ファンカデリックの名曲「Standing On The Verge Of Getting It On」の
あの有名なギターリフの元ネタが、
シカゴブルース界きっての名シンガー/ハーモニカプレイヤー
ジュニア・ウェルズの
「Galloppong Horse A Lazy Mule」から影響である事が、
河地依子さんの著作「P.FUNK」で触れられている。
是非「オリジナル」のジュニア・ウェルズを聴いてみてほしい。
そりゃもうカッコイイ!!
ファンカとは雰囲気は違うが、勢いのあるグルーブ感は共通するのではないだろうか。
そして、あまり触れられる機会がないけど、もう一つ触れるとするなら、
ファンカデリックはもう1曲、「戴いてしまって」いる(笑)。
それは、バディ・マイルズの1971年の曲、その名も「Joe Tex」!
ぶっちゃけイントロそのまんまでしょ、これ。
本家(?)のバディの曲中には、ジミヘンまんまのギターリフが入っているのが可笑しい。
そりゃそうだよね、バンド・オブ・ジプシーズで一緒にやった仲間同士なんだから。
しかしなんでこの曲を「Joe Tex」と名付けたのだろう?
そこが気になる。
ジョー・テックスといえば、南部の「よりイナタい」JBというイメージがある。
初期はどちらかといえばバラーディアー、そして70年代以降はジャンプナンバー〜ファンク/ディスコまで活躍した人だ。
バディにとってのジョー・テックスが何だったのか、ちょっと知りたい。
もしかしてバックバンドを努めていたのかな?
さてさて、話は戻るけど。ファンカデリックというかジョージ、なかなか大胆不敵ですな(笑)。
いや、ジョージはあまり曲作りに関与していなかったのかもしれない。
エディ・ヘイゼルやビリー・ベースがおそらくスタジオでセッションをしながら作った曲と思われるから、
元々何かにインスパイアされて初めたものだとしても不思議ではない。
しかし何はともあれ、ジュニア・ウェルズにバディ・マイルズを「パクった」なんて思うべからず。
いまや彼らの「Standing On The Verge OF Getting It On」は、
ファンカティアーのスタンダードナンバーなのである。
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