2013年8月15日木曜日

R.I.P. Fujio Yamaguchi

終戦記念日の今日届いた、悲しい知らせ。
ダイナマイツ~村八分そしてソロと長きにわたり
活躍をしてきた山口冨士夫さんが亡くなったとのこと。

高校生になる頃にストーンズが好きになり、日本でそういうバンド居ないのかなと
探し当てたなかでも最高に際立っていたのが村八分だった。
といっても既に解散したバンドであり、その中心人物の冨士夫氏が新たに結成したバンドが
ティアドロップスという事を当時の雑誌「宝島」で読んだ。
で、インディーズでシングルが出ていたので買って聴いて、一発でファンになったなあ。

高校生の頃にライブも観に行った。
名古屋大須のElectric Lady Landだったかな。
ドラムはなぜか佐瀬さんじゃなくてチコ・ヒゲ氏だったのを憶えている。

18歳で東京に出てきて最初に観たライブは江戸アケミの追悼ライブだったのだけど、
その時も異彩をはなつ存在感と演奏だった。

そして、なんというか近寄りがたい存在感。
普段この人何して暮らしてるんだろ?という絶世の存在。
THE FOOLSの10周年ライブも法政大学まで見に行ったのだけど、
休憩の合間とかに冨士夫さんは普通にトイレとかに居たりして、
でも目の前にいる冨士夫さんには、
とても怖くて話しかけられなかった(笑)。
いまやそういうタイプのアーティストって居なくなってしまったような気がする。

ブルージィーなロックンロールギターを弾かせたら、ほんとにピカイチだった。
村八分も解散せずに粘りよく続くバンドであったなら、
ワールドクラスの評価を受けていてもおかしくなかったはずだ。
というか、もっと日本国内で評価もされてほしい一人だ。

考えてみれば彼はあの戦争が生んだ戦争孤児の一人だったわけで、
一貫して戦争を仕掛けようとする政治家への批判、
原発への批判を続けていた。
終戦記念日にこの知らせが届いたのは、
冨士夫さんからの最後のメッセージだったのかも、しれない。

R.I.P. Fujio Yamaguchi…. おさらば。。。

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