チック・コリアが亡くなってしまった。
SNSでも積極的に発信をしていたので、まだまだ元気なのだと思っていたが、
癌がみつかったあと亡くなってしまったようだ。
僕が好きなチックの演奏は、やはり「Return To Forever」や「Crystal Silence」あたりの作品、
グループとしての「Return To Forever」の時代あたりだが、
60年代後半にマイルス・デイビスのバンドで演奏したチックもすごく強烈な印象で好きだ。
ワイト島のフェスでのライブは映像化されており、チック・コリアとキース・ジャレットという2人の鍵盤奏者が火花散らす(そしてそれを制御するマイルス!)が、最高のライブだ。
キースのエレクトリック・ピアノと、チックの歪んだクラビネットの音色。
最高にかっこいい。
60年代末から70年代にかけて、ジャズが電気化、変化をしていく時代を築いた偉大なプレイヤーだった。
個人的な思い出としては2年前の東京Jazz出演に際して、仕事の一環でチックのオリジナルTシャツを作らせてもらったときのこと。
マネジャーを通してのやりとりだったけど、チック本人も気に入ってくれたとの言葉は嬉しかった。
間接的にでも関われたことは嬉しい。
チックの生前最後に残した言葉。なんども読み返してしまう。
素晴らしい偉大なアーティストだった。
“I want to thank all of those along my journey who have helped keep the music fires burning bright. It is my hope that those who have an inkling to play, write, perform or otherwise, do so. If not for yourself then for the rest of us. It’s not only that the world needs more artists, it’s also just a lot of fun.
私の旅をとおして、音楽の炎を明るく灯し続けることに協力してくれた全ての人に感謝したい。
私の願いは、演奏や作曲、パフォーマンスなどをしたいという思う人達に、そうしてほしいということ。
自分のためでなくとも、ほかの人達のために。
世界にはもっとアーティストが必要ということだけでなく、それは本当に楽しいものなのだから
“And to my amazing musician friends who have been like family to me as long as I’ve known you: It has been a blessing and an honor learning from and playing with all of you. My mission has always been to bring the joy of creating anywhere I could, and to have done so with all the artists that I admire so dearly—this has been the richness of my life.”
そして、知っている限りの、私にとって家族のような存在だった素晴らしいミュージシャンの友人たちへ。
皆さんから学び、皆さんと一緒に演奏できたことは幸せであり、名誉なことでした。
私の使命は、いかなる場所でも私に出来うる創作の喜びをもたらすこと、そして私が心から尊敬するアーティストたちと一緒にそれを実現すること、これが私の人生の豊かさでした。
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