った事の無い土地、もしくは少なくとも10年以上訪れてないような土地に旅をする
→△ でも、フジロック3日間や、夏の湯布院、年末の神戸など、思い出深い旅行はいくつか出来た。

2. 毎月やっている以外で、貯金をする(金額はナイショ!)
→△ いちおう貯金出来てるけど、自分が思ってた金額にはほど遠い….

3. 部屋の片づけをして荷物を15~20%ぐらい減らす!特に自分のPC+楽器部屋
→× 減らした分増えた….

4. 毎月映画を2本は観る、もしくは年間24本
→△ 前半はいいペースだったけど後半ダメだった。

5. 革靴の似合う男になる
→○(?) 似合うかどうか別にして、よく履きました。

~FREEFUNKの目標~
6 FREEFUNK4枚目のアルバムを世に出す。CDじゃなくても配信先行でもよいので。
→× 録音ほぼ出来てるのに、まだ出せてない・・・

7. 15周年の企画を何かしら実現する(イベント、リリース何でも)
→○ Jirokichi 高円寺でやらせてもらいました!

8 東京以外の場所でのライブ、ツアーを行う
→× 諸事情で出来ませんでした。仙台の皆や大阪の皆にも会いたかった...

9. 新イベント「Tokyo Chitlin' Circuit」を年間通して定期的に行う。
→○ これは頑張った。このイベントの究極の目標は日本中がチトリンサーキットの場所となること。

10新しい曲を少なくとも10曲は作り、いずれかのライブで演奏をする
→× 家ではちょこちょこ曲作ったけど、全然披露できてないのは如何なものか…ダメ。


うーん。甘めの評価でもこれか。△なんて、本来マルじゃない時点で×だよね。
もう少しハードル下げるか(笑)。