今日は京橋の国立映画アーカイブで、映画『Wattstax(ワッツタックス)』を観てきた。
人生のNo.1映画だ。音楽映画というジャンルに限らず、あらゆる映画でこれほど繰り返し観て、
サウンドトラックも、MCが空で言えるほど聴いたものは無い。
手元にはDVDを持っているが、映画館の大きなスクリーンで鑑賞するのが夢だった。
そんな夢を叶えてくれたぴあフィルムフェスティバルの方々、そしてピーター・バラカンさんには心から感謝と敬意を表したい。
映画を大画面で観て、改めて感じたことは、
このフィルムは極めて貴重な、1970年代のアメリカの黒人社会を捉えたドキュメンタリーということだ。
市井の人々、老若男女が思いを語ったり議論したりする。
ときおり登場するコメディアンのリチャード・プライアーは狂言回しのような役割でもあるが、
彼の話す内容もまた、この当時の社会や人々を捉えた貴重な内容だ。
初めてこの映画を観たのは19歳だか20歳だったころか。
レンタルビデオで借りて、感激をしたことを今でも憶えている。
当時は「もっとライブシーンが観たい」と思ったが、この歳になると、
あらためてドキュメンタリーの部分が素晴らしいと気づいた。
むしろ音楽と社会を同時に見せていく手法がこの映画を貴重なものにしている気がする。
何度も繰り返し観たライブシーンはどれも感動だったが、
とりわけ大好きで映画のハイライトとも言えるルーファス・トーマスのライブ。
登場するなりファンキーで最高。
「俺って決まってるー?」なんて言ってマントを広げれば、
全身ピンクのスーツだけど半ズボン。最高!
DVDで見るときはいつもニンマリしてしまうのだけど、
大きなスクリーンで、踊るルーファスを観て思わず涙が溢れてしまった。
「この人をずっと好きでよかった」とか「この人のライブをなんとか見ることできたんだな」とか。
色々な想いが巡ってしまったのかもしれない。
全然泣けるシーンでは無いが、胸に迫るものがあったのは間違いない。
登場する全てのライブが最高なのは間違いない。
映画としても絶対のおすすめ。
日本でこうして公開されるのは滅多になさそうで、
明日9月20日(水)も同じ場所で公開されるそうなので、
もしワッツタックスを未体験の人がいたら、是非大きなスクリーンで最高の音楽ドキュメンタリーを体感してほしい。
ぴあフィルムフェスティバルの公式サイトはこちら。
2023年9月20日水曜日
2023年9月12日火曜日
9月だというのにまだ暑い・・・
今年の8月は、気象観測史上もっとも暑かった2010年の記録を更新したのだそうだ。
地球温暖化もあるだろうけど、色々な条件も重なったらしくて、
とにかく暑かった。
その余波なのか、9月もまだ暑いらしい。
先週は台風もきたのでこのまま秋に突入かと思いきや、
暑さが戻ってきている。
2010年の夏といえば何をしていただろう、とMacの写真アプリを探ってみたら、
ちょうど9月11日に仙台の定禅寺ジャズフェスに参加していた。
勾当台公園のステージで、お客さんがみんなファンキーチキンを踊ってくれて嬉しかったときだ。
懐かしい写真!
そういえばこの時、つのだ★ひろさんがNHKの現地番組の企画でFREEFUNKのステージを見てくれていて、
ホーン隊が即席バンドにお声がかかったのだった。
さて、最近の暑さもあってだけど、トロピカルな音楽を聴いてテンションを上げることが多い。
具体的には1950年代から80年代ぐらいまで幅広く、
キューバン、マンボ、サルサ、ブーガルーなど・・・。
こちら方面の音楽には決して明るいわけではないのだけど、
若い頃にあまり通ってこなかったから、今聴くととても新鮮だし、
アフリカにも通じるポリリズムや、ファンクやソウル、ロックにも影響を与えたであろう音楽が面白い。
よく聴くのは、エディ・パルミエリ、ティト・プエンテ、レイ・バレット、ファニアの諸作品など。
とりわけ70年代はジャズやソウルともクロスオーバーしてきて、自分みたいな音楽嗜好の人間には楽しい。
コンピアルバムなんかでも、そういうサウンドにフォーカスした作品は多い。
これなんかは、完全にファンク。アース辺りの雰囲気も?
Eddie Palmieri / Spirit Of Love
こちらは大学生の頃のレアグルーヴ、Acid Jazz流行のころによく聴いた。
Pucho & His Latin Soul Brothers - Got Myself A Good Man
ついファンク寄りの曲が多くなるけど、この夏もっぱら好きだったのは、
このアルバムだ。
タイトルからして夏に飲みたくなるやつ。
Eddie Palmieri - Champagne
もう少し夏の気分で、なんとか乗り切っていこう。
地球温暖化もあるだろうけど、色々な条件も重なったらしくて、
とにかく暑かった。
その余波なのか、9月もまだ暑いらしい。
先週は台風もきたのでこのまま秋に突入かと思いきや、
暑さが戻ってきている。
2010年の夏といえば何をしていただろう、とMacの写真アプリを探ってみたら、
ちょうど9月11日に仙台の定禅寺ジャズフェスに参加していた。
勾当台公園のステージで、お客さんがみんなファンキーチキンを踊ってくれて嬉しかったときだ。
懐かしい写真!
そういえばこの時、つのだ★ひろさんがNHKの現地番組の企画でFREEFUNKのステージを見てくれていて、
ホーン隊が即席バンドにお声がかかったのだった。
さて、最近の暑さもあってだけど、トロピカルな音楽を聴いてテンションを上げることが多い。
具体的には1950年代から80年代ぐらいまで幅広く、
キューバン、マンボ、サルサ、ブーガルーなど・・・。
こちら方面の音楽には決して明るいわけではないのだけど、
若い頃にあまり通ってこなかったから、今聴くととても新鮮だし、
アフリカにも通じるポリリズムや、ファンクやソウル、ロックにも影響を与えたであろう音楽が面白い。
よく聴くのは、エディ・パルミエリ、ティト・プエンテ、レイ・バレット、ファニアの諸作品など。
とりわけ70年代はジャズやソウルともクロスオーバーしてきて、自分みたいな音楽嗜好の人間には楽しい。
コンピアルバムなんかでも、そういうサウンドにフォーカスした作品は多い。
これなんかは、完全にファンク。アース辺りの雰囲気も?
Eddie Palmieri / Spirit Of Love
こちらは大学生の頃のレアグルーヴ、Acid Jazz流行のころによく聴いた。
Pucho & His Latin Soul Brothers - Got Myself A Good Man
ついファンク寄りの曲が多くなるけど、この夏もっぱら好きだったのは、
このアルバムだ。
タイトルからして夏に飲みたくなるやつ。
Eddie Palmieri - Champagne
もう少し夏の気分で、なんとか乗り切っていこう。
2023年9月10日日曜日
達郎ライブ再び
7日の木曜は、NHKホールで山下達郎さんのライブ。
昨年10月にNHKホールで観て以来だけど、正直まさか1年以内にまた観れるとは思っていなかった。
昨今のシティ・ポップ再評価もあり、チケット争奪戦はますます激しいと聞いていたから、
宝くじを買うような気持ちで申し込んだのだが、
なんと2年連続でNHKホールで観れるという幸せ。
そして今回はびっくりするぐらいの良席で、前から10列めぐらいだろうか。
達郎さんの表情もよく見えるポジションで、最高だった。
今年はRCA時代のアルバムのアナログ再発もあったからか、
70年代のレパートリーも多めでとりわけ盛り上がったのは、
「Silent Scremer〜 Bomber」のメドレーだろうか。
達郎さんは「自分にとってはもう懐メロだ」みたいなことを言っていたけど、
自分の横にいた若者は一番盛り上がっていたし、
色褪せないかっこよさがあったと思う。
3時間たっぷりとライブをやってくれて、
前回もそうだったけど、これほど満足度・充実度の高いライブは他にない。
いまだに現役でアルバムを作り、ツアーをしていることもすごいが、
このクオリティを持っていることが奇跡だと感じた。
来年もきっとツアーがあると思うので、
なんとか観に行けるようにしたいな。
NHKホールはいつ見てもいい感じ。
こういう良質なホールは大事にしたい。
昨年10月にNHKホールで観て以来だけど、正直まさか1年以内にまた観れるとは思っていなかった。
昨今のシティ・ポップ再評価もあり、チケット争奪戦はますます激しいと聞いていたから、
宝くじを買うような気持ちで申し込んだのだが、
なんと2年連続でNHKホールで観れるという幸せ。
そして今回はびっくりするぐらいの良席で、前から10列めぐらいだろうか。
達郎さんの表情もよく見えるポジションで、最高だった。
今年はRCA時代のアルバムのアナログ再発もあったからか、
70年代のレパートリーも多めでとりわけ盛り上がったのは、
「Silent Scremer〜 Bomber」のメドレーだろうか。
達郎さんは「自分にとってはもう懐メロだ」みたいなことを言っていたけど、
自分の横にいた若者は一番盛り上がっていたし、
色褪せないかっこよさがあったと思う。
3時間たっぷりとライブをやってくれて、
前回もそうだったけど、これほど満足度・充実度の高いライブは他にない。
いまだに現役でアルバムを作り、ツアーをしていることもすごいが、
このクオリティを持っていることが奇跡だと感じた。
来年もきっとツアーがあると思うので、
なんとか観に行けるようにしたいな。
NHKホールはいつ見てもいい感じ。
こういう良質なホールは大事にしたい。
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