ここのところ音楽映画三昧だが、
そんなに長く公開されないだろうと思い、ZEPよりも先に、
昨夜は吉祥寺Uplinkで
「Electric Lady Studio Vision & Atlanta Pop Festival」を鑑賞した。
数ヶ月前に発売されたジミの編集コンピアルバム
「Electric Lady Studios」にも映像はブルーレイで付属していたが、
これはやはり映画館のスクリーンで観たかったのだ。
ジミが情熱を燃やした、自分のためのスタジオ作り。
クラブを改築するにあたり、色々と難航した経緯がとてもよくわかった。
ジミのスタジオの話は、自分がジミの音楽を好きになり夢中になった頃から
認識はしていたが、
当時の認識は、スタジオを作ることしたがなかなか上手く行かず、
スタジオができた頃にジミが亡くなってしまった、という程度だった。
この映画では、なぜスタジオの製作が遅れたのか、またどういうスタジオを
目指していたのか、かなり鮮明にわかりやすく取り上げてくれている。
キーマンとなる人たち、エディ・クレイマーはじめ多くのスタッフたちの
情熱にも支えられていることを知ると、胸が熱くなった。
今もエレクトリック・レディ・スタジオは多くのミュージシャン達に愛されている。
数多くの名盤を生み出した、名門スタジオと言って良い。
初めてニューヨークに行った20代の頃、スタジオの前で写真を撮った。
もちろん中には入れないんだけど、少しばかりジミの魂に近づけたような気がした。
ミュージシャンが自らのスタジオをもち、自由に音楽制作を行う。
今では当たり前のことだけど、60年代の終わり、自らのスタジオを所有したミュージシャンは
ほとんど居なかった。
ビートルズやストーンズだって、EMIやオリンピックスタジオを使用していた時代だ。
残念ながら未完成となってしまったジミのアルバム「First Rays Of New Rising Sun」では、
何本ものギターを重ねたりした曲が多い。
溢れ出るアイデアをどんどんと形にしていたのだろう。
ジミの創造性が溢れ出てしかたないという、このアルバムと、
先のコンピ、そしてこの映画で全てが繋がって、あらためて感動をしてしまった。
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