2024年9月22日日曜日

"Maggot Brain" at Blue Note Jazz Festival

昨夜は、家族(下の娘は旅行中で不在)3人で、Blue Note Jazz Festivalへ。
久しぶりの開催は有明アリーナに会場を移し、全天候型となっての開催だった。

実はその前夜、マッキーから連絡をもらい、
ファンカデリックのマイケル・ハンプトンがマッキーのお店マッキーズ・ガンボに
遊びに来るかも、というので家族で中野で食事がてら、会いにいってきた。 ツアーの合間で疲れているかなと思ったけど、リラックスして
お客さんと色々と話していたマイケル。
久しぶりの再会がとても嬉しかった。
マイケルには色々話すこともできて良かったし、
初めてファンカデリックに参加した頃(1974年というから、ちょうど50年前!)のこと、
ギターの機材のことなどを話せた。

途中、マイケルが自分のiPhoneのお気に入りプレイリストをお店でかけたい、と
言ってくれて、かかった1曲目がジミ・ヘンドリクスの「Little Wing」だったのは、
グッときてしまった。
キース・リチャーズが1曲目にチャック・ベリーをかけるような、
ポール・マッカートニーが1曲目にバディ・ホリーをかけるような、
そんな感じだろうか。

上の娘も、P-Funkのメンバーと直接会って写真を撮るのは、
ブーツィー・コリンズ以来。
会話もできて楽しそうで良かった。

そして昨夜のBlue Note Jazz Festival。
1時間強のライブだったが、濃密で最高の選曲と演奏だった。
オープニングはいきなり「(not just) Knee Deep」。
このスタートは珍しいが、よくよく考えればこの曲のリリースから45年。
ジョージ・クリントンとしてもそのアニバーサリーも含めての
選曲だったのだと思う。

実はこの数年いやこの数十年、この曲の演奏には少し不満があった。
テンポが遅くなり、まったりとしたグルーブになっていたからだ。
2002年のフジロックでも演奏されていたが、その頃よりさらにテンポが落ちていたけど、
昨夜は45周年を意識してか、オリジナル版のタイトなグルーブとテンポになっており、
長尺のアドリブもカットされ、タイトで良かった。
でもマイケル・ハンプトンのギターソロはしっかりとフィーチャーされて、
それも素晴らしかった。

久しぶりの「Do That Stuff」や「P.Funk」演奏も素晴らしかったが、
感涙したのは「Maggot Brain」だ。
前夜にマイケルに「明日もMaggot Brainを演奏してほしいよ、10分サイズで。」
なんて話してたら、マイケルは笑いながら「いやいや」という感じだったけど、
しっかりとやってくれた!
マイケルの横でジョージが座って見守る姿を見ただけで、本当に涙が出てしまった。
この日はサングラスをかけてて良かったかも・・・。

ジャズフェスに鳴り響くマイケルの"Maggot Brain"は美しく、
ファンクもジャズもロックも超えていくような神々しさがあった。

また日本に来て、たくさん演奏をしてほしい。
そして、僭越ながら自分もこの曲はできるだけ演奏をしていたいと思った。

↓マッキーズ・ガンボでマイケル・ハンプトンと。
本当に素晴らしい人で才能あるミュージシャン!大好きだ。





















↓会場でバッタリ遭遇した、丸屋九兵衛さん、池上尚志くん!
業界人が集まると、運営や案内やらに文句が多くて、それはそれで面白い(笑)。



































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