アメリカ大統領選は、拮抗しているというメディアの情報どおりとならず、
ドナルド・トランプの大勝利だった。
8年前もそんな感じで、トランプは泡沫候補のような扱いだったから、
今回もそんな気はしていたのだけど、想像以上だった。
フェイスブックで繋がっているようなアメリカの主に音楽関連の人たちや、
ブラック系のアーティストはカマラ・ハリス支持が多かったように思う。
一方で、明確にどちらを支持するのか表明しない人も多くいるようだった。
分断が叫ばれる中で、SNSなどには書かないようにしていたのかもしれない。
また、数人の友人(ネットと音楽でのつながりのみだけど)は、
かなり明確にトランプ支持を打ち出していた。
生粋の黒人系、Pファンクが大好きというような人だ。
この辺りの感覚は、日本にいるとなかなか掴めないものなのだろう。
日本は賃金が上がらず、物価高で苦しんでいるが、
アメリカ国内でもそうした状況の人や、すごいスピードのインフレに
政府の無策を感じる人もかなりいるのだと思う。
深刻なのは、大統領となる人間が国内の分断を煽り、
敵味方のように分け隔てているやり方だ。
日本にもそんな類の総理大臣がちょっと前までいたけど、
アメリカのほうはかなり深刻に感じる。
世代や職業だけじゃなく、アメリカには人種や宗教、
それに基づく価値観にしても分断のきっかけとなるから、
さらにややこしい。
でもそれは、世界の縮図でもある。
一連の大統領選とその結果を見て、
この曲が頭に浮かんだので、ここに記しておく。
James Blood Ulmer - Are You Glad To Be In America?
0 件のコメント:
コメントを投稿