2024年10月2日水曜日

マーク・ボランを想う

 9月30日はT.REXのマーク・ボランの誕生日だった。
存命なら77歳。喜寿だ。
もっとも、そういった事とは無縁の30歳目前で交通事故で世を去ってしまった。
中学生のときにT.REXを聴いて以来、
ずっと夢中で聴いていた。

"20th Century Boy"のイントロのギター。あれだけで打ちのめされた。
最初に買ったCDはT.REXの「電気ノ武者」=Electric Warriorだ。

誕生日、あるいは命日の9月16日近辺だったからか、SNSにはマーク・ボランの映画やエピソードがたくさん流れてきた。



中学生の時の読んだマークの伝記本にも出てきた、
TV番組「MARC」は、今やYouTubeでしっかり見る事ができる。
その点ではいい時代になったと感じる。




番組はマークの死で打ち切られてしまうが、
長年の盟友でありライバル、デヴィッド・ボウイとの共演はとても美しく儚い。
2人とも、もうこの世にはいない。
時間切れだったのか、いいところで映像というか番組が終わってしまうのが、
ある意味マーク・ボランらしく感じてしまう。

T.REXで大好きな曲はいっぱいあるんだけど、
ちょっとマイナーかもしれないがこの曲はめちゃくちゃ聴いた。
それもタイトルどおり、10代の頃に。

”10代の夢はどうなってしまったんだ”というもの悲しいバラード。
軽快なロックンロールやブギーが代名詞だったマーク・ボランの
珠玉のバラードだと思う。
グロリア・ジョーンズと結ばれた時期だから、
ソウルミュージックの雰囲気も漂わせつつ、どこか儚げな曲だ。
儚くて、玩具のように壊れてしまいそうなのが、マーク・ボランの持ち味だと思っている。


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