休みの日を利用して、話題の音楽映画「約束の地、メンフィス〜テイク・ミー・トゥ・ザ・リバー〜」を観てきた。
ブルースやソウルミュージックの生誕の、メンフィスを舞台に新旧のミュージシャン、ラッパーによるコラボレーションを記録した内容で、とても良かった。
映画の撮影はセッションを重ねながら進んでいたようで、撮影中に亡くなってしまった伝説的なシンガーやミュージシャンも多い。
ボビー・ブランド、オーティス・クレイ、ヒューバート・サムリンなど。。。。
一方、ボビー・ラッシュやウィリアム・ベル、メイヴィス・ステイプルズなどまだまだ現役バリバリの活躍をしている人たちもいて、観ているだけで幸せな気分だった。
ボビーはずいぶん前のブルースフェスで観たっきりだが、いまだ元気そうで何よりだ。
メイヴィスも声は少し枯れてしまったが、気のいいオバちゃん(お婆ちゃんか!?)そのまんまで、なんだか微笑ましい。
もっとも歌えば最高で、常にマイ・フェイバリットシンガーだ。
70年代のステイプルズ・シンガーズのアルバムは何百回と聴いたことか。
自分はステイプルズの「Be Altitude」と言う大傑作アルバムでとりわけマスルショールズに興味を持った記憶がある。
スタックス、ハイレコードにサン等、名だたる名門レーベルがひしめくメンフィスは、聖書風に言えばまさに神が音楽を愛する人々に与えた「約束の地」かもしれないし、
イスラム教風に言うなら、一度は訪れるべき「聖地」かもしれない。
そういう自分もまだ訪れた事がないので、生きてるうちには必ず行かなきゃ。
ブルーズ、ソウルの伝説的なシンガー、プレイヤーから若い世代に受け継いでいく音楽のバトン。
”Pass It On"の感覚そのものだった。
近年はこうした音楽ドキュメンタリー映画で良質なものが増えている。
まだ現役世代が存命のうちに、色々話を聞いたり、記録を残してくれたら嬉しいことだ。
映画の公式サイトはコチラ。
映画の中でも印象的だったメイヴィスが歌った曲はこれ。
お父さんのポップス・ステイプルズのギター、本当にすごい。
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