音楽映画三昧は続く。
今日は日比谷のTOHOシネマズで、「Becoming Led Zeppelin」を鑑賞。
ツェッペリン初の公式ドキュメンタリー映画で、
いかにこのバンドが生まれたのかを解き明かす内容だった。
語りは全てメンバー本人のみ。
関係者の証言だとか、そういうものは一切なし。
すでに亡くなっているジョン・ボーナムも生前の貴重なインタビューを
使用していて、話の流れはまるで一緒に語っているかのように自然だった。
ということで、完成度がとても高く、
素晴らしい音楽映画だった。
観たことのない貴重な映像が素晴らしいクオリティと音質で迫ってくる。
IMAXで鑑賞したこともあり、没入感が半端なく、
途中でダレる部分が全くなかった。
今ならAIやなんかで復元や創作できてしまうものもあるだろうが、
AIには頼らなかったというのも素晴らしい。
内容的には、ジミー・ペイジがいかにこのバンドを最高のロックバンドとして
成功させようとしていたのか、すごく計算していたことが理解できた。
ジョン・ポール・ジョーンズも、ロバート・プラントも、
率直に当時のことを話しているのも印象的だった。
映画はツェッペリンのデビューが大成功となり躍進を初めて行くところで終わる。
これはもしかすると、いずれ続編もあるのではと思った。
是非期待したいところだ。
明日からしばらくZEP三昧となりそうな予感。
2025年10月5日日曜日
2025年9月28日日曜日
映画「Electric Lady Stusios Vision」鑑賞
ここのところ音楽映画三昧だが、
そんなに長く公開されないだろうと思い、ZEPよりも先に、
昨夜は吉祥寺Uplinkで
「Electric Lady Studio Vision & Atlanta Pop Festival」を鑑賞した。
数ヶ月前に発売されたジミの編集コンピアルバム
「Electric Lady Studios」にも映像はブルーレイで付属していたが、
これはやはり映画館のスクリーンで観たかったのだ。
ジミが情熱を燃やした、自分のためのスタジオ作り。
クラブを改築するにあたり、色々と難航した経緯がとてもよくわかった。
ジミのスタジオの話は、自分がジミの音楽を好きになり夢中になった頃から
認識はしていたが、
当時の認識は、スタジオを作ることしたがなかなか上手く行かず、
スタジオができた頃にジミが亡くなってしまった、という程度だった。
この映画では、なぜスタジオの製作が遅れたのか、またどういうスタジオを
目指していたのか、かなり鮮明にわかりやすく取り上げてくれている。
キーマンとなる人たち、エディ・クレイマーはじめ多くのスタッフたちの
情熱にも支えられていることを知ると、胸が熱くなった。
今もエレクトリック・レディ・スタジオは多くのミュージシャン達に愛されている。
数多くの名盤を生み出した、名門スタジオと言って良い。
初めてニューヨークに行った20代の頃、スタジオの前で写真を撮った。 もちろん中には入れないんだけど、少しばかりジミの魂に近づけたような気がした。
ミュージシャンが自らのスタジオをもち、自由に音楽制作を行う。
今では当たり前のことだけど、60年代の終わり、自らのスタジオを所有したミュージシャンは
ほとんど居なかった。
ビートルズやストーンズだって、EMIやオリンピックスタジオを使用していた時代だ。
残念ながら未完成となってしまったジミのアルバム「First Rays Of New Rising Sun」では、
何本ものギターを重ねたりした曲が多い。
溢れ出るアイデアをどんどんと形にしていたのだろう。
ジミの創造性が溢れ出てしかたないという、このアルバムと、
先のコンピ、そしてこの映画で全てが繋がって、あらためて感動をしてしまった。
そんなに長く公開されないだろうと思い、ZEPよりも先に、
昨夜は吉祥寺Uplinkで
「Electric Lady Studio Vision & Atlanta Pop Festival」を鑑賞した。
数ヶ月前に発売されたジミの編集コンピアルバム
「Electric Lady Studios」にも映像はブルーレイで付属していたが、
これはやはり映画館のスクリーンで観たかったのだ。
ジミが情熱を燃やした、自分のためのスタジオ作り。
クラブを改築するにあたり、色々と難航した経緯がとてもよくわかった。
ジミのスタジオの話は、自分がジミの音楽を好きになり夢中になった頃から
認識はしていたが、
当時の認識は、スタジオを作ることしたがなかなか上手く行かず、
スタジオができた頃にジミが亡くなってしまった、という程度だった。
この映画では、なぜスタジオの製作が遅れたのか、またどういうスタジオを
目指していたのか、かなり鮮明にわかりやすく取り上げてくれている。
キーマンとなる人たち、エディ・クレイマーはじめ多くのスタッフたちの
情熱にも支えられていることを知ると、胸が熱くなった。
今もエレクトリック・レディ・スタジオは多くのミュージシャン達に愛されている。
数多くの名盤を生み出した、名門スタジオと言って良い。
初めてニューヨークに行った20代の頃、スタジオの前で写真を撮った。 もちろん中には入れないんだけど、少しばかりジミの魂に近づけたような気がした。
ミュージシャンが自らのスタジオをもち、自由に音楽制作を行う。
今では当たり前のことだけど、60年代の終わり、自らのスタジオを所有したミュージシャンは
ほとんど居なかった。
ビートルズやストーンズだって、EMIやオリンピックスタジオを使用していた時代だ。
残念ながら未完成となってしまったジミのアルバム「First Rays Of New Rising Sun」では、
何本ものギターを重ねたりした曲が多い。
溢れ出るアイデアをどんどんと形にしていたのだろう。
ジミの創造性が溢れ出てしかたないという、このアルバムと、
先のコンピ、そしてこの映画で全てが繋がって、あらためて感動をしてしまった。
2025年9月23日火曜日
音楽映画三昧
先日のピーター・バラカン・ミュージック・フィルム・フェスティバルに続いて、
音楽映画を立て続けに鑑賞している。
まず先週の土曜に観たのは、ミシェル・ルグランの映画。
ルグランの生涯を結果的に描いたドキュメンタリーで、
素晴らしい作品だった。
ルグランの功績を讃えつつも、舞台裏の彼の姿も捉えていて、
リハーサルで苛立つシーンなどはとても興味深かった。
それも含めて自分なんだ、というルグランからのメッセージだろうか。
東京JAZZとブルーノートで、ルグランのライブを体験できたことは
本当によかった。
年齢をかさねてもなお衰えなかった音楽家としての魂を、
間近で観ることができたのは何にも代え難い経験だ。
日曜にはDisney+で「SLY LIVES」を観た。
ようやく日本でも配信になったので、しっかりと脳裏に刻むべく観た。
こちらもルグラン同様、スライの功績への賛辞だけでなく、
天才の苦悩やスランプ、トラブルを描いていて内容がよかった。
やや目まぐるしい展開になるところもあったけれど、
全体としては良い出来と思う。
これこそ映画館の大きなスクリーンで体感したい一本だ。
そして今日は、やはりバラカンさんの音楽映画フェスで、
マリアンヌ・フェイスフルの短めのドキュメンタリーを観た。
若い頃の可憐で美しい姿も良いが、歳を重ねてからの
マリアンヌもかっこいい。
1990年代の初頭だったか、渋谷のクラブクアトロで彼女のライブを観た。
ギター一本だけのバックだったけれど、
それがかえって歌の説得力を増していたように思う。
黒いタイトなニットだかを着ていて、
歌って呼吸をするたびに胸が揺れ、
妙にドキドキしたのを覚えている。
声はしゃがれ、顔も皺が増えた中年のマリアンヌだったが、
それまで重ねてきた経験や人生が凝縮されたような、
凄みのある佇まいに圧倒された。
この後も、音楽映画が続くので楽しみだ。
今週からはLED ZEPPELINの映画も公開が始まるし、
THE WHOの「KIDS ARE ALRIGHT」、 ジミヘンのElectric Lady Studioに関する映画(これは以前の編集CDに付属していた)など、
自分の大好きなアーティストたちの映画が続々と公開になるので、
手際よく時間を作って観に行かないとと思っている。
大抵は2週間も公開されるとあとは早朝か、レイトショーのみに
なってしまうだろうから。
音楽映画を立て続けに鑑賞している。
まず先週の土曜に観たのは、ミシェル・ルグランの映画。
ルグランの生涯を結果的に描いたドキュメンタリーで、
素晴らしい作品だった。
ルグランの功績を讃えつつも、舞台裏の彼の姿も捉えていて、
リハーサルで苛立つシーンなどはとても興味深かった。
それも含めて自分なんだ、というルグランからのメッセージだろうか。
東京JAZZとブルーノートで、ルグランのライブを体験できたことは
本当によかった。
年齢をかさねてもなお衰えなかった音楽家としての魂を、
間近で観ることができたのは何にも代え難い経験だ。
日曜にはDisney+で「SLY LIVES」を観た。
ようやく日本でも配信になったので、しっかりと脳裏に刻むべく観た。
こちらもルグラン同様、スライの功績への賛辞だけでなく、
天才の苦悩やスランプ、トラブルを描いていて内容がよかった。
やや目まぐるしい展開になるところもあったけれど、
全体としては良い出来と思う。
これこそ映画館の大きなスクリーンで体感したい一本だ。
そして今日は、やはりバラカンさんの音楽映画フェスで、
マリアンヌ・フェイスフルの短めのドキュメンタリーを観た。
若い頃の可憐で美しい姿も良いが、歳を重ねてからの
マリアンヌもかっこいい。
1990年代の初頭だったか、渋谷のクラブクアトロで彼女のライブを観た。
ギター一本だけのバックだったけれど、
それがかえって歌の説得力を増していたように思う。
黒いタイトなニットだかを着ていて、
歌って呼吸をするたびに胸が揺れ、
妙にドキドキしたのを覚えている。
声はしゃがれ、顔も皺が増えた中年のマリアンヌだったが、
それまで重ねてきた経験や人生が凝縮されたような、
凄みのある佇まいに圧倒された。
この後も、音楽映画が続くので楽しみだ。
今週からはLED ZEPPELINの映画も公開が始まるし、
THE WHOの「KIDS ARE ALRIGHT」、 ジミヘンのElectric Lady Studioに関する映画(これは以前の編集CDに付属していた)など、
自分の大好きなアーティストたちの映画が続々と公開になるので、
手際よく時間を作って観に行かないとと思っている。
大抵は2週間も公開されるとあとは早朝か、レイトショーのみに
なってしまうだろうから。
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