2021年2月13日土曜日

Chick Corea, Return to Forever...

チック・コリアが亡くなってしまった。
SNSでも積極的に発信をしていたので、まだまだ元気なのだと思っていたが、
癌がみつかったあと亡くなってしまったようだ。

僕が好きなチックの演奏は、やはり「Return To Forever」や「Crystal Silence」あたりの作品、
グループとしての「Return To Forever」の時代あたりだが、
60年代後半にマイルス・デイビスのバンドで演奏したチックもすごく強烈な印象で好きだ。
ワイト島のフェスでのライブは映像化されており、チック・コリアとキース・ジャレットという2人の鍵盤奏者が火花散らす(そしてそれを制御するマイルス!)が、最高のライブだ。


キースのエレクトリック・ピアノと、チックの歪んだクラビネットの音色。
最高にかっこいい。

60年代末から70年代にかけて、ジャズが電気化、変化をしていく時代を築いた偉大なプレイヤーだった。

個人的な思い出としては2年前の東京Jazz出演に際して、仕事の一環でチックのオリジナルTシャツを作らせてもらったときのこと。
マネジャーを通してのやりとりだったけど、チック本人も気に入ってくれたとの言葉は嬉しかった。
間接的にでも関われたことは嬉しい。

チックの生前最後に残した言葉。なんども読み返してしまう。
素晴らしい偉大なアーティストだった。


“I want to thank all of those along my journey who have helped keep the music fires burning bright. It is my hope that those who have an inkling to play, write, perform or otherwise, do so. If not for yourself then for the rest of us. It’s not only that the world needs more artists, it’s also just a lot of fun.

私の旅をとおして、音楽の炎を明るく灯し続けることに協力してくれた全ての人に感謝したい。
私の願いは、演奏や作曲、パフォーマンスなどをしたいという思う人達に、そうしてほしいということ。
自分のためでなくとも、ほかの人達のために。
世界にはもっとアーティストが必要ということだけでなく、それは本当に楽しいものなのだから


“And to my amazing musician friends who have been like family to me as long as I’ve known you: It has been a blessing and an honor learning from and playing with all of you. My mission has always been to bring the joy of creating anywhere I could, and to have done so with all the artists that I admire so dearly—this has been the richness of my life.”

そして、知っている限りの、私にとって家族のような存在だった素晴らしいミュージシャンの友人たちへ。
皆さんから学び、皆さんと一緒に演奏できたことは幸せであり、名誉なことでした。
私の使命は、いかなる場所でも私に出来うる創作の喜びをもたらすこと、そして私が心から尊敬するアーティストたちと一緒にそれを実現すること、これが私の人生の豊かさでした。

2021年2月2日火曜日

「京王線は語りかける 2021 Remix」

今日から2月。もう少しで、コロナウイルスによって世界が変わってしまった時期から1年になろうとしている。
新年にも書いたけれど、去年は色々と大変だったし今年もまだ続くと思うが、乗り越えていきたいものだ。


今年はFREEFUNKの25周年なので、本当はライブからスタートしたかったけれど、
作戦変更で配信リリースから。 20年前の曲「京王線は語りかける」のリミックスを配信リリースをする。
FREEFUNKの2001年に出した、最初のCDの収録曲だ。
奇跡的に?当時ハードディスクレコーダーに録音した音源がマルチで残っており、それをせっせとオーディオファイル化して、
ミックスからやり直してみた。

当時の自分の拙い歌や歌詞は少々恥ずかしい部分もあるけれど、それも含めてやってきたことだから、
そのまま聴いてもらおうと思い、歌い直しや演奏のし直しは一切なし。
ただしミックスは当時のレコーダー(KORG D16)に内蔵されていたエフェクターだけでやっていたので、
だいぶしょぼいので全部やり直した。
音像も鮮明になり、メンバーの頑張っている演奏が伝わって来ると思う。

配信は2月5日からスタート予定。
そしてその前の夜にYouTubeにPVをアップ予定。
当時のライブ写真なんかを使って、改めて映像を作ってみた。
20年越しのプロモーションということで、マイペースなバンドらしい時間軸の話だけれど、
今のこのコロナの時代に妙にフィットする歌詞は、たとえ拙く青臭くても、メッセージを感じてくれるのではないかと思う。

ということで、YouTubeでの配信はコチラから。



ぜひ皆さん観てね。

そして配信はコチラから。
主要な配信ストアではほぼ聴けるので、ぜひ聴いてみてください。