日曜のことだが、ビルボードライブで
アレクサンダー・オニールを中心としたライブを観てきた。
ゲストにはシェレル、そして目当てのアンジェラ・ウィンブッシュ。
メインはアレックスの名義だったので、事前には何となく
アレックスを中心にゲストでそれぞれが2、3曲歌うのかなという想定をしていた。
しかし、意外なまでに良い意味で裏切られた。
のっけからアンジェラ姐さんが登場し、5〜6曲は演奏したのではないだろうか。
このまま、アンジェラのショーでも十分ではないかという気持ちにすらなった。
観客をいじりながら、緩急つけて盛り上げていく。
曲をしっかり知らなかったとしても
アンジェラの見事な歌唱とライブ運びでもって
皆がその場の空気の中にぐいぐい引き込まれていく。
そういう濃厚なライブだった。
最前列の男性を二人ばかし目星を付け、一人をステージに引っ張り上げ、
ひざまつかせたり、とにかく客席をいじる(笑)。
自分だったらあんな最前列でアンジェラ姐さんと対峙する自信が無い(笑)。
次回は是非アンジェラの単独ライブを観たいと思った。
アンジェラの後にはシェレルが登場。
さっそうとした歌いこなしで、80年代の懐かしいあの雰囲気がよみがえってくる。
きらびやかなサウンド、DX7やRoland D50のようなデジタルシンセの音だな、と思った。
そういうサウンドを生バンドで駆使しながらライブをする今回のバンドもなかなか良い。
シェレルが数曲しっかり歌っていよいよ最後にアレックス登場。
さすがに歳をとったな、と思てしまったが、歌声は最後のソウルミュージック世代ともいうべき感じで、
良かった。
正直、熱烈なファンと言うわけじゃなかったのだけど、
聴いた事のあるヒット曲があるというのはやはり強い。
ただ、卓でのミックスの感じなのか、やや声がこもっているようにも思えてしまった。
ハイもローもしっかり聞こえるアンジェラと比較すると、
音の帯域が少し狭い印象。
最後にはシェレル、アンジェラも一緒に登場して盛り上がった。
正味90分以上のショーだったので、いつものビルボードライブのボリュームから言えば、
大満足だったと思う。
きらびやかな80年代後半の、
ちょっとバブルの匂いのする音楽を六本木で聴く。
そんな感じで客席もどことなく、その世代の人が点在していたように思う。
「バブル世代」はややネガティブな響きがあるが、
あの頃の音楽にはちっともネガティブな響きは無くて、
むしろとってもポジティブで華やかな気分にさせてくれる音楽だ。
今回みたいな企画性の高いライブを是非またやってほしい。
もう少し時代を後にすれば、今度はネオクラシックソウル世代にヒットするものもあるだろうし、
もう少し時代を前にすれば、80年代初頭、まだギリギリファンクバンドやコーラスグループが
活躍をしていた頃のイベントも出来るのかもしれない。
アンジェラ姐さんの単独再来日も強く要望!
2013年2月13日水曜日
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