8月15日を少し過ぎてしまったけれど、
敗戦から80年という節目は、とても大きなことなので書き記しておく。
日本にとって8月は鎮魂の季節だ。
広島、長崎の原爆投下。8月15日の敗戦。
5年前の、敗戦75年のタイミングでも書いたことだが、
自分が今の年齢になってみて、戦争はついこないだの出来事だったのだと思うようになった。
自分が生まれた1972年は、敗戦からたったの27年後のこと。
今の自分の時間感覚で言えば、そんなに古いことではない。
あの有名な横井庄一さんがグアムから帰国した年であり、
沖縄がアメリカの占領下から日本に復帰した、そんな時代だ。
戦争がまだ終わったわけではなかったことが、よくわかる。
しかし、80年経ち当時のことを知る人たちも少なくなってきている。
入れ替わるように、人々を煽り、排外主義や核兵器保有を主張する連中も出てきた。
大したことない、などとたかを括っていては、
あっという間に世の中の空気は変わってしまうことだろう。
戦争や核兵器など最悪だ。
アメリカの大統領は、ノーベル平和賞がほしいからか、
ウクライナとロシアの停戦に乗り出しているが、
当事者のウクライナ抜きで領土交換だの和平調定だのと、
かなりいい加減なことをやっている。
その一方で世界最大の核兵器保有国で、原爆を唯一実戦に投入した国だ。
日本は自分たちが戦争で起こしてしまったことを直視し、
語り続けなくてはいけないし、
原爆や無差別の爆撃で多くの市民が死んだと言うことを、
ずっと言い続けていくべきだと思う。
5年前も日記に記した、玉音放送。
実際、国民の多くはその内容がすぐに理解できなかったという。
放送の後に、解説・補足の説明があり、
それで初めて敗戦を受け入れることを知ったという。
戦争のことは、これからもずっと語り続け、こうして記していかなくてはいけない。
激しく変わる世界情勢の中で、これから先も日本は迷走することなく、
平和を大事にしていく国であってほしい。
2025年8月17日日曜日
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