先日出した4曲入CDEPに「真夜中のガンボ」という曲がある。
実のところ、このCDをカタチにして出そうと思ったのが去年の秋ぐらい。
しかし収録するのに相応しい曲が足りないと思い、急ぎ作ってすぐに録音をしたのが12月のことだった。
曲の骨格は本当にパパッと1日で作り、デモもすぐに作り、
歌詞を書くときにニューオリンズファンクの楽しい感じがいいなと思って書いたのが
「真夜中のガンボ」という歌詞。
他愛もないパーティソングだけど、
FREEFUNKのツアーやライブで、ライブ終わりに美味しいガンボを食べたことを思い出して書いた。
ニューオリンズをはじめアメリカ南部の代表的なソウルフードのガンボだけど、
意外と日本で本格的なガンボを食べさせてくれるお店は数少ない。
この曲「真夜中のガンボ」のモチーフにしたお店は2つ。
1つは、もう10年近く前に閉店してしまった、船橋「月」という無国籍料理兼ライブバーのガンボ。
FREEFUNK初代ベースのGONZOが船橋在住だった縁で、年1回のペースでライブをやらせてもらっていた。
船橋って結構遠いので、ライブ終わってグダグダ皆で飲んでたら、あっという間に終電を逃してしまう。
当時はバンドメンバーもお客さんも若かったから、お店の好意で朝まで結局まったりと飲んだり、
楽屋で仮眠したりしてた。
で、お腹すいたらシーフードガンボを注文して食べるのが楽しかったのだ。
マスターが亡くなってしまい、その後しばらく奥さんがお店をやられていたが、それでも閉店をしてしまった。
調べたら今でもお店のBLOGが残っていて、久々にメニューを覗くことができた。
もう1つのお店は、大阪のMagnolia。
Funky Chef伊藤さんのお店だ。
大阪にライブで行く機会が増えたタイミングでお店を教えてもらい、食べてみたらそれはもう美味しくて。
仕事でも大阪に行く時に時間がある限り、ガンボやスペアリブやチキンを目当てに食べに行った。
FREEFUNKのツアーでも、打ち上げをするために遅くまでお店を開けて待ってくれて、皆で食べたガンボの美味しかったこと。
お店は何回か移転をしたが、今はMagnoliaは空いていない。またいつか復活をして欲しいな。
そんなわけで、月でもMagnoliaでも、きまって夜中に、しかもライブも終わった真夜中に食べるガンボが恋しくて、
そのことをテーマにしたのが「真夜中のガンボ」。
2020年の今、たくさんの飲食店が経営困難な危機に陥りつつある。
大好きなあのお店、あの一品が食べたいと思うなら、可能な範囲で取り寄せたり、テイクアウトしてみるのも良いと思う。
楽しい音楽、美味しい料理とお酒。取るに足らない会話して皆で笑うこと。
ほんとうに愛おしいと思う。
さて、この連休は家に篭るつもりだけど、近所の好きなお店のテイクアウトでも買ってみようかな。
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2020年4月26日日曜日
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