先週はFUJI ROCK FESTIVALにいってきた。
もはや毎年恒例となりつつあるが、何度行ってもやはり特別で、素晴らしい。
今年は20周年という事で、お客さんも、いつもより特別感をもって参加したのではないかな?
(いちおう、いやかなり)仕事で行くのでライブが見れるのは夜以降だけだが、
いくつか見た中でも素晴らしかったのが最終日クリスタルパレスでのG.Love & Special Sauceだった。
多くのお客さんは最終日のレッチリ目当てだったと思うが、あれだけの人が集まってしまうとかなり遠くから見るライブになり、
あまり一体感は感じられない。
まあ、そうやってのんびりと聴きながら見れるのもこのフェスの醍醐味ではあるが、やはりレッチリみたいな音楽は至近距離でアーティストと一体化して盛り上がってなんぼという気もする。
その点クリスタルパレスはいい。まさに小さなライブハウスというかサーカス小屋のような狭さで、
アーティストとの距離感が近いし、お客さんの一体感も生まれやすいのだ。
G.Loveのライブを見るのは初めてだったけど、ブルースからヒップホップまで行き交う音楽性やユニークだし、
基本ブルースのある音楽が好きな自分にとっては最高のグルーヴだった。
ちなみに20周年だからFREEFUNKと同じ年数になるんだけど、
20年前は「ふーん、そういうイベントあるんだ」ぐらいの感覚だった。
で後日レポートを雑誌で読んで
「うわ、こんな悲惨な環境のライブ絶対行きたくない!」なんて思ってしまったものだが。。。
今では行かないわけにいかない!という気持ちになっている。
それもこれも、やり続けた主宰の人たちや支えた地域の皆さん(湯沢〜苗場)の気持ちと思いあってこそ。
本当に素晴らしいと思う。
そういえばちょっと前に「フジロックに政治持ち込むな」みたいな議論があったが、
あれってまさに現場に来た事の無い連中の意見だ。
たぶんネットで騒ぎたいだけの、所謂「ネット放火魔」みたいな奴らの騒動でしかない。
フジロックの現地では皆が支え合い、協力しあっている。
その中でも色々な考えの人間が集まっていて、中にはそういう政治的な話や原発の事を話しているブースもあるけど、
別にこのフェス全体がそういったテーマを掲げているわけじゃない。
その議論に参加したくなければブースを通り過ぎればいいだけのことだ。
音楽が政治的である必要は無いが、テーマとして不適切だというなら、
ジョン・レノンもボブ・ディランもフランク・ザッパもカーティス・メイフィールドもジェームズ・ブラウンもパブリック・エネミーもケンドリック・ラマーもみんな、不適切だね。
なんだか一部ではこれで最後?という噂もあったようだけど、
それは絶対にないと思う。
毎回変化をしているし試行錯誤しているから。
という事はまだ完成をみていないのだ。
日本の野外音楽フェスの先駆者として、もっともっとやってほしい事がこちらにもいっぱいあるしね。
2016年7月28日木曜日
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