こんな風にレコード店でアルバムを予約するなんて、久々の感覚で楽しい。
高校生の、10代のころのようなワクワクする感覚だ。
音源は既にApple Musicでヘヴィローテーション中だが、やはりアナログレコードに針を落とし、
じっくりと音楽と向き合って聴くのって良い。
我が家の30年選手ぐらいのTechnicsのターンテーブルも、YAMAHAのNS-10モニターもいまだに現役。
こういう定番って強いなと思う。
そしてそんな定番機材より遥かに長い歴史を持つストーンズの、 なんという躍動感!
ミック・ジャガーは80歳、キース・リチャーズもまもなく80歳、”若手”のロン・ウッドでさえ76歳。
まだまだROCKできるんだということを見せてくれた。
チャーリー・ワッツの不在は寂しいが、それでも続いていくストーンズの転がり方は、
他の多くのロックバンドの指針になるんだろう。
もっとも、そこに辿り着く前に活動を終えたり、亡くなってしまう人もいるわけで、
彼らストーンズは別格なんだという気もする。
王道のストーンズ・サウンドのような仕上がり方だけど、こういうところは
今回プロデューサーに抜擢されたアンドリュー・ワットの功績が大きいと思う。
33歳だというから、ミックたちからすれば息子よりも若い。孫の世代に近いかもしれない。
アルバム最後のマディ・ウォーターズの「Rollin' Stone Blues」カバーは前作の「Blue & Lonsome」も感じさせるが、
バンド名の由来となった曲で締めくくるなんて、
意味深にも感じさせるけど、昨夜観たTBSの独占インタビューでミックは、そういう意図はないと話してた。
来年にはツアーもやるというから、
是非その流れで日本でもライブをやってほしい。
10代の頃にそうしたように、毎日のように通うつもりでいる。
アルバムのボリュームも50分足らずで、1枚のレコードに収まるちょうど良い長さ。
これは機会があれば是非アナログ盤で聴いた方がよい音楽だ。
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