2024年11月12日火曜日

FREEFUNK 年内最終便

日曜はFREEFUNKの年内最後のライブ。
色々手違いというか段取り不備もあって、
例年12月に年末締めくくりライブをやってたのだけど、
今年は無し。
とても申し訳ない気持ちと、ちょっと寂しさもある。
今年はFREEFUNKでクリスマス・ソングを演奏する機会がない・・・。

ということで、来年の2月11日に渋谷nobで、
FREEFUNKの結成29周年、そして自分の53歳の誕生日という、
あまりキリの良い数字じゃないけど祝うイベントをやることに。
日曜のライブMCでも話したけど、もうこの年齢になってくると、
そろそろ、毎年の生存確認のような、そんな感じだ。

ともあれ、建国記念の日に祝ってもらうというより、
皆でまた会えることを祝いたい。

日曜のライブは、ここ何回かセットリストが固定的だったので、
少し入れ替えてみたりした。
初めて演奏をしたORITOナンバー「懺悔の気持ち」は、
とても難しい曲で、シンプルなだけにバンドのグルーヴを歌と合わせていくのが、
かなり難易度高い曲だ。
大好きな曲で、今年のORITO SOUL REVIEWでTOMMYさんが見事に歌っていたのをみて、
自分もチャレンジしたくなった曲。
また次回も演奏をしたい。

FREEFUNK
Live at Golden Egg, Shinjuku
10 NOV, 2024

SET1
01.Funkaphonic
02. Super Duper Love
03. カセットテープ
04. 陸橋
05. 大丈夫大丈夫 [ORITO]
06. 懺悔の気持ち [ORITO]
07. 中央フリーウェイ [荒井由実]
08. Nothing Compares 2 U [Prince]
09. Humming Bird Singin’

SET2
10. Midnight Jam
11. Electric Lady
12. I Just Want To Make Love To You [Cold Blood]
13. Gimme Shelter [Merry Clayton]
14. Que Sera Sera [Sly & The Family Stone]
15. Jump & Shoot
16. Not Just Hot But Spicy
17. 自由自在

2024年11月8日金曜日

Are You Glad To Be In America?

アメリカ大統領選は、拮抗しているというメディアの情報どおりとならず、
ドナルド・トランプの大勝利だった。
8年前もそんな感じで、トランプは泡沫候補のような扱いだったから、
今回もそんな気はしていたのだけど、想像以上だった。

フェイスブックで繋がっているようなアメリカの主に音楽関連の人たちや、
ブラック系のアーティストはカマラ・ハリス支持が多かったように思う。
一方で、明確にどちらを支持するのか表明しない人も多くいるようだった。
分断が叫ばれる中で、SNSなどには書かないようにしていたのかもしれない。

また、数人の友人(ネットと音楽でのつながりのみだけど)は、
かなり明確にトランプ支持を打ち出していた。
生粋の黒人系、Pファンクが大好きというような人だ。

この辺りの感覚は、日本にいるとなかなか掴めないものなのだろう。
日本は賃金が上がらず、物価高で苦しんでいるが、
アメリカ国内でもそうした状況の人や、すごいスピードのインフレに
政府の無策を感じる人もかなりいるのだと思う。

深刻なのは、大統領となる人間が国内の分断を煽り、
敵味方のように分け隔てているやり方だ。
日本にもそんな類の総理大臣がちょっと前までいたけど、
アメリカのほうはかなり深刻に感じる。

世代や職業だけじゃなく、アメリカには人種や宗教、
それに基づく価値観にしても分断のきっかけとなるから、
さらにややこしい。
でもそれは、世界の縮図でもある。

一連の大統領選とその結果を見て、
この曲が頭に浮かんだので、ここに記しておく。

James Blood Ulmer - Are You Glad To Be In America?

2024年11月5日火曜日

クインシー・ジョーンズ

アメリカ音楽界の巨匠クインシー・ジョーンズが亡くなった。
20世紀の偉大な音楽プロデューサーの1人だった。

個人的な思い出としては、
クインシーの名前を初めて耳にしたのは、
マイケル・ジャクソンの「スリラー」そして「We Are The World」での
プロデュースを担当したあたりだ。
ちょうど自分がポップスを聴くようになった時期に、
クインシーは大御所プロデューサーという扱いだった。

暫くして、ソウルやファンク、ジャズに夢中になり
クインシーの名前を再び目にした。
とりわけ、70年代のクインシー名義のアルバムは多く聴いた。

お気に入りのアルバムはいくつかあるが、
レアグルーブとしても評価が高いのが、1974年の「BODY HEAT」あたりだろうか。



翌年リリースの「MELLOW MADNESS」あたりも良い。
レオン・ウェアの歌もフィーチャーされていたり、
錚々たるメンバーが演奏を固めていて、
時代の最先端、最高峰のプレイヤーやシンガーを集めているのがすごい。



逆に、60年代以前のジャズをプレイするクインシーは、
正直あまり聴いていなかったので、
この機会にじっくりと聴いてみようと思う。

ジャンルを超え、時代を超えて素晴らしい音楽を遺してくれた、
クインシー・ジョーンズにありがとうと伝えたい。
Thank your for beautiful music, Quincy Jones.